あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 岡田准一


軍師官兵衛 第23回「半兵衛の遺言」

2014年6月 08日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

今回の内容を見て改めて感じるのがこの時代の過酷な状況です。時代の流れを読みながら正しいと思って動いた荒木村重は結果的に毛利の援軍が来ることもなく逃亡することになり、それによって一族がすべて根絶やしにされてしまいます。だしを演じる桐谷美玲もここまでかなり露出していましたが、これで終了でしょう。

荒木村重の妻という役がここまで登場した背景はきっとこの後に明らかになるのではないかと思っています。例えば、キリシタンになるきっかけを与えてくれたのがだしだった、等。全く関係なく単に露出していただけなら、演出家が桐谷美玲のファンか、美女であったという話を盛り立てただけだったのか、いずれにせよ悲しいことです。

救い出された官兵衛は信長から許され、光や松寿丸と感動の再会を果たします。男の子の父親として思わず感情移入してしまい、涙ぐんでしまいました。松寿丸役の若山耀人くんはかなり素晴らしい演技をしていて、これからこれまでの子役のように、どんどん活躍していくのではないかと思います。

次回からは、本格的に官兵衛が軍師としての道を歩んでいきます。その初めの一歩が次回なのですが、ペースダウンしないように盛り上がる場所をどんどん作って楽しませて欲しいと思います。まずは、小寺との再会といったところが見所でしょうね。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県神戸市
– 有馬温泉

軍師官兵衛 第22回「有岡、最後の日」

2014年6月 01日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

長い幽閉生活も今回で終わり。主人公が全く動くことなく、時折外の気配を察しては涙するということでなんとか場を繋いできましたが、それも今回までということでスタッフの方や脚本家の方も苦労された事と思います。お粥をしっかりと食べるだけで、伝染病などの病にかかることもなくよく生き延びることができたなと感心するとともに、それも含めて運命だったのではないかと思わずにはいられません。

牢屋の中で、門番の息子との接触がありいずれこの子が黒田家を支えていくことになるというフラグが今回立つことになります。1人の兵士という戦国の中では小さい存在感しかないのですが、今回はきっちりと台詞もあり最期の死に様もしっかりと視聴者に訴えるという特別待遇であった兵士の子供なので、次回あたりには確実に登場してくるものと思われます。

物語は一向に援軍が来ない村重が直談判にいくために有岡城を抜け出して、それがきっかけとなって信長軍の総攻撃を食らって破れるということになっています。田中哲司さんの演技が素晴らしいからなのかどうかは分かりませんが、自分のなかでは荒木村重という像が必ずしも悪人ではないと思っています。官兵衛に対しても殺すことはせずに生きていて欲しいという思いから直接話をしていたりしますし、妻のだしに対しても理由をしっかりと伝えて城から出ています。そこには裏切ったりよこしまな考えをもった人物とは違った一面があるのではないでしょうか。なので、余計最後の場面で城に戻ることはしないことをしっかりと説明して欲しかったなと残念でなりません。

おそらく次回はその一族に残酷な結末が待っているのだと思いますが、それを村重がどのように感じ振る舞うのかが気になるところです。また、とうとう助け出された官兵衛が、半兵衛なきあとどのように成長した姿を見せていくのか、楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県三木市
 - 竹中半兵衛の墓

軍師官兵衛 第21回「松寿丸の命」

2014年5月 25日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう劣悪な環境である土牢に閉じ込められてしまった官兵衛ですが、前回にすでにその様子を見ているのでそこまで劣悪だと感じなくなってしまいました。前回はムカデやネズミがうようよしていたのですが、今回はトカゲのようなものがチョロチョロと登場しただけで、そこまで怪しい生き物がいたわけでもなかったからかもしれません。官兵衛がご飯をこぼしたシーンでも、得体の知れない生き物が群がっているところを官兵衛が押しのけるように食べていたら、その状況もまた変わっていたと思います。

そんな中で信長は有岡城を攻略することになるのですが、ここは以前石山本願寺攻めの際に城を頑丈にしておくように村重に申し伝えた城だけに、思い切り頑丈であり完敗することになります。いわば自分がまいた種なのですが、あえてそこには触れずに負けたのは村重の背後に官兵衛がいて寝返ったからに違いないとして、官兵衛の息子である松寿丸を成敗するよう命じます。この辺りかなり短絡的だなと感じてしまいます。

その窮地を結果的に救ったのが、竹中半兵衛でした。松寿丸をかくまうというばれてしまったら確実に自分の命がない重大なことをさくっと実行します。それも本人曰く残されて時間がないから、ということなのですが、黒田家にとっては運も味方に付けたといえるでしょう。歴史にタラレバをいうのはナンセンスですが、官兵衛と半兵衛の関係があったからこそ、松寿丸も助かったのです。この恩を忘れることなくそのご黒田は竹中の一族を守るような形で歴史は進んでいくのも、なんだかしみじみと思うことがあります。

さて、長かった1年間の牢獄生活も次回で終わりそうな勢い。所々に官兵衛の足が映し出され、もう使えなくなってるよフラグを立てまくっているので、早速それが有効に働くようです。官兵衛と関係者の涙の再会、そして松寿丸との再会を楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
岐阜県垂井町
 - 五明(ごみょう)稲荷神社

岐阜県関ケ原町
 - 岡山烽火場(おかやまのろしば)