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軍師官兵衛 第5回「死闘の果て」

2014年2月 02日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

見終わってみて改めて感じるのは、初めの怪しすぎる穏やかな雰囲気は決して続かないということ。黒田家では、官兵衛と光の間に松寿丸が生まれ、家臣である武兵衛と侍女のお国は恋仲になってめでたいということで心が躍るような幸せな雰囲気が醸し出されていました。

しかし、ここは戦国の世。こんな時間が長く続くわけもありません。赤松政秀が姫路に攻めてくると武兵衛とお国は帰って来たら祝言をあげようと誓い合います。この辺りで確信になります。このような状況になって戻ってくることはほとんどないと。

苦しい戦いになることが分かっていて、それでもプロポーズしてしまって、帰って来れなかった時に、相手の女性がどんなに苦しむか、冷静になって考えてみればなんて残酷なことを言っているのかと思ってしまいますが、戦争に向かう男性というのは、それを命の源として戦う生き物なのかもしれません。

それにしても、お国役で登場したしょこたんですが、やはりちょっと浮いているような気がします。現代ではぱっちりした目で存在感たっぷりなのですが、昔の服装になって目のあたりの化粧も今とは全く異なることから、始め見たときにしょこたんと分からずスルー。

多くの犠牲をはらいながら、赤松に勝利した官兵衛。武兵衛も戻ってはきませんが、それでも立ち止まっているわけにはいかず、次々と新しい部下を迎え入れます。その中にはもこみちさんもいたりしますが、彼は今後黒田家で永井大さんから変わってトラブルを起こしながら、官兵衛を支えていく役柄になる様子。どうなっていくのか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県たつの市
 - 龍野古城
兵庫県姫路市
 - 黒田官兵衛古戦場跡

軍師官兵衛 第4回「新しき門出」

2014年1月 26日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

数回前に祖父である重隆が職隆に言っていた、黒田家を存続させ、生き延びることがなによりも大切であるという言葉を、今回実感することが出来ました。主君である小寺に嫡男が生まれたことによって、周囲に不安を感じるようになります。この辺りは、数年前の大河ドラマで秀吉の子供が生まれた時の状況に酷似していて、あのときは家康にやられてしまうかたちとなってしまいますが、今回はどのようになるのでしょうか。

そんな出来事があったときに、黒田にかかる疑いを晴らすため職隆は家督を官兵衛に譲ることにします。この辺りの的確な判断はさすがとしかいいようがありません。これによって、小寺は安心したように見え、さらに官兵衛は櫛橋の娘である光を妻にすることで、ひとまず一件落着と言ったところでしょう。

小寺の嫡男である斎がどんな人生を歩むのか気になったので、Google先生に聞いてみたところ比較的上位に片岡鶴太郎さんのブログが登場し、ほんの数十分前まで見た赤ちゃんの斎から、立派な子供になった斎と鶴太郎さんがツーショットしている写真が紹介されていて、ちょっとビックリしました。

今回の最も大きな出来事と言えば官兵衛の祝言でしょう。ちょっと前までおたつのことを忘れることが出来なかった官兵衛ですが、道端で出会った光とお約束のようにはじめは大喧嘩、その後急速に距離を縮め結果的には両思い。大変申し訳ないのですが、櫛橋の姉妹のうち、始めに白羽の矢が立った姉の方は、酒井若菜さんが演じていたのですが、中谷美紀さんの方が初めから目立っていた感じで方向性は見た瞬間に分かってしまう状況。残念ながら酒井若菜さんの登場回数もそんなに多くならないんだろうなと感じてしまいます。

中央政界では、江口洋介さんが暴れまくっていて、竹中半兵衛役の谷原章介さんが怪しげに「実に面白い」とどこかに小説で出てきそうな台詞を吐きながら次回に向けて何らかのフラグを立てています。次回は大規模な戦闘もあり、信長との絡みももうすぐやってきそうな官兵衛。視聴率が色々言われて久しいですが、今のところ純粋に楽しめる素晴らしい内容だと思うので、次回も引き続き楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県加古川市
 - 観音寺

軍師官兵衛 第3回「命の使い道」

2014年1月 19日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

前回、未練たらたらな状態で別れてしまった官兵衛とおたつでしたが、嫁いだ先を赤松が攻め立てたことによっておたつはあっけない最期を迎えてしまいます。このあたりは人として最低限守るべき道理など存在しない戦国時代ならではの出来事であり、攻められた方としてもあまりにも無防備であったとしかいえないでしょう。

絶望感と怒りから官兵衛は復讐することしか頭になくなってしまうのですが、それを正したのが父親である職隆と祖父である重隆でした。理路整然と孫子の言葉を引用しながら諭す父と、感情に訴えながら人間味溢れる説得を行う祖父。官兵衛のことを思う二人の保護者はこれ以上ないほど官兵衛にとってかけがえのない存在であったのだと思います。

重隆を演じる竜雷太さんが落ち着いていて、ドラマをしっかりと作ってくれていただけに、ナレーションだけでなくなってしまったのが残念でした。まあ、ドラマとしてはそこまで時間を割くほどの存在ではなかったのだとは思いますが。

今回も今後重要な役割を果たすことになる人物が紹介されています。それが荒木村重でした。本当に昼寝中に偶然通りかかった官兵衛達を救ったというシナリオが実在のモノだったのかは謎ですが、唐突に現れてしっかりと存在感を周囲に植え付けて、さくっと去っていきます。次回はいつ登場するかはわかりませんが、頭の片隅に残っている、というフラグは立ったと思います。

鉄砲の買い付けで訪れた堺の街で、官兵衛は世界の広さを様々な観点から感じます。この思いはきっと今後の展開にきちんと繋がっていくものとみられ、早速次回公私ともに大きく動いていきそうな内容となりそうです。

◆官兵衛紀行◆
大阪府堺市
 - 妙國寺