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スズメバチの被害にあったときの対策

2011年10月 05日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

夜、ふとテレビをつけてみるとイクメンで有名な照英さんがスズメバチと格闘をして退治するという番組が放送されていました。もっとお昼にやればたくさんの人が見れるのにと思いながらも、照英さんは2年連続のスズメバチ退治とのこと。何でもその前の年は、35度の炎天下で防護服に包まれた状態で作業をしていて軽い熱中症にかかったらしく途中でダウン。今年はそのリベンジだそうです。

作業前に、スズメバチ料理(!?)を堪能し、昨年とは違うファンがついてる改良型の防護服で作業開始です。はじめにコオロギなどのえさをつけた棒をスズメバチに差し出します。するとスズメバチはそれを一心不乱に捕食し出します。その隙を見てスズメバチに白い布をつけて目印とします。

あとは、この目印つきのスズメバチが自分の巣に飛んでいくのを追跡することになります。巣に到着したら、いよいよ防護服に身を包み、撤去作業開始です。スズメバチが恐ろしい羽音と体当たりで応援しているのを見ると背筋が凍るような気持ちになります。

10分後、ついに巣の撤去が完了し照英のリベンジは成功します。この後3つめの撤去作業中にバイザーをたまたま上げていた照英にスズメバチが毒液を噴霧し、それが照英の目に入ってしまい、照英はこの時点でダウン。リベンジは成功しすごく苦労したのですが、後味の悪いエンディングとなりました。

これを見ていると、スズメバチの恐ろしさが改めて思い知らされます。今年のように暑い日が多くなるとスズメバチも繁殖し多くの場所に出没しやすいといいます。出会わないのが一番ですが、残念ながら出会ってしまったときの対策について見てみたいと思います。

<スズメバチに遭遇した際の注意事項>

◆ 軒先など日常活動の範囲にスズメバチの巣があるような場合には、巣の近くで大声を出したり、強い振動を与えたりしないように注意します。その後は市町村役場等に相談し、巣を除去してもらいましょう。

◆ スズメバチは「黒色」を攻撃する性質があるので、白っぽい服装の方が安全です。ヒラヒラするもの、純毛製のもの、香水やヘアスプレー、虫避けの超音波発信機などは、蜂を刺激する原因となるので避けます。

◆ 野外活動中に偵察蜂に遭遇した場合は、頭(黒色)を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れます。(蜂の攻撃を受けた場合、スズメバチは前後の動きには鈍感だが、左右や急激な動きには敏感なので、手やタオルなどで払うのは危険)

<それでもスズメバチに刺されてしまったら>

毒液による痛み、腫れ、患部の炎症、痒み、体温の上昇等が、刺された後10分から15分後に出てきたら以下の方法で対処します。

1. 患部からの毒液除去
 体に回る毒成分の量を減らすため、できるだけ速やかに毒液を口或いは市販の器具を用いて吸い出します。

2. 治療
 患部の腫れや痛みには冷湿布をし、抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏を塗ります。 その後、患部を冷やして、迅速に医療機関で手当を受けます。

3. アレルギー性症状
 - 人によりアレルギー反応の程度は異なりますが、身体の各所、または全身のじんましん、だるさ、息苦しさなどの症状がある時は、次回刺さされた際に十分な注意が必要です。
 - アナフィラキシーのショック症状を起こし、5分から10分くらいで意識不明になって、適切な治療が行われなければ、そのまま死に至る危険を含んでいますので、すぐ、病院で治療を受けて下さい。

スズメバチは他の蜂と比較して大きく羽音も大きいので、飛んでいると気がつくと思います。誰も蜂を驚かせようとは思っていないのですが、この季節散歩をしていて偶然見かけることはよくあります。そんなときに冷静に対処するように、上記のことを頭の片隅に入れておくと共に、市販の殺虫剤や抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏を携帯して出かけるといいと思います。

【参考】
・北海道 後志総合振興局

思いの外恐ろしい薬の副作用

2011年2月 24日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

夜中、後輩から1通のメールは誰もがあまり危機感も感じられない普通の体調不良を伝えるメールだと思っていました。それはとあるクリニックで処方された風邪薬を飲んだ後、顔がむくれてしまい痒みもあるというもの。お大事にというやりとりがなされたあと、話は終わったかにみえました。

ところが、朝になり再び症状を伝える後輩のメールは一見絵文字が多用され危機感はやはり全くないもののよく内容を見てみてみると恐ろしい言葉が並んでいたのです。顔だけだったむくみは全身に広がりパンパンになってしまい、さすがにまずいと感じた後輩は救急車を自分で手配して病院に担ぎ込まれます。

そこで告知された症状は、「アナフィラキシー ショック」でした。耳慣れない言葉なのですが、最悪死に至るものだそうで後からそのことを知った後輩は震えが止まらなかったといいます。幸いにも後輩は翌日は元気に退院し腫れも徐々に引きつつあります。

このアナフィラキシーというショックですが、実はほとんどの医薬品の説明書にはきちんと記載されているものなのです。ほとんど見ることがない説明書だったのですが、そこには「服用後すぐに、じんましん、浮腫、胸苦しさなどとともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさなどがあらわれる。」と説明があり、このような症状が出たらすぐに医師に相談することとしています。

アナフィラキシーとは、主に以下の原因で起こるアレルギー反応だといいます。
・ハチ毒
・薬物
・食物
・ラテックス(天然ゴム製品に接触することで起こるアレルギー)
この原因物質に対して体の中でIgE抗体という戦う物質が作られるのですが、これが活発になりすぎてしまうことによって体の様々な所にまで悪影響を及ぼしてしまうのです。

アナフィラキシーになると、じんましん、呼吸困難、腹痛、嘔吐、下痢、および血圧低下を伴うショック、そして最悪のケースとしては死に至ることもあるといいます。まさに説明書に書かれているとおりの恐ろしい症状なのです。

また事前の予防としては原因物質をとらないようにすると説明しているものが多いですが、事実上は困難でしょう。なったら、とにかくすぐに病院へ向かって適切な処置をするのが最善だと後輩も教えてくれました。日頃飲んでいる薬にはそれ相応のリスクも潜んでいるのだということを改めて学ぶ機会となりました。

【参考】アナフィラキシー対策フォーラム http://www.anaphylaxis.jp/

アナフィラキシーショック―For Professional Anesthesiologists アナフィラキシーショック―For Professional Anesthesiologists
(2008/11)
光畑 裕正

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