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上司を味方につけるメリット

2010年3月 24日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

会社もここ数年、残業を抑えるように様々な取り組みを行なっています。総労働時間をある一定の時間内にする取り組みやワークライフバランスの講習会を実施し家庭とのうまい両立をアドバイスしているのもその一環といえます。そんな残業ですが、あなたが仮に上司だとして次のどちらの部下を評価するでしょうか。

A:仕事に無駄がなくアウトプットも完ぺきなので、残業する必要もなく定時に帰宅する部下
B:まじめに仕事に取り組んでいるけど、毎日残業することでどうにか仕事をこなしている部下

日本には本音と建前が存在します。建前上では必ずAを選択すると思います。会社としては残業をせずに、きちんと仕事をしているAの方が評価が高いと考えるでしょう。しかし、そこには上司から見た本音が働く場合があるのです。周囲が忙しくしている中で自分だけさくっと帰宅する人を「協調性がない」「和を乱す」と受け止めてしまう危険性も同時にはらんでいます。そんな風潮が少なからず日本の企業にはあるような気がします。

自分には、そんなつもりがないこともまた悲劇なのです。そこで、上司とうまく付き合い、自分の行動を正しく評価してもらうため、部下としてはどのように振る舞うといいのでしょうか。そんな上司を味方にする技術を得るためには、逆の立場で物事を考えてみるとわかりやすいと思います。以下、その方法について例を見ていきましょう。

◆上司の下で成長する自分を演出する
自分が上司だとすると、自分を超えてしまうような成長をする部下がいると恐怖感を感じるのではないでしょうか。頼もしいと思いつつも指導することがなくなってしまうのは厳しいものです。部下としては実力を磨きつつ、その実力を上司に指導してもらう毎に小出しにして結果を出していくのがいいでしょう。自分が育てたという満足感を与えると同時に、自分も想定していた方法と違うものを見つけることができるものです。

◆コミュニケーションがしっかりと取る
上司と何でもいいから共通の話題をもてるといいと思います。スポーツでもドラマでも政治経済でも何でも構いません。仕事とは違った話ができるようになると、仕事で話すときにも、円滑に話が進むものです。また話をきちんと聞いてもらえることも多くなるでしょう。

◆上司のいうことを聞く
上司のアドバイスをうまく取り入れてみましょう。従順になるというのではなく、まずはしっかりと相手が考えていることを聞くのです。その上で冷静に自分の考えを伝え、相手のアドバイスを受け入れるだけの心の余裕を持つのです。「上司のおかげでこんな立派な仕事ができました」ということをアピールすることによって上司への心証もぐっと良くなるでしょう。

◆付加価値を提供する
上司からの依頼について、そのまま言われたことをやるだけでなく自分の中で少しだけ工夫することによって、プラスアルファのこともやって付加価値を提供しましょう。自分の仕事が終わった後に「なにかお手伝いできることありませんか?」という一言を言うのもいいでしょう。

このように、些細なことではありますが上司も人間ですし、感情の起伏もあるものです。こびたりする必要はまったくないですが、部下として上司から得ることができるものは必ずあるはずです。上司と部下という関係の間、それを盗み自分のものとすることを始めの目標としながら、良好な人間関係を築いていきたいものです。

【参考】COBSオンライン http://cobs.jp/jijinews/trend/2010/03/vs_1.html

売った恩は忘れる仕事術

2010年3月 16日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

ビジネスの世界は、ドライな部分もありますが一方で人間関係を大切にする面も非常に多くあります。人間関係ができているがゆえに通常であれば受けてくれないような仕事でも「仕方がないからやってあげる」という風にプラスに働くことも非常に多いのです。

そんな人間関係はほんの些細な恩のやりとりによって生まれます。通常ではあまりやりとりをしない相手から仕事を頼まれた時に、「そう言えば昔、あいつには色々やってもらったから少し無理をしてでもやってあげようか」となります。誰かに親切にしてもらったことは相手は心の片隅に覚えているものなのです。

では、反対に恩を売った方はどうでしょうか。自分が相手のために何かをしてあげたときに、その相手に恩を売ったといつまでも覚えておくべきでしょうか。これに関しては中国の古典の処世訓集「菜根譚」に次のようなことが紹介されています。

「恩仇のともにほろぼすにしかず(不若恩仇之倶泯)」

これは、「恩と恨みはなかったことにするのがよい」という風に訳すことができるそうなのですが、自分が売ったつもりの恩は、恩着せがましく覚えていないで忘れなさい、と考えることができるといいます。つまり中国の先人も売った恩についていつまでも考えることを戒めているのです。

恩を売ったほんの一瞬、そんな自分を褒めてあげ気持ちよく次の仕事へ向かっていくというその場限りの充実感を得ることができればそれで十分ではないでしょうか。いつかは自分も回り回って誰かに恩恵を得ることになるのですから結局は相殺されるのです。そう考えると、相手に対して誠実にやれることをやってあげるという気持ちで仕事をすることによって、自分は将来多くの人に助けられながらいい仕事をすることができるのではないでしょうか。

【参考】日経ビジネスAssocie Online
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20100315/215810/

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セミナーで参加者から発言を引き出す心理テクニック

2010年3月 10日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

最近、ビジネスセミナーの雰囲気も徐々に変わりつつあります。以前であれば90分程度の講義時間が終わり最後に質疑応答という形式が圧倒的であったのに対して、最近では講師と参加者が交互にインタラクションをとりながら講義がすすめられる参加型のセミナーが増えつつあります。時にはグループワークなどを織り交ぜながら全体としては一方的な講義形式よりも「身についたな」とより実感することができます。

そのような参加型のセミナーですが、難しいのが「いかに参加者に発言させるか」ということ。せっかく参加型とうたっても、参加者が場の雰囲気にのまれてしまい当たり障りのない発言に終始してしまっては、セミナー全体の雰囲気も悪くなってしまいます。そうならないために、プロの講師は参加型のセミナーを開く際にあとテクニックを持っているといいます。この参加者から発言を引き出すことができるというすばらしいテクニックを、シンメトリー・ジャパン代表の木田知廣さんのアドバイスをもとに見てみたいと思います。

まずキモは「とにかく口を開かせて、何でもいいからしゃべってもらう」というもの。非常に簡単ではありますが、これを「どこで」「どのように」話してもらうかにカギが隠されています。

◆「どこで」:Where
参加者に話をするような場を設けるタイミングはセミナーの冒頭にあります。これは、冒頭から一方的に話し始めてしまうと参加者は「聞くモード」に入ってしまい、後で何か話をしてもらおうとしても心理的な障壁が高くなってしまうのです。

なので冒頭に参加者同士で話をしてもらう時間をとります。これを「アイスブレイク」といい、見知らぬ参加者同士の心理的距離を近づかせ仲間意識を共有する効果を持っています。多くは、まず1対1で自己紹介から始め簡単なワークへとすすむパターンになります。この際のポイントは必ず1対1という構図にすること。1対全員だと始めから心理的なプレッシャーを与えるだけで場の冷たい雰囲気を打破することはできません。

◆「どのように」:How
さらに、アイスブレイクの時には指示する内容も重要になってきます。具体的には
参加者の動作を1つ1つ言葉に出して指示するのです。以下に「逆さ後出しじゃんけん」というアイスブレイクをする際の冒頭の指示例を示します。

 「では、ペンを置いてこちらを見てください」

 「隣の人とペアを作ってください」

 「2人で話し合って、先攻と後攻を決めて下さい」

 「はい、先攻の人は手を挙げてください」

参加者はあまり意識せずに、講師の指示に従っていくと思います。これが実はすごく重要なのです。一度講師のいうことに従うモードに入った参加者は、それを講義中ずっと継続するのです。これを「コミットメント」といいます。これを利用することによって少し複雑な「どう思いますか?」といった質問に対してもスムーズに反応してもらえ、答えを導くことが出来るようになるといいます。

このふたつの方法は、プレゼンテーションの中でも応用することができ、自分の考えを理解してもらう一助となるはずです。参加者にとっても時間中、色々とケーススタディを自分の頭で考え、それが正しいのかを確認しながらすすめることができれば理解力も飛躍的に高まることから、双方にメリットがあるといえるでしょう。同様に講師の立場でも、参加者との関係の中から新たな気づきも生まれやすくなり、より充実した時間を過ごすことが出来るようになるメリットもあります。高いお金を払って何かを得るために参加するのですから、効果の高いものに双方ができたらいいですね。

【参考】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1003/05/news008.html

アイスブレイク入門 アイスブレイク入門
(2009/03/17)
今村 光章

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