あしたまにあーな

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真田丸 第9回「駆引」

2016年3月 06日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

前回までの昌幸の調略によって信濃は大名が不在の土地になり、その土地を脅かす北条が甲斐にいる徳川へ軍勢を向けしばらくは安泰の状態になります。ここで昌幸は、小県の国衆と共同で信濃の国を治めようと画策し、室賀に働きかけを行い、結果として室賀を味方に付けることに成功します。この辺りを見る限り昌幸は完全に信濃を治める器のように見えますが、自分では信玄にはなれないと半分諦めた状態。

そこに活を入れたのが同じ国衆の出浦昌相でした。寺島進さんが素晴らしい演技をしているのですが、どこか陰を持っているような雰囲気をいつも醸し出していてイマイチ信用ならないと思っていましたが、すみませんでした。今回昌幸を諭しそれに呼応した昌幸に対して、自分が家臣として仕えると申し出る素晴らしい男でした。今後彼も含めた信濃の国衆はもの凄い強力なバックアップとして昌幸を支えてくれそうな雰囲気を感じます。

その中にあって主人公の信繁は前回の件をずっと引きずっていて、目的のためなら手段を選ばない父親に不信感を持っていました。しかし、それを諭してくれた人物もしっかりといて、それは現代語バリバリなきりではなく、静かに聞いていてくれる梅でした。

彼女は、戦に勝つことが目的ではなく、兵を失わないことが一番であるという今後も信繁の心に深く刻まれるであろう素晴らしい考え方を伝授し、それに感動した信繁は梅の手を握り・・・という展開。帰ってくると無言の潰れたまんじゅうが現実的で恐ろしさを感じます。こんなところでも現代の雰囲気を出すということは、きっときりに関してはこれからもこの路線を踏襲していくことになりそうです。

物語は終盤に昌幸の思いとは裏腹に徳川と北条が手を結ぶというあり得ない展開。真田としてはピンチが続くと思いますが、彼らならなんとか乗り切ってくれると安心しているので楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
長野県上田市
 - 前松寺

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真田丸 第8回「調略」

2016年2月 28日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

前回からもの凄い勢いで責めてきた北条は、氏政の子供である氏直を大将として信濃に攻め込んできます。これに対抗するために昌幸も様々な策を巡らせて上杉の家臣である春日信達を調略することによって海津城を手に入れ、北条方に与する作戦を考え、実行に移します。そのために信繁を派遣するのですが、昌幸はさらに上の作戦をこっそりと考えていたのでした。

物語のなかで信繁もいっていましたが、昌幸たちが考える作戦は見方も欺く完璧なものであると同時に生き残るためには非情になる部分をこの時点では受け入れることができないようです。たしかに、言葉や文書で信用すると言っておいてその裏で信用していないばかりか命を奪ってしまう部分は見ているこちらとしても震撼すると同時に、昌幸の恐ろしさを感じます。昌幸は前回までのようにおたおたすることなくしっかりと真田の方向性を指し示す頼りがいのある存在になっていました。そして、完全に主人公よりも存在感たっぷりな草刈正雄さんの演技にこれからも目を離せそうもありません。

周囲の大名として今回登場するのは上杉、徳川、北条の3名。上杉は景勝の人の良さがひときわ目立っていましたが、一方で直江兼続の恐ろしく鋭い目線に見ている方もドキドキしてしまいそうです。数年前の妻夫木君とはあまりにも違う雰囲気ではありますが、これはこれでありでしょう。徳川は、相変わらずあたふたとしていますが、最後の場面で昌幸の行動目的を察知した模様。これによって物語がどのように変化していくのか楽しみです。北条については、氏政の院政を意識させる内容であり、今後も続いていきそうです。

こうした真田家に関連する大名の様子を面白く表現してくれるので、非常に好感が持てる内容となっています。徐々に、昌幸と信幸、信繁親子の関係が変わっていきそうな雰囲気を醸し出しています。昌幸の言動に納得はしなくても尊敬の念を持って付いていこうとする信繁と、納得しないがために反発する信幸。この構図を今後も確立していくことが予想されます。次回は、信繁の心の動きを見ることができそうなので楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
長野県長野市
 - 松代城跡(旧海津城)

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真田丸 第7回「奪回」

2016年2月 21日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

信長亡き後の戦国の世の中は完全に混乱状態で、誰が天下を取ってもおかしくない状況でした。今回の真田丸に関しては、そんな全国の状況まで手を広げて離すことはしないで、ひたすらに真田周辺の出来事に集中しているのが素敵だと思います。世の中では、有働由美子さんが歴史上の大きな出来事をナレーションだけでばっさりと切ってしまう「ナレ死」という言葉が登場しているようですが、その潔さがこのドラマの端切れのよさを演出しているのだと思います。今回も滝川一益がナレ死してしまいましたが。。。

今回のなかでもっとも目に付いたのが、きりでしょう。男性陣がもの凄く迫真の演技をしているにも関わらず、信繁に暴言をはいたり、抱きついたり現代ドラマでもないような展開に見ている方としてはもの凄く違和感を覚えます。いずれ仲の良い展開になるための布石なのだと思いますが、女性陣で安心して見ていられるのはおばばさまだけというのが悲しいところです。

そんななかでひときわ存在感を発揮していたのはやはり昌幸でしょう。ここまでの流れとこれからの展開を考える完全に主人公と言ってもおかしくないほどの活躍をみせているのですが、それ以上に草刈正雄さんの演技ももの凄いものがあります。彼の前には息子達もまだまだ青二才のような気がします。次回予告を見てもまだまだこの快進撃は続きそうです。きっとこの辺りが真田家にとってもの凄く大切で、今後の流れを左右するところなのでしょう。緊迫の場面が続きますが、次回も楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
長野県小諸市
 - 小諸城址 懐古園

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