あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



大きな地震がきたときにすべきこと

2011年8月 20日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

2011年3月11日は、忘れることのできない日になりました。

東北を中心に発生した東日本大震災は、地震の揺れだけでなく、その後の津波や火災、液状化、原子力発電所の放射能漏れといった複数の被害をもたらしました。多くの専門家が「想定外」という言葉を使って地震を説明していましたが、今後はもう想定外で済ましてはいけません。

そのために、自分たちは想定外だったことから学び、対策を打っておく必要があるのです。そんな対策について久保範明著作の「巨大地震 リアルシミュレーション」から住宅密集地における被災を想定した防災アドバイスを見ていき、自分たちができること、すべきことを改めて認識したいと思います。

住宅密集地で地震発生時の大きな被害は家屋の倒壊と火災です。周囲に家族や頼れる人がいる場合にはいいのですが、最も手薄な時間、最悪一人きりというときに自分の身を守るためにすべきことを以下にまとめます。

◆避難するときの家の3つの点検ポイントは、電気・ガス・戸締り
・電気
電気はブレーカーを落とすのが基本ですが、ガスが匂う場合には換気が優先。ブレーカーを落としたときにスパークでもすると、爆発を引き起こす可能性があります。

・ガス
都市ガスの場合、メーター近くにある元栓、プロパンガスならボンベの元栓を閉めます。

・戸締り
地震後は犯罪も多いので、防犯に備えます。また、近所で火災が発生した場合にも、窓などからの火の進入を防ぐことができます。

◆断水しても水道の残り水を確認する
断水していても水道管に残っている場合があるので、蛇口をひねってみて、出るようなら汲み置きを。

◆避難路における危険物は?
本震で無事だったブロック塀が余震で倒れてくる可能性を考えましょう。また、自動販売機も危険。迂回するぐらいの用心深さが必要です。

◆市街地火災からの脱出法
古い木造住宅の密集地は、大規模な火災が発生する危険があるため、そこからの脱出することが最優先です。出来るだけ広い道を選び、大きな避難所に避難しましょう。周りを火に囲まれた場合、逃げ場を失ってしまいます。また、常に風向きを読んで、いかに風上に逃げるかを考えてください。

今回の震災では、なんとか無事に逃げ出したとしても、家族と落ち合えずになかなか連絡がとれず不安な状況に陥る人が多くいました。そうならないためにも、家族で緊急時にはどこに集まればいいのかを確認しておく必要があります。地域の広域避難場所、小中学校などが候補にあがることでしょう。

多くの専門家が今後、大きな地震が再度やってくることを指摘しています。そういった予言が本当に当たるかどうかはともかくとして、いざ起こったときに慌てない冷静な気持ちを持つことが、冷静な判断力につながり命を繋ぐことにもなるのです。そのためにも十分な備えと段取りをしておくことが大切だと思います。

【参考】新刊JP http://www.sinkan.jp/news/index_2142.html?link=all

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「なんか揺れてる」と感じたときの対処法

2011年3月 30日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

地震が起こっていないのに、なんだか揺れているような感覚を持ってしまうという人も多いのではないでしょうか。自分もその一人なのですが本当に地震が起きていると思ってしまい、ふと天井からぶら下がっているものを見て揺れていないか確認してしまいます。

池谷医院の院長である池谷敏郎先生によると、この揺れているという感覚は、くるくると回ったときに目が回って真っ直ぐに歩けなくなってしまうという状況と同じだといいます。人間の耳の奥の内耳には「三半規管」というものがあり、体の空間的位置を把握し、バランスを保つ平衡器として機能しています。その三半規管が複雑な回転や揺れといった刺激を受けることによって、脳が混乱を起こしてしまい「酔い」といった気持ち悪い状況になります。

そんな酔いの状況がしばらく残ってしまうときに、揺れを感じてしまうといいます。揺れることに対して敏感になっている状況の中で、大きく揺れた時の不安や恐怖が揺れを思い出させることがあるとのこと。

また、人間は常にかすかに揺れているもので、バランスを取りながら暮らしています。それは目を閉じて立ってみると足の色々なところに力が入って揺れてしまうことを意識できることから示すことができます。このことが、揺れることに敏感になっている時に、顕著に意識されてしまうこともあると池谷先生はいいます。

では、この「ずっと揺れてる感覚」をどうにかするにはどうしたらいいのでしょうか。そのために池谷先生は以下の2つのアドバイスをしています。

◆自分で動く
じっとしていると揺れを感じやすいので、自分で動いて別なことに集中する時間をなるべく多くとることによって、通常時の感覚に戻っていきやすくします。ただ、揺れていると感じたときに動けと言われても不安で動きたいと思えないという人もいるでしょう。

◆遠くを見る
そこで次に実践を勧めているのが遠くを見ること。揺れは視覚から入ってくるヨウ素もあります。ついつい揺れてると思うときはついつい近くの物をみて揺れていることを確認してしまいます。すると余計に酔った感覚が残りやすいので、「ずっと揺れてる」ように感じる場合には乗り物酔いのときのように、遠くを見るなども良いといいます。

このように、揺れているのではないかと感じてしまうときには、地震に対して過敏になりすぎている自分がいるからで精神的なものの要素が大きいということがわかります。余震がある今の時期は、揺れている感覚がそのまま地震が起きていることに結びついていることがありますが、その上で、体調を整えストレスをためないように別なことをしながら発散して地道に元に戻していくのが最善の方法なのだと思います。

【参考】
・Exciteニュース http://www.excite.co.jp/News/bit/E1301368117190.html
・gooヘルスケア http://health.goo.ne.jp/medical/mame/word/161.html

それぞれができること

2011年3月 19日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によってお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の方々、被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。さらに、現在安否不明の方々が早く救出され、負傷された方々が早くご回復され、一日も早く被災地が復旧することをお祈り申し上げます。

連日テレビで放送されているように、津波によって被災された方々の避難所での厳しい生活、そして支援物資が十分に行き届かない状況を見ると、募金以外に今のところ何もできない自分にもどかしさを感じます。

地震当日、自分は仕事を終えてから深夜に帰宅しようと電車に乗るも、乗れない程の状況から家まで歩くことを決意。約4時間にわたって歩くことになります。自転車である歩く人から邪魔だと言われたり、列に並んでいると年配の女性から怒鳴られたりして、周囲もパニック状態にある中ひたすら歩きます。

足が痛くなっても休んでいる訳にはいかず、バスに乗ろうとしても車が動かないほどの大渋滞。トイレに行きたくならないように水分は極力控え、何とか家に到着した頃にはうっすら空も明るくなっていました。途中のお店の店先で「小田急線、運転再開しています」とご親切にも教えてくれたりしている人もいて、こういう小さな心遣いがものすごく嬉しくなります。

今、計画停電や物不足だったりしますが、被災地ことを考えるとほんの些細なことのように感じます。電力を惨事のために捧げる「ヤシマ作戦」や譲り合いの気持ちを込めて作られた造語である「ウエシマ作戦」など何とか暗くならないように世の中はもり立てようとしています。その他、自粛すべきという意見と、元気づけるために盛り上げていこうという意見が入り乱れていますが、自分はあえて後者の道を進みたいと思います。

自分たちができる限りのことを、迷惑を掛けないように今は精一杯やることが一番なのではないかと思います。復旧に向けて、原発の問題も含めてまだまだ厳しい状況は続きますが、いつかみんなに笑いが戻るように個人レベルでできることを模索していくときではないでしょうか。