あしたまにあーな

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地球のために今すべきこと

2008年7月 07日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

ますます深刻な影響が明らかになる地球温暖化。

1ヶ月に実に440kgもの二酸化炭素が一般家庭から出ると言われています。素敵な宇宙船地球号の番組の中で募集した人たちが、どれだけ1ヶ月でCO2を削減できるかという試み「CO2スリム大作戦」が今回も始まりました。

独自に開発したCO2計算機「Earth Cal」も、携帯電話とパソコンを使った仕組みに大きくパワーアップ。いつでも、どこでも、ケータイでCO2排出を記録、その結果をすぐにグラフとしてパソコンの画面で見ることができるようになりました。

これらを使って、50世帯のそれぞれの家庭の奮闘記から、自分達にできる試みは何なのかを見つけていきたいと思います。

■100wの電球を毎日1時間使うだけで1ヶ月1kgのCO2を排出
 →白熱電球から蛍光灯型電球へ変更することで削減

■水道を毎日1時間使うと1ヶ月で6.2kgのCO2を排出
 →事前に洗うものの表面をきれいに拭き取ったりして取り除いておくことで洗う時間を短縮
 
■夜はキャンドルライトで夕食
 →家族団らんにもなるし、電気代を節約

■保温調理器と、調理したものを土鍋に入れて毛布でくるむ
 →夕食時に時間帯がずれてしまった際に、温め直す必要がなくなる

■ペットボトル型太陽光発電

武蔵工業大学の宿谷教授によると、家庭での暑さの原因は空気の問題ではなく、床や道路などが日射を吸収して、室内に放射されるために起こるためだといいます。なので、この部分の反射をいかに抑えるかがポイントとなります。

■アルミ箔を天井裏に敷き詰め断熱材とする
 →天井裏と比較して部屋の温度が8度減少

■ウッドパネルをベランダに設置
 →これまで表面温度が64度だったものが32度まで減少

一つの方法で効果を出すのは無理なので、複数の手段で効果を最大限に出すことが大切なのです。

また、集合住宅でもできる暑さ対策はあります。

■ベランダに保水タイルを敷き詰める
 →水を撒いて2時間後、3度以上の温度減少

結果として、今回は50世帯で24.5%のCO2削減に成功しました。

自分たちが知らず知らずのうちに地球温暖化を進めていることって、自分で実際に対策を進めてみないと分からないことなんですよね。番組で使ったシステムを広くみんなが使えるようにして欲しいと思います。

小さな事からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【参考】素敵な宇宙船地球号 7月6日

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京都エコ空間の知恵

2008年6月 29日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →



いま、日本古来の日本庭園が見直されています。

自然をわずかな空間に凝縮し、独自の世界観を実現する日本庭園。その魅力の一つである癒しの効果を利用しようと、百貨店、飲食店、旅館から一般住宅まで、多くの場所でその知恵が取り入れられています。

例えば、視界の上部を障子でふさぐことによって、苔のびっしり生えた庭に対して、大きな広がりを想像させるように工夫されています。

日本にはこのように、庭を無限の広がりと安心を与えられる、そんな工夫が凝らされた庭作りの技術が数多く眠っているのです。

以前に番組にも登場し、素敵な庭を一般家庭に取り入れてくれた京都の庭造り名人・重森千青さんが、今度は足立区にある新興住宅地にある三角形の1.5坪の庭を素敵な庭園にかえるべく、挑戦します。

代表的な日本庭園のほとんどは丸や四角でできていて、三角形という庭は本当に難しいのです。悩みながらも、重森さんは祖父の作庭家重森三玲の作品である大阪城や、岡山県にある友琳の庭を参考に作業に着手します。

そしてついに完成。

そこには、まさに友琳の庭が再現されていました。水が鏡のようになって下に敷き詰められた白や黒の石を映し出しています。

遙か昔から限られた土地を有効に活用してきた日本人。限られているからこそ、そこに無限の想像力という素晴らしい力を取り入れて、限りない無限の彼方を映し出すことができる日本庭園のすばらしさを改めて感じることができる放送でした。

自分たちでも、このように限られた土地を有効に活用し、快適な住空間を作れるのではないでしょうか。そんな気がしてきます。

【出展】素敵な宇宙船地球号 6月29日

重森三玲モダン枯山水 重森三玲モダン枯山水
(2007/10)
大橋 治三

商品詳細を見る

京の庭 京の庭
(2003/10)
重森 千青

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ピンクイルカを呼ぶ少女

2008年6月 23日 By: rainbow Category: 環境問題 1 Comment →



アマゾン最大の支流ネグロ川。そこには群島が多数存在する自然や動植物の宝庫となっています。

このアマゾン川の生態系の頂点に立つのは、ピンクイルカとも呼ばれるアマゾンカワイルカです。これは生きた化石ともいわれる貴重な生物です。

このピンクイルカ、透明度の低いアマゾン川の中ではその姿を見ることはほとんど不可能とされていました。しかし、そのピンクイルカと楽しそうに泳ぐひとりの少女がいます。

ノヴォ・アイロンという場所にある、イルカハウス。そこに勤める看板娘がモニーケ・アルメイダさん、17歳。彼女こそがピンクイルカと戯れることができる少女です。

彼女が、水面をパシャパシャするだけで、多くのピンクイルカ(アマゾンカワイルカ)を呼ぶことができるのです。

世界にはカワイルカが数種類存在します。しかし、それぞれの生存数は極端に少ないのです。
・ヨウスコウカワイルカ: 100頭未満
・ガンジスカワイルカ: 数百頭
・メコンカワイルカ 数百頭

いずれも絶滅寸前まできています。日本にもヒライズミカワイルカというカワイルカがかつて存在していました。

その中にあって、アマゾンカワイルカだけが数万頭規模で存在している。その秘密はこのネグロ川の色にありました。ネグロとは現地の言葉で黒いという事からも分かるように、川の色が茶褐色なんです。この理由は、浸水林から落ちる落ち葉からしみ出すタンニンが水中で溶け出したことによります。これがイルカたちの発見を防止してきたのです。

ところが、近年ピンクイルカに3つの危機が押し寄せています。

<危機1>密猟者
この付近での密猟者が後を絶たなくなり、彼らが仕掛ける張り巡らされた網によってピンクイルカたちが深く傷つき障害を負ってしまっているのです。密猟者をIBAMAの担当者も監視をしているのですが、広大な土地を回る人数も限られ、とても間に合わない状況です。

<危機2>迷信
イルカには様々な魔力があるという迷信をアマゾンの人々は未だに信じているというのです。イルカの目は財布に入れておくとお金持ちになれる等のイルカの部分によって多くの迷信が存在します。このバカげた迷信によって、イルカたちがいとも簡単に殺されてしまう現実にモニーケさんは嘆きます。

<危機3>ダム建設
近年、アマゾン川支の流にダム建設に許可が下りました。川がせき止められることによって、イルカたちの繁殖に大切な場所がダム建設によってなくなってしまうのです。通常、イルカたちは雨期になると浸水林になった広い場所で思い思いの行動をし、乾期になって川の水が少なくなる頃、集まってきたイルカ同士で繁殖を行うサイクルがあります。しかし、ダム建設によって、浸水林は浸水したままになってしまうため、繁殖行動が行われなくなってしまうのです。

このような危機に対して、それぞれの立場で必死にイルカ達を守ろうと必死に戦っています。イルカハウスでは今日も多くの人々にイルカは魔物じゃないと訴え続けます。しかし、迷信だけでなくもっと大きな力の中でモニーケさんができる範囲は限られています。

人間の営みは、そこにある生態系を守りつつ共存共栄していくのが基本です。それぞれの国で、経済状況、環境問題、問題意識の差異はあるにせよ、問題だということを世界レベルで訴えていくことでイルカを守ることはできないものなんでしょうか。

【出展】素敵な宇宙船地球号 6/22


手のひらサイズの動物に心和みます♪ミニアニマル03 ミニミニ親子 ピンクイルカ(親・子)