あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



ノンアルコールビールの造られ方

2011年9月 05日 By: rainbow Category: グルメ No Comments →

最近めっきりお酒を飲む機会が少なくなってしまったのが原因かどうかわかりませんが、アルコールに弱い体になってしまいました。飲んでいる最中は問題ないのですが、その後の二日酔いになる確率が急上昇しており、そのつらさを考えるとどうしてもたくさん飲めなくなってしまうのです。

それでも、家にいるときなど少しでも飲んだ気分だけでも味わいたいという願いを叶えてくれたのがノンアルコールビールです。大手のビール会社が続々と出していて、味もまるで本物のビールと遜色がありません。世間的にもノンアルコール製品は人気をよび、焼酎や梅酒、ワインまでノンアルコールものが登場していて嬉しい限りです。

しかし、気になるのがノンアルコールものはどのように作られているのだろうかという謎。大手ビールメーカーの方がそれを教えてくれているので紹介したいと思います。

ビールやワインなどの醸造酒は、原料の麦汁やブドウ果汁などに酵母を入れて発酵させて造りますが、ノンアルコールの場合は、原料に酵母を入れず発酵させません。

一昔のノンアルコールビールでは、ほんの少し発酵させていたのですが、これではアルコール度数が1%程残ってしまいます。たしかにそのように表示されていました。世の中としてはドライバーなどから少しでも入っていると不安という声が上がったことから、完全にアルコールがないものを開発する必要性に迫られたのです。

そこで原料に酵母を入れず発酵させないことによって、アルコール分が発生させないという手法が生み出されたのです。

ただし、原料を発酵させることによってビール特有の様々な味が生まれるものが何千もあり、これが発酵させないノンアルコールビールにはないことになります。それを補うのが香料です。現在の香料の完成度は高く本物に限りなく近い味を出すことができることから、ビールなども「本物」を飲んでいるかのような気分になれるのです。

しかし、わかる人にはわかります。その差を埋めるため今も一生懸命メーカーの方々はがんばっているのです。技術革新によって今後は全く味の区別がつかないノンアルコールのお酒も登場するかもしれませんね。自分はそこまでこだわりがないので、今のノンアルコールのお酒で十分おいしくいただけていて十分満足しています。

ノンアルコールを当たり前のように飲むようになった時、「本物」のアルコールが入ったお酒と「似ている」ということがどこまで意味をなすものになっていくのか、悩むところです。

【参考】web R25 http://r25.yahoo.co.jp/

ワインの生産量第2位の意外な場所

2010年6月 04日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

ワインは日本の酒税法では「果実酒」に分類されます。ワインと名乗ることができるのは原料にブドウを使っているものだけで、それ以外はワインと名乗ることはできません。果実酒のなかには、ワインの他にシードル(原料果実はリンゴ)、リモンチェッロ(原料果実はレモン)などがあり、その果実酒を蒸留してアルコール度数を上げたものをブランデーと呼びます。

日本でワインの生産量が第1位は、おのずと知れた山梨県です。勝沼を中心にワイン生産地が並んでいて、街の中には至る所にブドウ畑が点在しています。ワイン畑というと林真理子さんの「葡萄が目にしみる」という物語を思い出します。甘酸っぱい青春をブドウに重ねていた自分がいたのかもしれません。

そんなワインですが、山梨に次ぐ第2位はどこかわかりますか?それは神奈川県なのです。神奈川県のシェアは全国の約3割にも及び、3位の岡山県を引き離して堂々の第2位なのです。しかし、神奈川県に住んでいる自分からみると疑問が湧いてきます。神奈川で、山梨のようにブドウ畑が広がっている場所を想像することができないのです。自分が知らないだけなのかと思っていたのですが、ブドウの収穫量でいうと、神奈川は全国の0.4%に過ぎないとのこと。では、どうして収穫していないのにワインの生産量が多くなれるのでしょうか。

それは、藤沢市にあるメルシャンの工場が大きく寄与していることが理由なのです。メルシャンといえば国内で最も有名なワインメーカーの1つでしょう。その工場では、主に輸入したブドウ果汁を利用してワインを生産しているといいます。個々に1つのからくりがあります。

国内で醸造されるワインは原料であるブドウの産地に関係なく、統計的には「国産ワイン」としてみられるというのです。国産のブドウが原料になっているワインは果実酒全体の4分の1程度で、残りの多くは海外から濃縮果汁として輸入されています。この濃縮果汁を利用すると1000円未満の低価格商品に、国産ブドウを利用するとやや高級になっていきます。

どちらにも様々な楽しみ方があると思います。以前テレビでやっていた芸能人格付けチェックではありませんが、少なくとも自分は低価格商品の方が口に合うような気がします。そういう意味で神奈川県にいながら、そのできたてを飲むことができるのは嬉しい限りです。

【参考】日本経済新聞 2010/06/03

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ボジョレー・ヌーボー基礎講座

2009年11月 01日 By: rainbow Category: 日記 1 Comment →

ワイン好きの人にとって毎年待ちこがれていた時期がもうすぐやってきます。毎年11月の第3木曜日に解禁されるボジョレー・ヌーボーですが、今年は2009年11月19日がその日にあたります。そこでその日を迎えるにあたりボジョレー・ヌーボーについて改めて勉強をしておさらいをして舌だけでなく知識をつけることによって、今まで何気なく飲んでいたボジョレー・ヌーボーを違った感覚で楽しみたいと思います。

◆ボジョレー・ヌーボーとは
ボジョレー・ヌーボーのなかの「ボジョレー」とは、フランス・ブルゴーニュ地方の南部にある地区の名前をさし、「ヌーボー」とは新酒のことを示しています。全世界共通で毎年11月第3週木曜日に解禁されます。

◆ボジョレー・ヌーボーのブドウ品種
ボジョレー・ヌーボーは赤ワインであれば「ガメイ」というブドウ品種、白ワインであれば「シャルドネ」というブドウ品種を使用したものに限られ。このガメイという品種は、粒が大きく渋みが少なくフレッシュでジューシーな味わいになるのが特徴といわれていて世界的に見るとすごく生産量の少ない品種なのです。シャルドネ種の特徴は香りが高くキレのあるワインが生成されます。

◆ボジョレー・ヌーボーの種類
フランスでの分類の仕方の一つであるAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ)をもとに以下4つのボジョレーに分類することができます。

・ボジョレー
上で説明したボジョレー・ヌーボーの定義を満たすことができるものをいいます。非常に厳しい条件で作られないと名乗ることができないのです。

・ボジョレー・シュペリュール
アルコール度数10.5度以上のボジョレー・ヌーボーのことを示しています。通常ボジョレー・ヌーボーのアルコール度数は10度程度といわれています。

・ボジョレー・ヴィラージュ
ボジョレー地区の北部に位置する指定された村から産出されたワインに適用される名称です。ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは、葡萄の収穫量やアルコール度数などが普通のボジョレーより厳しく、フルーティーな香りと味わいがより際立っています。

・クリュ・ボジョレー
ボジョレー地区の北部に位置する指定された10の村から産出されたワインに適用される名称です。フランスのワイン法ではこれらの村で作られたワインを生産された村名で販売することを許されており、最上級のボジョレーに相当します。

◆今年のボジョレーは?
2009年のボジョレー・ヌーボーは非常に評判が高いとされています。現地のボージョレーワイン委員会によると、2009年の気候はぶどう栽培において理想的であった、2005年をも超えるヴィンテージとなるであろうと発表しています。2005年といえば100年に1度と言われたほどの傑出の年なので、それを超えるということが相当期待することができるのではないでしょうか。

このように、ボジョレー・ヌーボーを見てきましたが、味の嗜好には個人差も大きいので高いモノが必ずしも自分の舌に合うとは限りません。自分で色々なボジョレー・ヌーボーを購入してみて飲み比べてみるのも一つの楽しみ方かもしれません。そのためにはワインを彩るそれ以外の雰囲気作りや料理なども力を入れて華やかさを演出するとより一層美味しいワインを楽しむことができると思います。

【参考】
・モテる大人のボジョレー・ヌーボー http://www.coneco.net/special/l008/
・gooニュース http://news.goo.ne.jp/article/gookeyword/life/gookeyword-20091030-01.html