あしたまにあーな

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風林火山 第47回 「決戦前夜」

2007年11月 25日 By: rainbow Category: 2007年_風林火山, ドラマ 3 Comments →

上杉政虎が後世において、名将といわれる所以を見たような気がします。

関東管領となった後、関東の武将の前で下馬しなかった成田長泰をムチで叩くという暴挙にでた上杉政虎ですが、その後成田の妻である伊勢に成田家が代々名門の家で、源氏が治めていた時代も下馬することがなかったということから、見限ったのだという忠告を受け、素直に自分の非を認め伊勢を確実に忍城に送り届けるという誠実さを持ち合わせていました。

このように、面子を捨てて自分の非を認めることがこの世の中でいかに大変かを考えると、名将なんだなと改めて感じることができますね。

といいつつ、帰ってくるなり自分こそが毘沙門天であるとおっしゃったりするところがいまいちわかんなかったりするのですが(汗)

今回の風林火山では、農民出身の歴史の舞台にあまり登場することない人々の人間模様が、すごく描かれていますね。今回、特に感じたのは伝兵衛、平蔵、リツの3人。

伝兵衛のくしゃくしゃな笑顔で随分癒されましたし、平蔵の決意に心打たれます。信玄と謙信の戦いの裏に、その数千、数万倍の人間模様が広がっているんだよと教えてくれています。

リツも幸せになってほしいですね。誰かが幸せになる代わりに誰かがつらい思いをするんですが、せめて報われる形で最終回に向けて進んでほしいことを祈っています。

風林火山 第46回 「関東出兵」

2007年11月 19日 By: rainbow Category: 2007年_風林火山, ドラマ 2 Comments →

今回は、関東征伐とはいえ相模の国まで追っていくのはやりすぎたようですね。

越後から随分とおくなってしまって、統一したとしても今後治めていくことはできないようなところまで攻められるほど、勢力はないような気もするのですが。

義を重んじる景虎であっても、最後の場面では衝撃的なSMプレイがありました。関東管領という権威のある職にようやくつくことができ、周りにそのことを示す重要な場面でかなり痛手でしたね。減点1です。

それにしても北条氏康はかっこいいですね。実に堂々としていて、戦い方もすばらしいものがあります。松井誠さんの演技がすごく光っています。こんな武将がいたら、本当に勝てる気がしません。

次第に川中島という場所の重要性が増してきています。

次回は決戦に向けたプロローグ。楽しみですね。

風林火山 第44回 「信玄暗殺」

2007年11月 04日 By: rainbow Category: 2007年_風林火山, ドラマ 1 Comment →

今回は、長笈こと寅王丸を中心に諏訪頼重の亡霊がくりなす様々な人間模様の回となりました。

インタビューで寅王丸演じる柄本佑さんも言っていましたが、寅王丸は本当に運がなかったんだと思います。同じ晴信の子供にも関わらず、太郎や次郎のように歴史に名を残す武将になることができずに、散っていくのは無念だったんでしょう。

れしきの表舞台に立っていれば、きっと有能な武将になっていたんでしょう。それは、平蔵に妻子がいることを知って自分と共にきてはいけないと諭す姿からもうかがい知ることができます。

今回、暗殺に失敗してもなお、自分のそばに置きたいと言う信玄の器の大きさが目立ったような気がします。その矢先に義信への切りかけ、そして萩乃を斬ってしまう事件。すべては今川の生母、寿桂尼の仕業であることがばれてしまい、勘助の逆鱗に触れます。

そのことが後の有名な桶狭間の戦いにどのように影響を与えるのかが楽しみです。最後の勘助の表情から察するに、相当すごいことが起きそうです。