あしたまにあーな

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真田丸 第12回「人質」

2016年3月 27日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

戦国の世の中では当たり前のことであり、すでに真田家でもおばば様などが人質として出張っていますが、今回は信繁が相手の指定ということもあり、上杉家へ人質として行くことになります。どのように扱われるのか見物でしたが、そこは景勝に絶大なる信頼を得ている信繁なので、客人としてなに不自由ない生活を保障されます。そればかりか、今回は景勝の人物像まで明らかになり、まさに真田を見ながら上杉のことも分かってしまうという一石二鳥の内容となりました。

景勝は、家臣からは無理なことでも簡単に引き受けてしまうという人物で、できないものはできないと家臣も思っていました。民からは様々なお願い事が寄せられますが、実態は神頼みになってしまっている状況。これではその土地を治めているとは言えない状況でした。そんな状況を見かねた信繁が景勝とともに公平に諍いをおさめることによって、景勝も本当の政治について真剣に取り組むというものでした。

もちろん物語の世界なので、フィクション部分も多分に含まれているのは分かりますが、それでも信繁が人質時代に大きく景勝だけでなく直江兼続といった重臣とも親交を深め、それが後に大きな影響を及ぼすことになったというのは事実でしょう。そんな一端を分かりやすく理解することが出来て非常に満足のいく内容となりました。

一方で真田家では、待望の子供が生まれます。梅は策士であり妊娠したことを結婚の切り札にするというまるで現代のような考え方に驚きを覚えますが、そもそも女性陣は皆さん現代風の方が多いので、その中での梅という見方をすれば十分範囲内に収まっているように見えるから不思議です。次回はその梅が活躍し、そして何らかの出来事がありそうな雰囲気でフラグが立っていますが、その内容が何なのか楽しみにしたいと思います。

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新潟県上越市
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真田丸 第11回「祝言」

2016年3月 21日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

これまで女性陣が浮いているような感じを伝えてきましたが、今回は浮いているだけではなくやり過ぎ感を覚えました。対象となる人物はなんと言っても薫ママときりの二人。まず登場するのが薫で、前回までの流れで信繁の結婚が決まり、梅を妻に迎えるというタイミングの中で自分が結婚相手を見つける、祝言には出たくないなどとワガママを言いまくり周囲を困らせる始末。この人は一体なにがしたいのだろうと心から謎が深まります。物語の流れの中で、彼女がどのような意図を持って配置されているのか、ここまで見てきてもイマイチ読み取れないのが辛いところです。

同様にきりも、幼なじみの梅が信繁と結婚することになり自分の気持ちをどのように整理したら良いのか分かりません。八つ当たりしたりして完全に現代の女子とかしている彼女は、今回室賀を殺める場面に遭遇します。それも本来であればふらっと来てはいけないようなところに涼みに来て勝手に遭遇したにもかかわらず、事を信繁達にちくりに来ます。物語としては確かにこれで進むのですが、これを好印象な出来事として捉えた人は非常に少ないのではないでしょうか。自分もその一人だったりします。

今後もこのふたりはちょくちょく登場するものとみられますが、インパクトよりも物語への調和をお願いしたいと思います。そうしないと彼女たちが登場するシーンを見るのが辛くなってしまい、それが本編にマイナスの影響を与えてしまいます。

次回は徳川をとうとう敵に回し、小県を守る昌幸を初めとする面々の勝負所なので、周囲の人々を含め人間模様をしっかりと楽しみたいと思います。

◆真田丸紀行◆
長野県上田市
 - 上田城跡公園

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真田丸 第10回「妙手」

2016年3月 13日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

今回は初めから信幸が大活躍します。これまで正論を述べていて、昌幸パパや信繁にメインを奪われていたここ数回でしたが、今回は家康に真田家として言うべきところはぴしっと言う姿勢をガッツリと見せていただきました。これで信幸ファン及び大泉洋ファンは胸をなで下ろしたことでしょう。

ナレーションの有働さんがこういった場面で所々登場するのですが、これまでのドラマでは演技を通して一応暗にフラグを立てていたのですが、今回は有働さんがしっかりとそのナレーションの中で「この先、こうなるのだが、それはまた後の話」と思い切りネタをバラしています。これまでもナレ死といった言葉まで流行った本ドラマですが、様々な人の共通見解としては真田に直接関係の無い部分はナレーションに委ねているのだということ。確かに、信繁以外はナレーションで済まされるケースが非常に多いのはこのためでしょう。

信繁にとっては、今回父上から上杉に助けを求めるように策を任せたといわれ、ここ一番の勝負時でした。梅のアドバイスもあり人間的に少しだけ大きくなった信繁は直江兼続の厳しい視線にも耐え、上杉景勝の力を借りることに成功します。久しぶりに愛の文字が入った兜を見て、感動したのは自分だけではないでしょう。妻夫木の優しい表情とは異なりますが・・・

相変わらず厳しい状況なのが女性陣。おばば様がもっとも勇敢な感じで梅は信繁をきっちりと癒している以外は、完全にお笑いの世界なのではないかと思えるほどの状況で悲しくなってしまいます。次回はきりが再度脚光を浴びるようなことも書いてありましたが、より人間的にできた人物として描いて欲しいと思います。

今回は完全に裏方と化した昌幸パパですが、次回はまた暴れそうな雰囲気なので楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
静岡県浜松市
 - 浜松城公園

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