あしたまにあーな

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軍師官兵衛 第40回「小田原の落日」

2014年10月 05日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

今回はいよいよ小田原城への北条攻めの回となりました。思えば、このシーンは軍師官兵衛の初回で官兵衛が単身で小田原城に向かい、門の前で「生きられよ!」と叫んでいましたが、まさにそれが今回の出来事でした。こうして終わってみての感想としてはやけにあっさりしていたなというものでした。備中高松城での水攻めの方がかなり力を入れていて、北条攻めは天下統一を果たす重要なシーンにも関わらず、これでいいのかと思うくらい。

例えば、有名な一夜城に話もいつのまにか登場し、どのような思いでつくられたものなのかわかりませんし、北条がなぜ官兵衛に対して感謝の気持ちを持ったのかも釈然としません。なんだか茶々や鶴松との話が中心になってしまい、官兵衛にまつわる重要なシーンの意図が全て吹き飛んでしまった感じがします。

北条氏政役の伊吹吾郎さんは、かなり雰囲気を出していて非常に良い感じで演技されていました。伊吹吾郎さんとNHKといえばどうしてもすいエンサーで若い子に混じってたどたどしく色んなことに挑戦するというイメージがあったのですが、役者はやはり物語の中にいたほうが存在感を出せるのだなと改めて感じました。

おそらく次回からは朝鮮出兵に関する内容に変わっていき、官兵衛も三成とのぎくしゃくを抱えたまま進んでいくことになるのでしょう。残りの見せ場も少なくなってきているので、官兵衛の思いを物語の演出に表現してほしいと思います。

◆官兵衛紀行◆
神奈川県小田原市
 - 小田原城址公園

八重の桜 第4回「妖霊星」

2013年1月 27日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

今回は、八重周辺には大きな変動がなかったことからあまり大きな描写もなく、代わりに会津藩と幕府の様子w中心に描かれていました。八重の周辺としては、あんつぁまの覚馬が結婚しうらを妻とします。この時代にあって、うらのような女性は世間からも出来た嫁としてものすごく評価されていたのだと思います。

自分の主張などはあまり大きく言わずに、ひたすら旦那様に尽くす。八重には決してできるものではないので、彼女自身も「結婚は、ちっとも楽しくない」と結論づけてしまう始末。

これに対して覚馬がどのように感じるかは描かれていないのですが、それによって世間にとっての出来た妻が自分にとっていい妻なのかどうか、分かることでしょう。八重の動きが少ない今、覚馬周辺の動向を今は見守りたいと思います。

その覚馬の禁足を解除して欲しいと願い出たのが西郷頼母でした。やはり、彼はいい人であり思いやりの気持ちをもって覚馬に接しています。西田敏行の人間味溢れる演技も見ている方としてはすごく癒されます。松平容保もそういった直訴に対して聞く耳を持っており、そういう意味で会津藩は中間の重鎮以外は非常に素晴らしい人物が集まっているといえます。

そして今回最も多くの時間を費やしたのが幕府の状況でした。歴史上も名高い井伊直弼がアメリカと日米修好通商条約を独断で締結し、その上御三家や一橋家に対して冷遇したため大きな反感を食らうことになります。この辺りは、篤姫で登場した場面と思いっきりかぶることから、その当時のことをまだはっきりと覚えている今では、複雑な思いで見ていました。

斉彬は高橋英樹さんのイメージが強く勝と会談しているときの風景に違和感があり、西郷吉之助は小澤征悦さんのイメージが強いのは自分だけではないでしょう。時代がかぶるドラマはもう少しだけ時期を離した方がいいのではないかと真剣に考えてしまいます。

このような政治的な流れのなかで、八重たちの状況がどのように関わるのか、今回はちょっと分かりづらいものとなりました。また、所々に登場する何かを暗示するようなもの、例えば白いネコだったり妖霊星だったりがあまりにも露骨だったのか気になります。こういうのはさりげなく登場させ、後になってこそっとネタがばれるようでないと、見ている方が押しつけられる印象となってしまいます。

次回は、あんつぁまの状況がまたちょっと変わったり、中央政界に激動が走ったりするようです。これによって八重の周りがどのように状況変化していくのか楽しみにしたいと思います。

◆八重の桜◆
滋賀県彦根市
 - 彦根城

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天地人 第29回「天下統一」

2009年7月 19日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

今回は冒頭から「ちょっと待った!」とまるでネルトン紅鯨団を彷彿とさせるフレーズで始まります。そので出しの意味はすぐに伊達政宗や北条氏政のことだとわかります。伊達政宗は秀吉や家康、兼続が書状を送っているにも関わらず、なかなか反応しません。家康など他の人々が主の名前で書状を出しているにも関わらず、上杉家は景勝が直接出していないのが気になるところですが、きっとこのドラマ用に少し脚色しているのかもしれません。

説得の最中に、家康が「こなくていい」と言ったのは自分が秀吉の次の座を虎視眈々と狙っていることが後で分かるのですが、ドラマを見ている限り兼続の言葉に動かされて出陣したように見ることができます。遅参してしまった伊達政宗に秀吉は怒りながら国に返します。その帰りに兼続の陣に立ち寄り負け惜しみのような言葉を残して去るのですが、思いきり意識していたようです。

戦の方ですが、松井田城では上杉の義の心を大道寺政繁が感じ心から感服します。きっとかれは上杉への忠義を感じることでしょう。色々いう人もいますが、現に一緒に戦った真田昌幸も上杉の心を感じたひとりなんですよね。その勢いで八王子城も陥落させることになるのですが、ここではさすがに力づくでした。このことが上杉にとって心残りだったのです。

そしてとうとう20万人の軍隊を率いた秀吉は石垣山城を完成させ、演出しすぎの感もあるような登場を北条氏政の前でしたことによって戦意を喪失させます。最終的にはあっさりと北条氏を滅亡させることができたのですが、その後に関東へ移動するように石田三成から言われる徳川家康の小言が、今後の将来を暗示していて面白かったです。徳川家康というよりも松方弘樹そのものだったのが笑えます。

少しずつ関ヶ原に向けて様々な動きが始まったような感じがします。ということは物語も最高潮に達するのも間近ですね。次回も楽しみです。

□■天地人紀行■□
宮城県大崎市/仙台市
 岩出山城址
 仙台城跡


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