あしたまにあーな

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加藤登紀子と雨ニモ負ケズなエコライフ

2008年10月 20日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

ここは、千葉県鴨川市

東京から車で約1時間30分で来ることのできるこの街は、東京の都会からはかけ離れた自然の宝庫です。大山千枚田もあり、農業が多くの場所で営まれています。

この鴨川に27年前から住んでいるのが、歌手の加藤登紀子さん。鴨川自然王国を夫と作り徹底した有機農法にこだわった農業を行っており、今では1200平方メートルもの農地には、農業を志す多くの人が訪れる大切な場所になっています。、

加藤さんは、この地で雨水だけを使う稲作である「天水田」を実践していて、今年も稲刈りの時期を迎えました。今回、加藤さんの家を2人の人が訪れます。

まず一人目が、貫地谷しほりさん。貫地谷さんと共に加藤さんは、稲刈りを行い、さらに和傘作りに挑戦します。

我々が使っている傘ほとんどはビニール製で、手軽に購入することができるものが多いと思いますが、忘れ傘の数も非常に多い現状があります。

長く大切にものを使うためには、ものに愛着を持つことができれば、人は忘れないんじゃないでしょうか。そんな思いから貫地谷さんと加藤さんは世界に一つしかない和傘を京都にある和傘職人のお店「日吉屋」の協力を仰ぎながら、竹と和紙を使った和傘を作成することにします。

和傘は、直して使えば、およそ100年は持つといわれています。ものを大切にするとは愛着を持つということ、興味を持つことがすごく大切だと貫地谷さんはいいます。まさにその通りですね。自分で作ることが例えできなくても1本1万円もするような傘を忘れるようなことはしないと思います。要は、愛着なんですよね。

次に加藤さんの家を訪れたのは、南こうせつさん。50種類もの有機野菜が作られる登紀子さんの畑を訪れた南さんも、地元である大分で25年以上も農業生活をしている同志です。
こうせつさんによると、おくらの花や若い部分がおいしいそうです。早速自分でも試してみたいところですが、なかなか手に入りそうもありません。

そんな南こうせつさんと加藤さんは、忘れ傘を利用したアート作品を作ることにします。忘れ傘ですが、東京芸術大学の学生である井上萌子さんの協力を得て、20本ほど利用することにします。井上さんは、いらなくなった傘を集めてエコバックやテントにリユースする活動を通じてエコを訴えています。

この忘れ傘と竹を使ってできたものは、巨大パラソルです。柄がすごく綺麗で、ビニール傘の生地の隙間から青空が見え、鴨川の大自然も見ることができます。

例えば、石油がなくなったらどうするんだというように、限界ばっかり見つけて絶望するなんてもったいないんじゃないでしょうか。鴨川の加藤さんの家のような田舎にくることによって、希望や可能性がたくさん見えてくるのにもったいないと、加藤さんは嘆きます。

自然と共に生きる人々は、心も自然と深くつながっていくものです。昔はみんなそうやって生きてきたのに、いつの間にか忘れてしまうんですよね。都会に住み、自然からかけ離れた生活をするにつれて、自然のことなど忘れてしまい、自然に冷たい仕打ちをするようになる。「共に生きよう」という気持ちも薄れていく。

なので、都市に住み続ける人は常に自然や環境を意識していないといけないんですよね。その小さなエココロが、いつか大きなエコとなって降り注ぎますように。

【参考】素敵な宇宙船地球号 10月19日


加藤登紀子全集?旅人として?


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緒形拳さん ありがとう

2008年10月 07日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

10月5日 71歳という今の時代では若いといえる年齢で、俳優の緒形拳さんが亡くなりました。

最後まで俳優として人生を全うしたと思います。ぎりぎりまで役を演じていて、さらに医者から危篤を伝えられた後も、津川雅彦さんとの面会でいい作品を作り続けるようはっきりとしゃべって笑ったと言います。

自分は、昔の緒形拳さんの作品を見たことはないのですが、最近で言うとNHKのドキュメンタリー番組「プラネットアース」やテレビ朝日の「素敵な宇宙船地球号」でのナレーションで、味のある人だと感じていました。

緒方直人さんという子供も俳優ですが、緒形拳さんとはいつもライバル関係にあるとお互いが思っていることをとある番組で知りました。親子と言うよりもお互いに切磋琢磨するその姿に、俳優という厳しい世界を感じたものです。

緒形拳さんの出演作品で一番印象に残っているのは、昨年放送された風林火山での「宇佐美定満」役です。Gacktをうまく引き立てて、人間味溢れる演技をみせてくれました。緒形さんは、演技は70歳からが円熟すると語っておられました。演技をしていないように演技をすることができる歳になるからだと言います。

そのことそのまま表現していた人であったと思います。これから、この人の声を聞くことが聞けないと思うと、大変寂しい限りです。今はただ、お疲れさまでした、ゆっくり休んでくださいとお伝えしたいと思います。

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そしてライオンは人喰いになった

2008年10月 05日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

世界有数の国立公園がある国、タンザニア

最近、このタンザニアでライオンが人を襲う事件が多発しています。タンザニア中央部の街シンギダでは、この2年間で25人もの人が被害にあい、その被害者の数は確実に増加し続けているのです。もともとライオンには人間を襲って食べるという習慣はないにも関わらず、一体何故このような事件が起きてしまっているのでしょうか。

この事件を解決するため、政府が白羽の矢を立てたのがライオン研究の専門家デニス・イカンダさんです。

デニスさんがまず始めたのが、コールアップ作戦です。これはライオンのメスの声をテープからライオンに聞かせることによって行動を起こさせるという作戦で、見知らぬ声にメスのライオンたちが敵意を見せ始め、雄のライオンは色めき立ちます。

デニスさんの調査によって、次第にライオンの生活の変化が見えてきました。シンギダのライオンたちの活動区域は実に2900平方キロメートルにも及び、群れから追い出されたライオンが放浪するうちにこんなにも広がってしまったようです。

ライオンは、他の動物の皮をはがすのと同様に、人間の衣服を上手に脱がしてから、上手に人を襲っていました。

ここには、人間が作り出してきた深刻な背景がありました。シンギダでは、この10年で森が失われ、20%もの人口増加率のため、ライオンたちの生息域が徐々に少なくなっている現実が見えてきました。もしかしたら、そのせいで食料である他の動物たちの生息域も少なくなってきてしまったために、やむを得ずに人間を襲うことになってしまったのかも知れません。

デニスはある日、生きた人食いライオンの捕獲に成功しました。行動や体のコンディションなど、多くのことを調べるため、射殺をせずに調査の対象としたいと言いますが、人の安心した生活を取り戻すためには射殺しなければならないというのが国の方針です。

一連の事件を引き起こした人食いライオンはいなくなったのですが、これからも第2のライオンが出てくるのは明らかです。

デニスさんは、できる限りライオンと共に共生する道を模索していて、村のスピーカーから定期的にライオンのメスの声を聞かせて、ここに縄張りがあることを別のライオンに聞かせることによって、ライオンの侵入を防ぎ、ライオンが去っていく施策を取り入れようとしています。

ライオンは変わることができませんが、人間は変わることができるのです。なので、トラブルの回避は人間がするべきで、ライオンから元々もの住み処を奪ったのは人間です。

ライオンが悪いのではなく、ライオンは一生懸命生きているだけだとデニスは言います。百獣の王様を、その地位に君臨し続けるのも、人を襲う恐ろしい動物にしてしまうのも人間の努力以外に道はありません。

ライオンの生息域を守りつつ、共に地球に住む同じ生き物であることを今一度再確認をし、共生できるような施策を考えていく必要があるのではないでしょうか。

【参考】素敵な宇宙船地球号 10月5日


☆KINGで生きる理由がある☆Sunflower Lion/グラフィックでデザインされたスタイリッシュライオ…