あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



残り時間が分かるとやる気がでる

2012年6月 11日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

いつ来るか分からない終わりを待ち続けることは精神的にあまりいいものではありません。それを防止しようと横断歩道にはあとどのくらいで青信号に変わるかが示されたり、待ち時間をある程度正確に把握するために病院の待合時間を把握することができるようなシステムが導入されたりしています。

そんな残り時間が気になるのは授業も同じでしょう。授業中はいつでも集中すべきなのは分かっているのですが、人間の集中力は20分とも言われていることから、なかなか持続させることができません。

そんな授業中に残り時間を示すことによって生徒の疲労感が軽くなり、やる気が少し湧いてくるという研究結果を理化学研究所の水野敬さんを中心とするグループが明らかにしました。

限られた時間で何らかの作業をする場合、残り時間を示すことは有効であり、今後学校の授業だけでなく病院のリハビリなどで、集中力が必要なタイミングで応用することができるのではないかと期待されています。

実験は、被験者に授業を受けてもらい、脳をMRIで調査を行うことによって、脳の中で意欲を感じることのできる「即坐核」に流れる血流量の違いを調べました。結果、残り時間を表示した方が、血流の動きが活発になり、疲れを感じる部分の活動が抑えられたというのです。

これは感覚的にも理解しやすいものだと思います。あと10分で終わると分かっていれば、それに向け心構えをすることもでき、あとちょっと頑張ってみようと思えると思います。それが分からないと、どこで自分を盛り上げていけばいいのか分からないので、相対的に散漫になってくるのではないでしょうか。

子供に対する勉強時間なども、残り時間を提示すれば、より高い効果を得ることができることが期待されます。本当は、「知らず知らずのうちにこんなに時間が過ぎていた」と思えるほどがいいのですが・・・

【参考】日本経済新聞 2012/06/07

喫茶店での15分で効果的な作業を

2010年11月 20日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

家で勉強をするよりも外で勉強した方が効率がいいと感じる人はかなりいると思います。予備校や学校といった勉強をするための場所や図書館などが定番ですが、喫茶店という選択肢もあり、実際に行ってみると多くの人が参考書などを広げて勉強している人が多いのに気がつきます。

数々のビジネス書を執筆している明治大学の齋藤孝教授が書いた「15分あれば喫茶店に入りなさい。」(幻冬舎)によると、喫茶店はやらないといけないという雰囲気とそれを後押しするための環境が整っているといいます。今やるべきことに集中できるという喫茶店をもっと利用しない手はないという幹事がしてきます。

そこで今回は、この齋藤先生の「喫茶店で15分」という超短期間でどのように過ごすことによって集中して作業ができるのか、その方法について探ってみたいと思います。

人間は締め切りが迫ってくると、ものすごい集中力を発揮することができます。喫茶店でたばこをふかしたり、ケータイをいじくって漫然と過ごしているのではなく、1つの作業に対して締め切りを設定するのです。その時間を齋藤先生は15分がベストだとアドバイスします。考えたり全力で体を動かしたりするのは15分という時間が一番効率的にすすめることができるとのこと。確かに、日常生活においても15分くらいで少しふっと現実に戻る時があるような気がします。これを繰り返して30分、1時間と長く集中してタスクをこなしていうことができるのかもしれません。

それに、15分であればスキマ時間をうまく活用することができることから、色々なことを効率的にすすめることができるのも利点といえます。なので時間がかかる作業も15分単位でやるべき事を予め区切っておくといいのです。その集中力を、喫茶店というクローズな世界で適度に静けさがある空間が後押ししてくれるのです。

最後に齋藤先生が15分というスキマ時間を夕子いうに利用するために喫茶店に持ち込む7つ道具を紹介します。

・手帳
・クリアファイル
・3色ボールペン
・A4用紙
・ノート
・電子辞書
・時計、ストップウオッチ

これをいつでも利用できるように、カバンの中に常備しておけたらいいですね。

【参考】日刊ゲンダイ 2010年11月17日

15分あれば喫茶店に入りなさい。 15分あれば喫茶店に入りなさい。
(2010/09)
齋藤 孝

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茶碗を回す動作に隠された意味

2010年8月 24日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

最近茶道を習う男性が少しずつではありますが増えているといいます。精神を統一することができるという精神的な面の他に、ビジネスに通じる「相手への思いやり」が茶道の世界には息づいていいます。

茶道とビジネスの世界とはなかなか結びつかないのですが、その相反すると思われる2つを結びつけるのが、茶道の基本的な動作にあったのです。それが、両手でしっかりと持って飲むということと、茶碗を回してから飲むという動作の2つ。

まず、左手でコップの底をしっかり包むようにして、右手はコップの横腹に添えながらもって「ものを飲む」という行為に集中すると、リラックス効果を得ることができるといいます。

もう一つの基本動作である茶碗を回すという動作ですが、この作法は相手への気遣いが表現されています。主人は茶碗の一番美しい絵柄部分を客に向けて出すのですが、そこに口を付けるのは失礼にあたります。なので、客は茶碗を回して飲む位置をずらすという心遣いを当然のようにさらりと行なうのが茶道の世界なのです。

実際、このように相手を気遣う気持ちを養うことができ、精神集中をすることができてさらには話題づくりにもなるといういい面を兼ね備えているのが茶道教室に男性が関心を持ち始めている要因の1つといえます。

では、簡単に茶道を始めるためにうどうしたらいいでしょうか。日本橋で「男性のための茶道教室」を開く「壷中庵」宗長の堀内議司男さんによると、難しく考えなくてもよく、お湯と茶せん、お抹茶さえあれば、入れる器はなんでもOKだと話します。抹茶についていえば初心者は20グラムで1000円程度のものであればほとんどはずれなく楽しめるそうです。1服あたり2グラム程度使うので1服で100円です。

この他茶道の作法には万が一のために様々な備えが施されているといいます。例えば客人の一人がなかなか来ない状況で他の客人を待たせる訳にはいかないのでお香を焚いて香りを楽しませる心遣いをするといいます。こういった些細で押しつけがましくない気遣いが今求められているのだと思います。

【参考】web R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_image/?id=20100819-00003306-r25&page=1