あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



子育てタクシーを活用しよう

2009年3月 22日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

子供がまだ小さい時、電車やバスに乗ることは他の乗客にことを考えると少しためらいがあったりしませんか?電車の中で泣きじゃくってしまうと、理解のある人であれば「大変ね」と同情してくれ、席を譲ってくれたりすることもあるのですが、残念ながら多くの場合冷たい視線を向けられることになります。

そこで非常に便利なのがタクシーの存在です。高価というイメージもありますが、中には非常に安く提供してくれる会社もあったり、通常のタクシーでも近距離であれば負担も少しで済みます。また最近では子育て世代向けのサービスに取り組むタクシー事業者も増えているといいます。そこで、一体どのようなサービスなのか見てみることにしましょう。

あまり有名ではありませんが、道路交通法で自家用車に義務づけられている6歳未満の子供に対するチャイルドシート使用は、タクシーには免除されているます。なのでお母さんの膝の上でしっかりと抱っこしてあげながら、走行中にドアを開けたり、運転手側に乗り出さないように常に見張っておく必要があります。そのため、タクシーに迷惑が掛かると利用をためらう人も多かったのです。

そんな思いをさせないために登場したのが「子育てタクシー」です。このタクシーはチャイルドシートを常備していて、乗務員は専用の研修、子供への接し方、緊急時の対応方法などをみっちり習得しています。現在では18都道府県55社が提供していて徐々に拡大しつつあります。気になる値段ですが通常と変わらないということなので、非常に安心です。

なかには、座席シートを汚してもOKだったり、学校や塾などの送迎サービスを取り入れている所もあるので、気になる人は全国子育てタクシー協会へ問い合わせてみるといいと思います。以下に子育てタクシー利用のポイントを示します。

<子育てタクシーの上手な使い方>
1.ドアは自動的に開くので、子供がドアにぶつからないよう、あまり前に出さない
2.ベビーカーがある場合、メーカーや機種で折りたたみ方が違うので、保護者は折りたたむまで行い、トランクへの積み込みは運転手に任せる
3.走行中は運転の支障を来さないように、子供が動き回らないよう注意する
4.支払がスムーズに行くよう小銭を用意しておく
5.緊急でなければ電話でタクシーを手配する。その時に「子供連れ」と申告しておくと経験豊かな運転手が来ることが多い

【参考】
・読売新聞 3月20日
・全国子育てタクシー協会 http://kosodate-taxi.com/


遊びながら、交通ルールや乗り物について楽しく学べるお出かけマット

父親と長く過ごすと我慢強くなる

2009年3月 20日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

21世紀出生児縦断調査

1歳の時に休日に父親と過ごす時間が長い子供ほど、5歳になった時点で我慢強く落ち着いているという調査結果が、厚生労働省が発表した「21世紀出生児縦断調査」で明らかになりました。

調査対象は実に35,000人、5年以上にも及ぶ大調査となりました。調査項目は次の6項目について1歳半の時からどのように変化したかを見るものになっています。

<質問項目>
・落ち着いて話を聞くこと
・ひとつのことに集中すること
・がまんすること
・感情をうまく表すこと
・集団で行動すること
・約束を守ること

これらの内容について、休日に父親と過ごす時間別に集計したところ、6項目すべてで6時間以上接していた子供が1時間未満の子供よりも上回る結果を得ることになりました。最も大きな差となって現われたのが「がまんすること」という項目で8.7%の開きが生じています。

ここから分かるのは、やはり子供の人格形成に親は非常に大きな影響を与えているということ。それも父親の影響が大きいということがわかります。平日にどうしても一緒にいる時間が少なくなりがちなお父さんにとって休日が勝負になるのです。ここで一緒に遊んだり、どこかに出かけたりしながら、子供に様々なことを経験させ、社会の中で生きていくための基本的な考え方を伝えていくことができるかが鍵になるのだと思います。

本調査結果では、1時間未満しか接していなくても6割から7割の子供が質問項目を達成していることから、多く接することによって劇的に変わるという訳ではありません。しかし、多くの時間子供といることによって、この項目以外にも父親として子供を導くという目に見えない効果は確実にあると思います。

それ以上に子供と一緒に遊ぶ楽しさの方が勝り、その延長線上に上記のような結果が生れてくるのではないでしょうか。いずれにせよ、子供が素直で元気に育ってくれるよう父親としても、できる限りのことをしてあげたいものです。

【参考】
・日本経済新聞 3月16日
・厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/tokubetsu/kekka03.html

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ほめられる子は思いやりも育つ

2009年2月 28日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

サラリーマンの世界でも、上司などにほめられることによってやる気が出たり、モチベーションが上がったりします。今の時代において、頭ごなしに怒鳴ったり厳しく接することはもはや反感を持たれる結果となり、逆効果でしかないのです。それh大人の世界だけでなく子供の世界でも当然当てはまると多くの人は思うでしょう。

しかし長らく子供へほめることの効果は実証されてこなったそうです。そしてこの度、科学技術振興機構が、乳幼児期に親からよくほめられる子供は他人を思いやる気持ちなどの社会適応力が高くなるということを科学的に実証しました。

筑波大の安梅勅江教授たちは、約400人の赤ちゃんに対して生後4か月、9か月、1歳半、2歳半の時点で成長の度合いを調査した結果、生後4?9か月時点で父母が「育児でほめることは大切」と考えている場合、その子供の社会適応力は1歳半時点で明らかに高くなったそうです。また、1歳半?2歳半の子供に積み木遊びを5分間させたとき、うまく出来た子供をほめる行動をとった親は半数程度いたのですが、その子供の適応力も高いことも分かったとのこと。

このほか、以下のようなことも子供の適応力の発達に有効であることがわかりました。
〈1〉規則的な睡眠習慣が取れている
〈2〉母親の育児ストレスが少ない
〈3〉親子で一緒に本を読んだり買い物をしたりする

このことからわかるのは、子供と一緒になって喜んでそして成功したときには思いっきりほめてあげること。それによって自分も嬉しい気持ちになれますし、子供もさらなるやる気がでることでしょう。今回の調査で、1歳半くらいですでに効果が出ていることがわかったそうなので、早期から親として子供の人格形成に深く関わっていることを肝に銘じると共に、楽しんで子育てをすることの大切さを改めて感じます。

【参考】YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090228-OYT1T00545.htm

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