パソコンのファン回転音を抑える方法
夏が本格化し部屋の中も暑くなりつつあるなか、パソコンを使っていて困るのがファンの騒音ではないでしょうか。「ぶーん」と猛烈な音をだして、他のすべての音を打ち消してしまい不快感が高まるのですが、なかなかいい方法がなくて困っているという人も多いと思います。
自分も、パソコンを買い換える前はファンがものすごい音を出して回転し、液晶ディスプレイも縦線が増えていくし劣悪な環境のなかで利用していました。買い換えてからはそういうこともなくなりましたが、いつこのような状況になってもおかしくないように、ファンの回転音を抑える方法を紹介したいと思います。間違ってもパソコンをたたいたりしないようにしてください。
◆対策1: プロセスをチェック
ゲームなどのアプリケーションを起動しCPUをフル稼働させるとファンが狂ったように回転しはじめることがありますが、これは正常な動作です。しかし、そういったアプリケーションを使っていないのにファンが激しく回っている時は、過剰にCPUを消費しているプロセスがないかチェックしてみます。
・手順1: 「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャを立ち上げます
(Macの場合「/Applications/Utilities」にあるアクティビティモニタ)
・手順2: 「プロセス」タブをクリックして、CPUパワーを異常に消費しているプロセスがないか探します。
プロセスが暴走すると、CPU使用率が100%近くになることがあります。ただし、System Idle ProcessだけはCPU使用率が高くても問題ありません。もしすべてのプロセスのCPU使用率が低いまま(20%以内)なら、CPUの暴走ではなく、ファン自体の故障の疑いがあります。
ビデオカードのファンが暴走している可能性もあります。その場合はドライバーを更新してみるとよいでしょう。可能性は薄いですが、試してみる価値はあります。
◆対策2: パソコンを冷やす
そもそもPCは熱くなりやすいのです。デスクトップPCの中は機器がぎゅう詰めになっていて熱がこもりやすいですし、ノートPCをずっとひざの上で使っていたりすると熱が逃げていきません。そうなるとPCがオーバーヒート状態になり、ファンが狂ったように回転するのです。
冷却シートなどパソコンを冷やすためのツールはパソコンショップに行くと売っているので、そういうものを利用して少しでもファンの回転をおさえます。また夏は直射日光に当て過ぎないことが大切です。ノートPCには耐熱限界があり、温度が限界に近づくとファンを含めて機器の誤動作が起きやすくなります。
◆対策3: ファンをお掃除する
ここまで試してだめなら、PCを開けてみるしかありません。オーバーヒートの原因となる埃を一掃しましょう。特にファンの埃は大敵なのですが、パソコンの中を開けるということをなかなかしないでしょう。家の中でパソコンに得意な人がいたらその人にやってもらいましょう。その際に外したねじは必ず元に戻せるように忘れないようにしてください。
うまく外すことができたら、エアーダスターを使ってたまった埃を取り除きます。それでもだめなら、ファンの取り換えを検討しましょう。ノートPCのファンはメーカーからの取り寄せが必要かもしれませんが、通常はパソコンショップで購入できます。
ファンの音がうるさくなったということは、少なからず何らかの対策が求められています。そのまま放置するとパソコン自体の故障の要因にもなりかねません。基本的に変な動きをしていないことを確認したら、速やかに冷やすことを考えるというプロセスをふんで対策を打っていくといいと思います。
節電対応などで室内温度は例年以上に高くなることが考えられる今年の夏ですが、パソコンを長く快適に使うためにも覚えておきたい方法といえます。
【参考】lifehacker http://www.lifehacker.jp/2011/07/110627-blue-fan.html
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