あしたまにあーな

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八重の桜 第13回「鉄砲と花嫁」

2013年3月 31日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

前半の最大の山場となった今回。それは、八重の嫁入りでした。相手は大本命と思われていた尚之助で、相手に関する意外性はなかったものの、そのプロポースの言葉と押せ押せムードにはただただ圧倒されました。尚之助というよりは完全に長谷川博己さんと綾瀬はるかさんの現代ドラマという要素が強かったの印象はぬぐえないのですが、「あなたと共に歩いて行きたい」という言葉に、八重は完全にやられてしまったようで快諾することになります。

その直前に、象山先生が亡くなったことを知った尚之助は、「前へ進め」というアドバイスを思い出しており単純に考えると、その前の秋月の言葉を含めて会津を出て自分の力をかってくれるところへ向かうものと思っていたのですが、それでもSTAYを考えた尚之助。その答えが「前に進む」ことを意味しているのかどうかは、ここでは分かりませんが、今後見ていく上で気に留めておきたいと思います。

八重の結婚には周囲も驚いており、大蔵は動揺をかくすことができず覚馬の前で「自分は今でも八重さんのことが好きだ」と告白するのではないかとドキドキしましたが、実際には大人の会話で終わらせています。さらに頼母は策があるといって、自分の家を花嫁の出発地点にして行列をさせることを考えます。これも、自分は直前にどこに住むのかという話題があったことから、頼母の家を貸し出すのではないかと考えたのですが、これも予想が外れます。外してばっかりですが、この方が意外性があって楽しむことができた内容となりました。

都では、西郷が着実に勢いを伸ばしており勝も恐れるほど。吉川晃司さんの演技も堂々としていて素晴らしいですね。会津もいずれこの人に大きな影響を受けることになると思いますが、その時に中村獅童との絡みがあるといいなと密かに楽しみにしています。

次回ももう少し八重の結婚話が続き、一方で覚馬の目がヤバイ状況になりそうで色々な出来事が起こる模様。スカリツリーからの電波もちゃんと届いていたので安心して次回も楽しみにしたいと思います。

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八重の桜 第12回「蛤御門の変」

2013年3月 24日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

これまで幕末の動乱を描くドラマの中で蛤御門の変は、どちらかというと旧態依然とした幕府を打ち破って新しい世の中を作ろうという、どちらかというと長州よりの描写が多かったのですが、今回はその逆の立場で幕府や朝廷を守ろうとする立場から見ることができました。

同じ出来事でも立場が違うとここまで解釈が異なるんだと、新しい発見の連続でした。幕府は何となく小泉孝太郎さんが引いている関係上頼りなく移ってしまいますが、会津軍は勇猛果敢に戦っている様子を臨場感溢れる描写でみることができます。特に弾が飛び交う状況はこれまでの大河ドラマにはなかったものではないでしょうか。

しかし、同時に戦が街の人々に及ぼす爪痕の深さも描かれています。すくいの小屋が数々たつなかで登場したのは遠山の金さんではなく松方弘樹さんでした。一商人にも関わらず覚馬に惨状をしみじみと伝えます。こうした大物が登場することによって、物語全体にも重みが増してすごくいいと思います。

一方、会津では縁談を勧められた八重と尚之助の間がぎくしゃくしていました。といっても一方的に八重の方が意識しすぎているような感じではありましたが。そんな風に意識されながらも尚之助は随所に八重に対する優しさをちりばめたり、覚馬の状況を心配する山本家を安心させるために精いっぱいの気遣いをしたりして、本当に人間的に素晴らしい人なのだと感じます。

この先はもう少しだけ、歴史の表舞台が中心になって八重に対する描写が二の次になってしまいそうですが、そのなかで八重がいかに存在感を出していくのか、そこに注目していきたいと思います。

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京都府京都市
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天地人 第19回「本能寺の変」

2009年5月 10日 By: rainbow Category: 2009年_天地人 No Comments →

今回、大きな時代の変革点に差し掛かりましたね。とうとう織田信長が明智光秀に襲われてしまう「本能寺の変」が起こります。これまで明智光秀の織田信長に対する恨みが描かれてきましたが、その伏線がここにきて爆発することになるのでした。

ほとんどがこれまでに他のドラマで描かれてきた場面だったのですが、唯一違うなと思ったのが、織田信長の最期の場面で謙信が現われて信長に諭すのです。天地人とは、天の時、地の利、人の和であり、信長は最も大切な人の和を欠いていたと。人の心は権力ではねじ伏せることはできないと、まさに今回の出来事を言っています。

そして有名な辞世の句である「人生50年・・・」は言わなかったですね。森蘭丸が最期の時は近くにいたと言っている資料もありますが、今回は初音でした。本当にここまでしたのかは謎で、少しやりすぎなような気もしますが、無念さをうまく伝えられていたと思います。

少しだけ状況が違っていれば魚津城に立てこもっていた人々も救われていて、また違った時代が作られていたかも知れませんが、これも運命なのかもしれませんね。すごく無念だったと思います。

そして今回、もう一つの大きな出来事は兼続とお船との関係でしょう。これまで信綱のこともあり、自分の気持ちを伏せていた兼続も、お船と話すうちに自分がいかにお船に助けられていたかを思い出し、そしてかけがえのない女性であることを改めて感じるのでした。なんだかこっちまで恥ずかしくなるようなその会話に、奥さんはたまらず席を立ってしまうほど。これから、助け合って双方共に出演し続けて欲しいですね。

次回からは、とうとう秀吉の時代が始まります。家康が出てくるまでの間、文字通り天下人となる秀吉とどのように景勝や兼続が対応していくのか、兼続も言っていましたが上杉がどのように振る舞うかが試される時代が到来します。この時代の方が兼続には合っているかもしれません。ギリギリのところで天が味方した上杉の今後の反映に着目したいと思います。

□■天地人紀行■□
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