あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 長谷川博己


八重の桜 第9回「八月の動乱」

2013年3月 03日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

先週、奥さんが購入してきてくれたのが八重の桜にちなんだ商品で、「八重のこころざし」という桜ブッセです。

八重のこころざし

しっかりとNHKエンタープライズの承認シールが貼られている正規ものであり、さくらんぼのクリームが口の中でふわっと広がって非常においしく仕上がっています。4個入りで、その大半が子供達によって食べられてしまい、自分が食べることができたのは、その中で数切れ程度。それでもしっかりと桜を堪能することができるので、1個丸ごと食べることができたら、さぞかし最高でしょう。

そんな胃の中まで八重の桜に浸りながら迎えた今回。京都守護職を全うしている会津は天皇からも頼られまくっていてもはや抜けられず、前に突き進むしかない状況になっていました。周囲の人たちは容保に付き従うもので固められ、頼母のような存在はもはや遠ざけられてしまいます。

ひたすらに天皇を守る、いつのまにか徳川家を守るということがすり替えられてしまっているような気もしますが、忠義という言葉だけがつながっていて、京にうずまく思惑や陰謀に引きずり込まれていく会津。長州を御所から追い出してしまったのも、薩摩の進言がきっかけでした。真偽のほどもよく分からない状況の中で、簡単に信用してしまっているような気がしてなりません。そのうち、会津は誰かに利用されるのではないかと不安に思ってしまいます。

そのような状況の中で、会津では照姫の右筆選びで八重が最有力となっていたのですが、残念ながら落選。落ち込んだ八重にたいして、尚之助の感情のぶつけ方はすさまじいものがありました。あなたの代わりはいない、その言葉にメロメロになる八重は、少しずつ尚之助へ心を傾けていく、そんなきっかけになった回でした。おそらく次回以降、少しずつではありますが進展していくのではないでしょうか。

次回も池田屋事件と京での話題が中心になっていきますが、おそらく会津にとっていいものではないでしょう。苦境に立たされつつある会津をどのように八重が絡んでいくのか、そろそろ期待し初めてもそさそうです。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
 - 八木邸

八重の桜 前編 NHK大河ドラマ・ストーリー

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八重の桜 第8回「ままならぬ思い」

2013年2月 24日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

今回も全体的にバランスが取れた内容になりました。初めは、八重と時尾による恋愛相談から始まります。時尾は自分の恋が実らなかったことから一生独身で過ごすと話すのですが、この時代にあってもこのような生き方を選ぶという方法があるんだなと感じます。八重も同じような事をいいますが、いずれ結婚することになるんだよなと、その約束に複雑な思いを感じてしまいます。

恋愛模様は、二葉の弟の大蔵が京へ旅立つ前に八重に対してどのように言うかにつながっていきます。尚之助が気を利かせて場を外してくれたにもかかわらず、大蔵は八重に対してほとんど何もいうことができず、終了。既にこの辺りも心の踏ん切りはついていたのでしょう。人生はうまくいかないものです。

この辺りまでが今週の八重の周辺。長すぎず短すぎずというちょうど良さで表舞台へと移っていきます。京では、容保たちが壬生浪士を集めて京都の治安を維持しようとします。前回「話し合えば分かる」という協調路線から力で押さえつける作戦に変えた容保の思いは、ひとえに帝を、そして将軍家を守ることにありました。孝明天皇から絶大なる信頼を得て、それを感じることで頼母たちからの会津を守るという進言にも耳を貸さなくなります。

最終的には頼母を蟄居にし、自分の周りから遠ざけます。かつて頼母が言っていた、いざとなったら一心に制止すると言っていたのですが、それは自分が殿から必要であると思われている前提に立ってのこと。今回のように必要ないと判断されてしまえば、ただのうざい部下になってしまい、結果的に遠ざけられてしまう危うい関係であったことがわかります。頼母のような異を唱える存在は非常に貴重なのですが、曲げられない信念がある人にとってはそのことがわからないのかもしれません。今後会津が進む道は歴史が示す通り、表舞台をひた走ることになるのです。

次回は、薩長のいざこざに会津が組み込まれる図式。どのように乗り越えていくのか、そして八重が出世していく様子を楽しみにしたいと思います。

◆八重の桜紀行◆
福島県会津若松市
 - 会津武家屋敷

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八重の桜 第7回「将軍の首」

2013年2月 18日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

前回、西田敏行さん演じる西郷頼母の必死の説得にもかかわらず、とうとう京都守護職を受けることになった容保。今回は、その容保の京都での様子とお供でついていった覚馬を心配する家族の様子という2本立てで成り立っています。

描き方も難しい局面ではありますが、こういう状況でもしっかりと歴史の動きを中心に描かれているという印象を持ちました。争いが絶えない京に到着した容保は、始め慶喜たちの前で攘夷派の浪士の言い分にもあえて耳を貸し、説得によって改心させていく方策をとっていたのですが、身内からの不祥事をきっかけにそれではうまくいかないことを悟り、最終的には厳しい取り締まり作戦に舵をきっていきます。

そうした武力で人を押さえつける方法に対して尚之助は、覚馬が言っていた言葉として、次のように示しています。それは、圧倒的な武力は初めのうちは感嘆を受けるのですが、そのうち恐れになって、最後は憎しみに変わっていくということ。

八重はその理不尽さをあり得ないといいますが、まさにこれは上手く表現された言葉だと思います。人を押さえつける方法はいつかほころびを生み、最後は自らをずたずたにしてしまうものではないでしょうか。初めは優しかった容保も既に弾圧モードに入っているので、会津としては厳しい先行きが待っていることでしょう。もうそこには、全力で止めてくれるような部下はいないのです。

孝明天皇からの厚い信頼が、かえって容保に退路を断たせることになっていくのでしょう。次回からはどんどん厳しい世界になって行くのではないかと思います。

◆八重の桜紀行◆
京都府京都市
 - 金戒光明寺

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