あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 長谷川博己


八重の桜 第24回「二本松少年隊の悲劇」

2013年6月 16日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

戦況はどんどん悪くなっていき、会津の周りはその状況に寝返る藩もあったり、次々と敗れ去っていくことになります。自分のふるさとを守るんだという強い気持ちは太平洋戦争の時の日本の様子と似ているような気がして、なんだか複雑な気持ちで見ていました。

尚之助と八重がかつて赴いた白河や二本松も新政府軍の手に落ち、残るは会津という構図になって行きます。白河の総督として指揮を執っていた頼母は、新政府軍の新式の武器を前にいくらたたかっても難しいと言うことを悟ります。それは戦場で戦った人でないとわからないことでしょう。なにせ自分たちの武器が相手に届かないという屈辱と戦にならない状況なのですから、そう考えるのも当たり前のことだと思います。

それでも、会津藩のトップはそれを単なる頼母の努力と決意が足らないと片付け、何とかするのが仕事だろうと無理難題を言うばかり。ここで、頼母も京都からはやく撤退すべきだったとタラレバを言ってしまったのが残念なところ。容保から白河口総督の任を解かれてしまいます。この人の先見の明は必要なので、かならずまたどこかで登場してくれることでしょう。

二本松の少年達が薩摩兵に見逃されたりしながらも、武士としての魂を忘れずに突っ込んでいったりする悲壮な場面が多い中、注目すべきは新政府軍でしょう。会津から見るとどうしても鬼のような存在である彼らですが、随所で人間味溢れる行動をしていることがわかります。例えば上述のように二本松少年隊を見逃したり、とらわれの身になっている覚馬の文書を時枝に渡すのを見逃したりしています。中枢にいる岩倉たちは、意志決定を自分たちの都合で決めていたふしも今回明らかになっていますが、全体的には日本をよくしようとする思いが垣間見える状況でした。

次回は、とうとう会津城下に戦火が迫ってきます。八重を始め会津の人々がどのような思いで戦うのか、その生き様をしっかりと目に焼き付けたいと思います。

◆八重の桜紀行◆
福島県二本松市
 - 大隣寺

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八重の桜 第23回「会津を救え」

2013年6月 09日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

とうとう会津を討伐すべく新政府軍は東北の地へとやってきます。南から順々に攻めていったのかと思いきや、参謀の世良修蔵たちが到着したのは仙台藩。すでに会津を行きすぎてしまっています。これから三方から攻めていくという方針だったのかもしれません。今回、大きな役割を果たすことになるのが、この世良修蔵という人物。見た目はものもの凄い形相で、いかにも悪者で嫌われ者とはこんな人物という王道を歩んでいるような格好です。始めに見たときに、とある有名バンドのボーカルの男性かと思ってしまいましたが、これは完全に人違いです。

今まで、漠然と戊辰戦争というものを見つめてきましたが、今回認識を新たにすることが出来ました。それは、会津という国が周囲から孤立して戦うことになると思っていたのですが、実は奥州や越後など、奥羽越の諸藩とともに立ちあがった結果であったという点。この結果は、世良修蔵が横暴であったこと以上になにか深い意味があったのではないかと考えます。

会津が置かれた立場や、これまでの幕府に対する忠誠を近くで見てきた、そして都から遠かったために、都ではたらいた様々な思惑からも遠かったことが、あげられるのではないでしょうか。事実だけを見ると会津が行ってきたことは、決して逆賊の汚名を着せられるものではありません。それを諸藩はわかっていたのでしょう。

しかし、軍事訓練をいかにしようとも設備の差は圧倒的であり、今でも火縄銃を使っているところもあるという話から、子供と大人の戦いでしかないでしょう。白河での戦いがそれを象徴していて、刀や騎馬戦であれば戦いは人数が多い方がいいのですが、鉄砲や大砲といったものが主力になると、もはやその常識は通りません。

途中で土方も斎藤にいいますが、すでに刀の時代は終わったのです。自分たちは戦いたくても目に見えない遠いところからやってくる砲弾にどうすることもできないのです。それを肌で感じることができるのは実際に戦った人だけ。頼母はその実経験をどのように今後生かして進言していくのか、身をもって殿を制するといっていた彼はきっと、その思いを貫き通すでしょう。それも会津の生き方。

次回は激戦の火ぶたが新政府軍と会津・奥羽軍との間で、きられることになりそうです。とうとう八重の出番ですね。

◆八重の桜紀行◆
福島県白河市
 - 会津藩士墳墓

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八重の桜 第22回「弟のかたき」

2013年6月 09日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

予想していたこととはいえ、弟の三郎や兄である覚馬が命を落としたという知らせに対して、八重は泣き崩れてしまい、取り乱してしまいます。その取り乱し様は、密かに八重に心を寄せていた大蔵からみても異様なものであり、近づきづらいものがありました。

今回は、そんな逆境の中に置いても会津の人々が力強く生き残るんだという強い意志を感じる事ができる内容であったように思えます。それは次第に平常心を取り戻し、まだ兄は生きていると信じる八重だけでなく、喪に服しているはずの妻が、ここままではなくなった旦那様に申し訳が立たないと自分が役に立てる道を模索したり、実に多くの生き様を見ることができます。

そんな中、歴史の中ではかの有名な江戸城無血開城が静かに執り行われることになります。生瀬勝久さん演じる勝海舟は、やはり熱血漢が溢れる生瀬さん的な人物になっていて、なんだか面白い人物像になっているのが気になるところではありますが、江戸一帯を焼き野原にしないという思いは西郷たちも同じだったようで、相変わらず新政府軍のトップのような西郷の判断が大きく左右し、勝海舟の嘆願書を受け入れることになります。

歴史にたらればはありませんが、ここで江戸を攻めることになっていたらその後の会津へはどのように変わっていったのでしょうか。同じ結果になるかもしれないし、東京の街が今ではない様子になっていたかもしれません。

本格的な戦いは、次回以降本格化すると思いますが、会津の人々の強い思いを感じた内容となりました。

◆八重の桜紀行◆
東京都墨田区
 - 勝海舟像

東京都港区
 - 江戸開城会見之地碑

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