あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 相武紗季


天地人 第5回「信長は鬼か」

2009年2月 01日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

今回は異なる二人の君主像を見ることができます。まず初音と共に向かった岐阜城で出会った織田信長は、天下を統一して安定した国をつくるためには「義」という言葉は邪魔であるという考え方をします。そのためには、僧の山である比叡山を焼き討ちしてしまうほどの徹底ぶりです。そこに上杉謙信の「義」を唱えた樋口兼続に対して、信長は闇で秀吉たちに暗殺するように命じますが、ぎりぎりのところで石田三成と初音に助けられます。
石田三成とはこれから長い付き合いになるのですが、そういう人たちは往々にして第一印象は最悪なんですよね。兼続はそうでもないのですが光成は兼続のことを頭が悪いやつだと印象を受けます。これからどのように関係が深まっていくかはまだ先になりそうなので、忘れないでおきたいと思います。それにしても織田信長以外の人々は兼続に優しくしてくれましたね。秀吉もアドバイスしてたし、三成は助けるし、初音はチロンチロンと鈴を鳴らして歩いている猫のようだし。みんないい人なのかもしれません。

もう一人の君主は上杉謙信です。信長とは全く異なる精神世界で「義」を重んじているのはすでに承知の通りなのですが、今回それをさらに具体化した言葉を紹介しています。それは、義とは人が人であるための教えであるということ。やっていいことと悪いことがあり、人としてやってはいけないことがあってそれをしてしまった人は「義」から逸脱してしまった人であると。それが織田信長のことなのでしょう。

この乱世の時代において、人が人を裏切ったり寝返ってあり、心に表裏があるのが普通な状況において信長のように、誰も信じずいち早く天下をおさめるということも正しいことだと思いますし、謙信のように精神的にあるべき姿を追い求めるのも正しいと思います。兼続はこの2人の全く異なる君主に出会い、自分なりに悩んだことでしょう。それが、謙信がしばらくして信長に戦いを挑むことになった際に、意外とすんなりとやる気になっていたのが不思議だったりします。

ついに初陣を迎える兼続を影から見守るのがお船。お船になかば告白されているような状況で、相手の幸せを願っているというのは相手を悲しませますよね。なんだか胸が苦しくなってきました。でも、この立場で「どこへも行かないでください。私のもとへ!」などと言えませんよね。スミマセン、最後にきて妄想が入ってしまいました。

□■天地人紀行■□
岐阜県岐阜市
 ?岐阜城
 ?円徳寺
 ?長良川
 ?金華山

天地人 第4回「年上の女(ひと)」

2009年1月 25日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 1 Comment →

今回は、樋口兼続とお船の恋愛模様を中心に話が進んでいきます。昨年の篤姫あたりから大河ドラマも固い感じではなくお茶目な部分を多く出すようになりましたね。兼続はお船のことをすごく気にしながらも、女性に慣れていないせいかまともに話すことさえできません。ずいぶん腰が低くお船に接する姿は、風林火山での平蔵に似ている気もします。

兼続が、雨宿りをするといった小屋でもお船が意味深な言葉を投げかけ兼続の心はドキドキ。この先もあり得るのか、いやNHKのドラマなだけにこの時間帯ではないだろうなどと、こっちまでドキドキしてしまいました。実はお船は小さい頃与六と一緒に遊んだ中でその頃から気になっていたという筋金入りの幼なじみだったのです。これでは景勝を含めたほかの男は近寄ることさえできないでしょうね。残念です。

もう一つのイベントが織田信長でしょう。今回の吉川晃司が演じる織田信長は、これまで描かれていた信長像そのものといった感じで、それを支える秀吉役の笹野高史が思い切り「猿」という感じが出ています。その信長から送られてきた洛中洛外図という挑発に対してなびかない謙信はさすがですね。貢ぎ物など謙信には全く通じないのではないでしょうか。もっと気持ちを揺さぶるような策があれば、謙信を動かすこともできたんでしょうね。

最後に信長の使者として登場したのが、長澤まさみ。始めに登場した服装はまるで水戸黄門のお銀のような限ぢふうな服装だったのが気になるところです。この先どんな服装がみられるのだろうと思っていた矢先、戻りの船の中では普通の着物でした。残念です。これでもかというくらい旬の女優や俳優を次々と投入していますが、長澤まさみもちょい役ではなく長く登場してくれるといいなと思います。

次回は、兼続と信長の対面ですね。今後この対面がどのように働いていくのか、人間関係を構築する上でのキーポイントとなりそうです。

□■天地人紀行■□
山形県米沢市
?米沢市上杉博物館

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天地人 第3回「殿の初恋」

2009年1月 18日 By: rainbow Category: 2009年_天地人, ドラマ No Comments →

与六の姿は全く消えてしまい、とうとう妻夫木聡が本格的に登場しました。しかも、使えている君主である上杉景勝よりも完全に目立っています。主人公なのである程度は仕方ないとしても、主従関係が崩れてしまっているような気もします。それと共にこれからの景勝と兼続の関係が既にここで確立していることを2つも示してくれました。

まず一つ目として、直江景綱の娘であるお船に対する恋愛です。今回の題名にもなっているこのテーマは、殿の初恋なんですが殿よりも兼続の方がお船に親しくなってしまうという皮肉な結果を招いてしまいました。今でもよくある話だと思いますが、「あなたの恋愛を応援するよ♪」とかいって、デートのお膳立てをしてあげたにもかかわらず、当の本人が恥ずかしがり屋のためのあまり進展することができずに、しかもお膳立てしたことが相手の女性にばれてしまうという最悪の結果になってしまいます。もしここで、兼続がお船とゴールインでもしようものなら、景勝はかわいそうでなりませんね。

続いて兼続と景勝の関係を確立したと印象づけられるのが、謙信の越中攻めの前に行われた宴で、優美に舞う景虎の能の後に指名された景勝が断った際に、自分からその場を取り繕うように上田に伝わる陽気な踊りを披露し、場を盛り上げる兼続。人には誰でも向き不向きがあります。それを景勝が不向きな場面で兼続が実に自然にフォローする姿が、実にいいコンビであることが分かります。

兼続はその後も多くの武将から一目置かれている存在だったのですが、兼続だけでその名声をとどろかせることはできなかったでしょう。きっと上杉景勝という実直な武将と共に歩んでこれたからこそ、兼続の才能を発揮することができなたのではないでしょうか。

兼続の恋愛を中心に、周囲との女性との付き合いが今後どのようになっていくのかが楽しみdす。今回、常盤貴子、相武紗季とビックな女優が登場し、天地人も華やかになってきたので楽しみですね。

□■天地人紀行■□
新潟県長岡市
 ?本与板城跡
 ?信濃川

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