あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



空前のまめブーム到来

2009年2月 25日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

そのブームが到来したのは今年の正月のことでした。お正月に出てくるものとしてはおせち料理がありますが、そこに必ずといっていいほど入っているのが黒豆です。黒豆は、黒い大豆のことで黒豆の色素に含まれるアントシアニンやサポニンなどの成分が、脂肪の蓄積を抑える働きがあり、肝臓の働きを助ける効果があるそうです。

そんな黒豆をおそらく初めて食べるであろう子供がいました。彼は、他の料理には目もくれず、ひたすら黒豆だけを手づかみで食べまくります。その様子はまるで何かにとりつかれているかのような怪しげなオーラさえ感じさせるほど。

それ以来、子供の口癖の一つとして「まめー」が加わることになります。この「まめー」の言い方としては、語尾を上げていくことがポイントです。「クラブ」という言葉も語尾を下げてしまうと、部活動系になってしまい全く別なものになってしまいますが、この「まめー」の語尾は、もっと極端に上げます。それをかわいく喋ることによって、彼の発音となるのです。

では、早速彼の中でブームとなった「まめ」たちに登場してもらいましょう。

■豆その1(黒豆)

北海道産 光黒大豆
まずはこの方。このブームの火付け役となった黒豆です。上にも書いたように栄養満点の黒豆は、兵庫県篠山市が原産の「丹波黒」、京都府京丹波町の「和知黒」、京都府亀岡市・南丹市等の「紫ずきん」、岡山勝英地域の「作州黒」、北海道の「早成光黒」「中成光黒」「晩成光黒」などが有名です。

■豆その2(大白花芸豆)

白花芸豆の煮豆
次の豆は、黒に対して白い豆です。正確には大白花芸豆といって中国が原産の豆で、大白(おおしろ)と大黒(おおぐろ)と2種類があるそうです。白くて大きいので食べがいがあります。

■豆その3(大正金時豆)

北海道 十勝産大正金時豆
次の豆は、金時豆です。正確には大正金時豆といい、昭和初期に北海道の十勝地方の幕別村で見つけられ、大正村(現在は帯広市内)で量産されたことからその名が付いたそうです。金時豆は粒の形が良く食味も優れていることから、煮豆用に最も適した豆とされ、洋風の煮込み料理にもよく用いられます。やや小さい豆ですが、2,3個をまとめて口にほおばるのが彼の中で粋な食べ方となっているようです。

■豆その4(大豆)

北海道産プレミアム大袖大豆1kg
この豆はおなじみだと思います。節分の際には年齢以上の量をほおばった経緯もある大豆です。大豆に含まれる大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などがあり、1歳半の子供には残念ながら効果はなさそうです。

■豆その5(トウモロコシ)

北海道美幌産 朝採りとうもろこし
これは「まめ」ではありません。トウモロコシです。豆がマメ科に対してトウモロコシはイネ科とまったく接点がありません。

■豆その6(ボーロ)

やさいのボーロ 100g×1ケース(12入り)
もはや、豆でも何でもありません。ボーロとはポルトガル語で「ケーキ」を意味し、小麦粉に卵、砂糖などを加えてこねて成型してから焼き上げたものです。九州の丸ボーロ、沖縄の花ボウルなどがあります。

このようにしてみてみると、丸くてちっこい食べ物は何でも「まめー」となることが分かります。この特性をうまく活かしてすべての野菜を小さく丸くしてしまうことによって、全部豆として食べてくれるかもしれないと奥さんは画策しています。本当に全ての丸い食べ物が豆になる前に何でも食べさせてしまうといいかもしれません。

奥さんを一人にしてあげる気づかい

2008年12月 21日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

すごく考えさせられる記事を見付けました。35歳のサラリーマンで大手企業勤務、イケメン、家事の手伝いもするし子供をお風呂に入れてあげたりもする理想的な父親がとある悲劇に遭遇します。

それは、彼が奥さんと子供の3人で温泉旅行にいったときのこと。恋人時代に何度かデートした思い出の場所で、娘が生まれてから子育てで忙しかったから気分転換にという思いから出かけたものでした。それは行きに渋滞で30分ほどノロノロ運転になり子供が泣き出したときに起こりました。

しばらく子供をあやしていた奥さんが、突然クッションで子供をバンバン叩きながら「うるさい!黙れ!!」と叫びだしたそうです。びっくりして子供を取り上げたのですが、奥さんはわんわん泣き出して家に帰ると言い出す始末。帰ってからも1日中ずっと子供を無視し続けたといいます。

記事では、理想的な夫であっても風呂に入れたり家事を手伝うといったことでは今の奥さんは満足しないと言っています。色々な社会的な背景はあるのですが、最も大きいのは「一人きりで向き合う子育てのストレス」だそうです。現代人にとって最も大切なものは「自分の時間」であって、そこを侵食されることを非常に嫌うのです。結婚しない女性が増えたのもニートが増えたのも、「自分の時間が浸食され少なくなってしまうから」と結論づけています。

すこし、偏りすぎた考え方だとは思いますが、自分の時間がないというのは確かにストレスを感じると思います。体力的なつらさよりも自分がやりたいことが別にあってそれができないというのは精神的にきついですよね。特に一日中子供と一緒にいる場合は、それが顕著に出るでしょう。

ところが、多くの男性にはそのジレンマが分からないもので、優しくて理解ある男性ほど、家族一緒に楽しい時間を作ろうと努力するそうです。これは子どもに自分の時間を奪われていると感じている奥さんにとっては逆効果であり、せっかくの休日や子どもの夏休みに家族揃ってどこかに出かけるということは、出かけるための準備と帰宅してからの後始末でさらに自分の時間を侵食されると恐怖心すら覚えてしまうというように考え方が180度違ってくる危険性をはらんでいます。

彼がとるべき行動は日帰り温泉旅行ではなく、子供と2人でどこかに出かけ奥さんをひとりにすること、2人で留守番し奥さんを独身時代に戻らせて楽しんできてもらうことも大切だと言えます。逆の立場に立ったとき、自分もストレスを感じることでしょう。「あなたばっかり・・・」というような一方的な役割分担は今の時代にはないんですよね。

常に実行できるかどうかはわかりませんが、心と体のリフレッシュをお互いができる環境を作りあっていくことによって、育っていく子供に対しても優しく接することができるようになり、真っ直ぐに子供も育ってくれると肝に銘じて思いやる必要があるのだと思います。

【参考】Diamond Online
http://diamond.jp/series/ikeuchi/10006/

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安藤哲也先生によるパパのための子育て講座

2008年10月 13日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

父親も子育てに対して主体的に行うようになる時代がやってきて久しくなりました。最近では「パパ検定」なる試験も登場し、父親の育児休暇取得率も向上しつつあります。

そんな状況を反映してか、お父さんのための子育て講座も様々なところで行われていて、今日は奥さん、子供の3人で武蔵溝ノ口で行われた「パパのための子育て講座」に参加してきました。

講師は、NPO法人ファザーリングジャパン代表理事である安藤哲也さんです。一見子育てパパというよりは、デザイナーという雰囲気を持った不思議な感じがする先生ですが、内容はものすごくわかりやすく、タメになる話をたくさん聞くことができました。

今日のプログラムは以下の通りです。
・第一部:ワーク・ライフバランスで仕事も子育てももっと楽しく!
・第二部:子供にうける絵本の読み聞かせワザ!

ファザーリングとは、父親であることを楽しみ、よい父親ではなく笑っている父親になることを推奨したもので、そのファザーリングを実践するために次の6つを実践することを説明しています。

■子供ができたらOS(父親ソフト)と入れ替えよう

■義務から権利へ。客体から主体へ。さらば「家族サービス」
→「家族サービス」、「子育てに参加する」といった言葉は、どこか他人事。
 
■男の育児は、質より量。イイトコドリ育児はやめよう
→かっこよくスマートにしなくていい。とにかく色々とやってみることが大切。

■子育てパパは仕事もデキル。育児で備わる3つの能力
→時間管理能力、問題解決能力、人材マネジメント能力を養える。その他コミュニケーション能力も。

■パートナーシップの構築。妻の人生は、夫のものではない
→夫婦の関係は、必ず子供に影響を与える。妻の人生の応援団になろう

■地域活動を通じて、シチズンシップを獲得しよう
→地域活動は、家での自分の居場所をつくりだし、会社に依存しない生活を作れる。

自分も改めて子育てを楽しみ、子供と一緒に成長できる喜びを感じていきたいと思いました。難しいことはなくただ笑って毎日が暮らせれば、きっと楽しいですよね。

印象的だったのは、母子密着型子育ての話。母子密着型の家庭が増えていて、子供がいつになっても自立できない状況になってしまうのは、父親と母親の関係にあると安藤先生は言います。子供の自立を妨げるも、助けるのも父親の働きと同時に母親の気持ち次第ということですよね。

今回、特に感じたのは家庭の中が明るければ、子供はきっと真っ直ぐに育ってくれるということ。家族に笑いが絶えないよう楽しく過ごすことができれば、子供もちゃんと育ってくれると言うことを学びました。

続く、子供にウケル絵本の読み聞かせ方ですが、時間がおしていた関係もあり少ししかできませんでした。しかし、その中で安藤先生の読み方は、途中途中で子供の様子を見ながら話しかけ、通り一辺倒の読み方ではなく、色々聞きながら、すごいねぇという風に言葉を紡いでいっていました。まだ子供はチョロチョロする方が好きなので、内容は分らないかも知れませんが、読み聞かせは学習ではなくコミュニケーションであることを肝に銘じて頑張りたいと思います。

最後に、今回の内容が関西テレビで放送されるそうです。始めから撮影の方が何人もいらっしゃっていて、撮影をしていました。最後には、自分たちもインタビューを受けてしまいました。奥さんも自分もカミカミだったので、カットされると思います(涙)でも、関西テレビオンリーなので、観れないのが残念です。

改めて子育ては奥が深いと同時に、楽しむ気持ちを忘れないようにしようと感じた大切な一日になりました。

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