あしたまにあーな

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軍師官兵衛 第26回「長政初陣」

2014年6月 29日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう本格的に登場するようになった長政。前回までの子役の人の演技がめっちゃうまかっただけに、これから松坂桃李さんが演技してくれるのか楽しみなのですが、まだ若干目が慣れていないのか不自然な感じがしてしまいます。それも数回すれば慣れるのでしょうが。

初陣ということもあり血気にはやっている状況は、官兵衛の若い頃と一緒なのですが、それでも子供から父のように調略をしてばかりではなく、正々堂々と戦いたいと批判が飛び出し始め、ありがちな父と子供の冷戦状況になってしまうのではないかと密かに危惧しています。今まで一度もそういうことがなかったのに、元服してからいきなりこのような言動をされてしまうと、長政に変なイメージがついてしまいそうでコワイです。しかし、そこは太兵衛がなんとかしてくれることでしょう。

そしてそんな黒田家の状況とともに今回のメインシーンは、光秀の恨み度倍増状況でしょう。自分が昔からお世話になったという国師といわれる高僧の快川を助けることができずに焼き討ちになってしまうのですが、そこで立ち尽くす光秀。なんだか決意じみた感じで、これから本格的に本能寺の変に突き進んでいきそうな勢いです。現に次回の予告であの有名な台詞をおっしゃっていましたから。

高松城水攻めについては、今回まだ完成しておらず水浸しになった状況は次回になったのですが、積み重ねた付近の地形調査を確実に一つの作戦に結びつけるのが凄いと感じます。結果だけ分かっていれば、これは水攻めしか作戦はないなと思うのですが、それは始めに考え抜いた人の知性の高さを改めて感じます。

次回は、生まれたばかりの熊之助ももっと登場して、賑やかになるのでしょう。この子供がこの先どうなってしまうかは知ってしまったので、何とも言えない気持ちなのですが、それでも黒田家に暖かい家族の絆が強まることを願ってやみません。

◆官兵衛紀行◆
岡山県瀬戸内市
 - 妙興寺

軍師官兵衛 第25回「栄華の極み」

2014年6月 22日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

今回の題名を見ていると、平家物語の一節にある栄枯盛衰という言葉を思い出します。歴史を知っているからこそ、その後のことを考えながら見ることができるのですが、時代の真っ直中にいる人には難しい話。今の自分から未来がどうなっていくのか分かっている人がいないのですから当たり前のことなのですが、もう少し信長も人の心を感じる事ができていたらよかったのになと感じてしまいます。

今回はそんな信長に対して官位を受けて欲しいと願う朝廷の話が途中まで中心に進んでいきます。前回全ての官位をわざわざ返上した信長ですが、その真意を光秀は理解していなかったのかもしれません。物語の中でも信長に全然俺のことをわかっていないと言われてしまう始末。このように思われてしまうと、なかなか挽回するのは難しいことだったのでしょう。これまで織田家の出世頭として頑張ってきた光秀も、これを境に地位が下がっていってしまうのではないでしょうか。

途中から宇喜多と小早川が登場しますが、やはり宇喜多は最後までノリノリのおじさんでした。もう死期が近づいているというのに全くそんな雰囲気を見せずに、秀吉が去ってからワハハと言いながら布団を剥ぐ姿を想像していたのですが、今回は本当だったようです。宇喜多家を秀吉に託して亡くなるのですが、まだ息子が元服もしていない子供ということで直家も心配で仕方なかったことでしょう。

今回、ちょい役ではありますが清水宗治も登場します。この段階でもの凄くキレル人物として描かれており忠誠心も半端ない人物といえそうです。そこからも備中高松城の水攻めは見物といえそうです。次回の予告では秀吉が水攻めじゃ、と元気に語っていますがその前に鳥取城もあります。三木城に劣らない兵糧攻めで厳しい状況になったのをどこまで描くかが見物です。

◆官兵衛紀行◆
滋賀県大津市
 - 坂本城跡

軍師官兵衛 第24回「帰ってきた軍師」

2014年6月 15日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

今回は播磨に残った反信長勢力が次々と破れていく様子をさっくりと描いています。三木城の兵糧攻めは世に知られた残酷な場面だと言うことで、上月城以上のもの凄い様子が映し出されるのかと思っていたのですが、兵士が飢えに苦しんでいる様子は1場面のみで、その後は別所が降伏を受け入れて敗れ去っていくところにあっさりと突入します。これによってほとんど播磨が平定されるという大事なシーンなのですが、このあっさり感がちょっと残念でなりません。

それよりは長い時間を割いてくれたのが、小寺政職でした。御着城での家臣からの裏切りは簡単に描かれているのですが、黒田家に捉えられてからはじっくりと時が進んでいきます。官兵衛は結局のところ小寺政職を切ることなく逃すのですが、この事で元とはいえ殿を切ることなどできないという情に厚い人物であるということを印象づけることができたと思います。さらに、そのことを表だって言うことはなく、ただ切ることができなかったとだけ語っていることもプラス要因でしょう。こうして、官兵衛は播磨の地を平定し安定した時を迎えることになります。

それとは裏腹にちらちたと登場しているのが明智光秀。ことある毎に表情が映し出され、納得がいっていない難しい表情をしていることからも、完全なフラグであるといえます。ここまで露骨な態度を繰り返されると、見ている方としてはちょっとやり過ぎ感を感じてしまうのですが、このフラグが生きてくるのはもう少しだけ後になりそうです。その時を楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県姫路市
 - 播磨国総社 射楯兵主(いたてひょうず)神社