あしたまにあーな

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桃源郷の巨大エレベーター

2009年6月 29日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

中国湖南省の北西部に広がる景勝地である武陵源。ここには山水画のような雄大な風景が広がっています。天に届くかのような岩山とその間を流れる清らかな水の素敵なコントラストが世界遺産にふさわしいと認められ、1992年に登録されました。

それ以来多くの環境客が来るようになり、2008年は1,600万人のも観光客が武陵源を訪れています。その増え続ける観光客に対応するために取り入れられたのが指紋登録により入場チケットでした。武陵源の入り口付近に最新鋭の設備が導入され、以前あった不正入場もなくなったといいます。

◆武陵源の成り立ち
400km2もある広大な土地に、この奇妙な岩山ができあがった理由は約3億8千年前に遡ります。武陵源付近はかつて海の底でした。それが2億年前に石英砂岩と石灰岩によって2つの地層が形成され、それが隆起して造山運動によって亀裂が生じ、そこに雨が降り注いだ結果石灰岩の層が溶け出してしまったため、石英砂岩の部分だけが残った結果現在のような岩山が形成されたといわれています。

◆武陵源に存在する人工物
武陵源付近に存在する中国最大級の鍾乳洞である黄龍洞の内部にはカラフルな照明が輝いていてライトアップされています。少し派手なような気がしますが観光客には概ね好評だそうです。

武陵源の山の上にのぼるための百龍エレベーターもあります。パンフレットには「奇怪で険しい石峰にそびえ立っているあなたをハラハラドキドキさせながら絶景を楽しませる」とうたっており、326メートルを1分58秒で登り切ってしまいます。

このような世界遺産の観光地化に伴う人工建造物に関しては、景観と利便性をどのように両立させるかという難しい課題を残しているのです。世界遺産が観光地化することによって、働き場所が増え周辺地域も観光業というこれまでできなかった業種の産業を発達させることができるというメリットがある一方で、様々な問題も起こっています。

◆観光地化による問題
武陵源一帯に200年以上前から生活をしているトゥチャ族は田畑を耕しながら生きてきました。それが1992年の世界遺産登録に伴って激変するのです。村人達は次々とホテルやレストラン経営に乗り出していきました。こうして進みすぎた世界遺産の観光地化にユネスコは危機感を強め、地元行政も世界遺産保護条例を制定しました。

この条例は環境保護に影響のある建築物は撤去もくしくは移転しなければならないというものであり、その結果128件のホテルが取り壊されました。次第に武陵源の山上から先住民は消えていったのです。彼らは新しい場所に住む場所を与えられたのですが、一体誰のための世界遺産なのかと今でも疑問をもっています。

気になるのは百龍エレベーターもこの条例の対象になるのではないかということですが、オーナーによると、環境を保護する上で最善の方法はさっと上がってさっと降りることだといいます。ロープウェーだと1-2キロメートルもロープを張るから景観を損ねるのに対してエレベーターは面積が小さいから景観への影響が小さいと主張します。

この主張に対して早稲田大学の栗山浩一教授はこの主張は違うのではないかと疑問を呈すると共に、世界遺産はアクセスが悪いくらいの方が大量の環境客による生態系の影響などを最小限に抑えることができるのではないかと提案しています。

◆自然環境への影響
武陵源では豊かな清流が誇りでしたが、その川の水も汚水が流れ込むことによって汚れていきました。それによって、清流にすむことが知られているオオサンショウウオの個体数も大幅に減少してしまうという結果にまでなっています。さらに、野生のサルも人間が与える餌によって山から下りています。

地元では最新鋭の汚水処理センターを建設し、毎日清掃スタッフを投入して隅々まできれいにする活動を必死に開始することによって、いなくなりつつあるオオサンショウウオを繁殖させるために、日々努力をしています。

世界遺産のそもそもの目的は、かけがえのない景観を後世に残すことです。それが観光開発によって、逆に危機を招くという矛盾に自分たちはどのように取り組むべきか、そのことを自分たちに突きつけている一例なのです。

日本を含むその他の世界遺産の地で同じようなことが起こっています。対岸の火事では済まないこの問題に対して、自分たちの豊かさは今から未来を向くような仕組みや取り決め、考え方のCHANGEが必要な時期なのかもしれません。

【参考】素敵な宇宙船地球号 2009年6月28日

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太陽熱を使った冷暖房の実用化に向けて

2009年6月 20日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

太陽熱パネル

自然エネルギーを使った発電が国家や企業だけでなく家庭レベルにまで普及し始めています。国もこうした施策に対して補助金を出すなど後押しをしてくれていて、これからますますの普及が期待されています。

現在日本で実用化されている自然エネルギーは、風力、地熱、潮汐力、太陽光などがありますが、ここにもう一つ巨大な動力源が登場しそうです。それが「太陽熱」です。太陽光とは微妙に違う太陽熱の利用は実は世界的に見るとかなりポピュラーなものとして認知されているといいます。

この太陽熱を使った「高効率ソーラー空調システム」を実用化すべく動き出したのが東京ガスです。東京ガスが商売道具であるガスを利用するのではなく自然源を使って動力を作り出す研究を行っていたことに、新しい環境に優しいエネルギー源へシフトするんだという企業としての覚悟を感じます。

太陽熱によって、暖房から冷房までをまかなうことができます。暖房のイメージは比較的しやすく、太陽熱によって温められた水をそのまま循環させることによって室内に暖かくします。それに対して冷房にするのは一工夫が必要です。水は蒸発する際に熱を奪う性質があります。

例えば、真夏に庭先に水を撒くと温度が下がる、汗をかいたときに体温が下がる、お風呂上がりに濡れたたま出ると寒いというのは水が蒸発した際にくっついていた物から熱が奪われたことよるものです。これを利用して、蒸発した物体の近くに水を置いておくことによって、水から熱が奪われ冷水となるのです。この冷水が室内を流れることによって部屋を冷やすことができます。

この高効率ソーラー空調システムが実用化されることで、これまでのガスを使った冷房機器に比べて、ガス消費量は約2割、二酸化炭素排出量は18%それぞれ削減できるといいます。さらに太陽熱は、様々な使い道がある電気を作ることができる太陽光発電に比べて、用途は限られるのですが、太陽エネルギーの変換効率は3倍以上にもなるということで、省スペースで大きなエネルギーとなりそうです。

このような選択肢がどんどん増え、利用者が手軽に利用用途によって使い分けられる環境が整ったとき、政府が目指す2020年までに温室効果ガス排出を2005年比で15%削減することも夢ではなく現実となると思います。

【参考】東京ガス
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20090209-01.html


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無洗米の利点と真の目的

2009年6月 11日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

現在一般に流通している米の10%弱が無洗米になっているといいます。確かに少しずつではありますがスーパーでも無洗米の比率が大きくなってきていて、買っていく人をよく見かけます。

無洗米は一般に普通米よりも値段が若干高めです。それにも関わらずなぜ無洗米を購入するのでしょうか。そして、生産者はなぜこのような米を売り出すのでしょうか。そのふたつの理由にはほんの少しだけ思いの違いがあるのかもしれません。そこで、無洗米の理由を紹介し、そこからそれぞれの立場にたったときの目的について考えてみたいと思います。

◆CO2を削減できる
無洗米は普通米に比べてご飯茶わん1杯で約1.4グラムのCO2が削減できるといいます。これは普通米から出るとぎ汁を下水処理するエネルギーよりも、無洗米に加工するエネルギーの法が少なくてすむことから出る差なのです。ただし、結果は全国無洗米協会が認定した無洗米を使ったときで、認定されていないものも数多くあるので、あくまで参考として見て欲しいと思います。

◆水質汚染を改善できる
米のとぎ汁は川の水を汚染する窒素やリンといった有機物質が多く含まれているそうです。これがそのまま海や川に流れることによって底にヘドロとなって溜まってしまうのです。ヘドロは生物の呼吸を困難にさせ、最終的には生き物が住めない環境を作り出します。無洗米にするとそのような心配がぐっと減ります。工場でとれたヌカは捨てずに肥料として再利用しているとのことで、環境にも優しいといえます。

◆量が多い
スーパーなどで売られている普通の米には5キログラムあたり約150グラム分のヌカがついていて、これを洗い流して食べます。食べられる量は150グラム分減ってしまうということになります。それに対して無洗米は減らすことなく、そのまますべて食べることができるという点から、150グラム分だけお得だといえます。

◆水を節約できる
普通米をとぐときに使う水の量は、3カップの米で約4.5リットル使うそうです。無洗米はとがなくてもいいので、その分の水を節約することができるのです。

◆お手軽
なんと言っても利用者にとっては、面倒くさくないということが一番なのではないでしょうか。奥さんも手荒れに悩まされているので無洗米が欠かせないと喜んでいます。

利点をいろいろ見てきましたが、おそらく利用者から見るとお手軽だという点が最も多い購入理由なのではないでしょうか。多少高くても米とぎの稼働を抑えたいと思う人は多いと思います。

それに対して、全国無洗米協会によると生産者の一番の目的は水質汚染対策だといいます。自然環境を意識するエコの心をより強く持ち、社会貢献をしようとする精神がそこにはあったのです。自分たちも生産者の心を汲み、無洗米を利用してみるのもいいかもしれませんね。これも立派な個人レベルでできるエコ活動なのではないでしょうか。

【参考】exciteニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1243861786249.html


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