あしたまにあーな

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文字通り一年を締めくくる忘年会に

2010年11月 10日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

そろそろ忘年会の季節となり、自分の担当でも若手が会場の手配やスケジュール調整など慌ただしく動いています。毎年のこと、そしてメンバーも同じ職場の人ということでどうしてもなれ合いの中でダラダラといつもの飲み会をしてしまいがちになります。

しかし、せっかくの忘年会なのですから、愚痴や仕事による途中退席などをせずに文字通り一年を締めくくることができるような集まりにしたいものです。一年を締めくくる方法が問題となりますが、やはり今年一年自分たちはどうだったのか、あなたはどうだったのかといった心に残る振り返りがあるといいとコミュニケーション塾主宰の今井登茂子さんは話します。

その1つおすすめとして挙げているのが「感謝の会話」です。「今年もありがとうございました、来年もよろしくお願いします」では味気ないので、さらにどのようにありがたかったのかを自分なりの言葉で相手に伝えてあげるといいといいます。

その一例を以下に挙げます。

「残業を何度も手伝ってくれましたね。本当にありがたかったですよ」
「何でも分からないこと聞いてと言ってくれた言葉、すごく嬉しかったです」
「電話の対応、うまくなったね。おかげで助かったよ」
「産休でご配慮いただきうれしかったです。おかげで元気に育っています」

隣に座った人にまつわる感謝の言葉を探しながら声を掛けて上げる、そして席を移動しながら様々な人に感謝の気持ちを伝えることによって、みんなの気持ちも温かくなり会話や人間関係もよりよくなるのです。

そんな感謝という温かくも強い関係の中にいることによって、来年もいい年になるようにみんなで頑張ることができるのではないでしょうか。

【参考】日経Plus1 2010/11/06

必ず、人生がうまくいく「ひとこと」の魔法 必ず、人生がうまくいく「ひとこと」の魔法
(2006/10/19)
今井 登茂子

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マイペースが周囲を和ませる

2010年10月 21日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

かつて、同じ部署の先輩にかなりマイペースな人がいました。てきぱきと行動する人が多い中、あくまで自分のペースで話をし、そして仕事をする人でした。今日の昼休み、その先輩の友人である別な方と話をしていて、その先輩の様々なエピソードを教えてもらいました。そのいくつかを紹介したいと思います。

◆エピソード1:ストーブ事件
先輩は、会社に来て猛烈に不安になりました。あまりに不安になり、同僚に相談を持ちかけたそうです。

「なぁ、俺絶対にストーブつけっぱなしにして来ちゃったと思うんだ。どうしよう」

それを聞いた同僚は、次のようにアドバイスします。

「マジで?それやばいよ。もし火事になっちゃったら一大事だから、すぐに1階の大家さんに電話して、マスターキーであけてもらって、消してもらいな!」

部屋の中が散らかっているため、渋る先輩を同僚は説得し、大家さんに電話をさせます。その後しばらくして大家さんから電話が掛かってきました。

大家さん「開けて中に入って確認したところ、ストーブはついてなかったんですが、水道の水が出しっぱなしでした・・・」

先輩は、火ではなく水をつけっぱなしにしていたのです。この全く逆な勘違いはどこから来たのでしょうか。しかも、普通水を出しっぱなしにして気がつかないことはあまりないような気もするのですが、先輩は本気で安心していました。

◆エピソード2:車で駆けつけ事件
ある日、先輩は仕事ですぐに休日出社しなければならない状況で車で駆けつけました。そして会社内で仕事をし、翌日の朝になってようやく仕事が終わりいざ帰ろうとするのですが、肝心の車の鍵がありません。

同僚全員でくまなく探したのですが、全く見つからないのです。とりあえず休憩しようということになり、近くのコンビニまで行く途中、先輩の車の近くを通った際に同僚が車の中のカーナビが光っているのを見つけます。

おかしいと思い近づいてみると、なんと車のエンジンは掛かったままで低い重低音を発していたのです。丸一日以上、この場でアイドリングをし続けていたことになります。

しかも、途中昼ご飯を食べるために車の近くを通っていたにも関わらず、全く気がつかなかったのもすごいとしかいいようがありません。

ちなみに満タンで入れていたガソリンは、給油ランプが付きEの値を指し示しながらもギリギリでエンストにならずにいたそうです。

まるで、西部警察のような緊急時の車の乗り捨てを見事に演じた先輩は輝いて見えます。

このように、本人にとってはどちらも大真面目なのですが、結果として周囲の人を和ませる話になってしまうのも、先輩の立派なキャラクターといえます。マイペースに生きる人が、一般的な常識や既成概念からかけ離れたことをするのはよくあること。それが周囲に迷惑をかけるものでないのなら、その人の素敵な個性でありチームとしていい雰囲気を作り上げることができる一例といえるでしょう。

快ペース仕事術―自由時間を思い通りに増やす 最小限の時間で、「最大効率」のマイペースを身につける 快ペース仕事術―自由時間を思い通りに増やす 最小限の時間で、「最大効率」のマイペースを身につける
(2007/11/24)
佐々木 正悟

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汚れたトイレがとたんに綺麗になった秘策とは

2010年10月 06日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

公共のトイレというとどのようなイメージをお持ちでしょうか。きっとあまり掃除がされておらず、清潔とは程遠いというイメージを持っている人が多いと思います。さらにこの不景気のなかで予算が削られるなか、トイレ清掃費用を節約するために、市役所の職員が清掃を担当しているところまであるといいます。

そんな悪いイメージがつきまとう公共トイレですが、とある市役所の職員が街外れの市役所にある市営トイレをある方法によって劇的に綺麗にすることに成功したと投稿サイトに載せたことで話題になっています。

エントリーによると、これまでのトイレは利用後に水を流さない人がいるため汚れがこびりついており、掃除が大変だったそうです。自分が掃除をしなければならず大変であることと、利用者にとってやはり不快に感じさせてしまうということから、何とかしないとと考え、「水を流してください」という張り紙を貼ったそうです。しかし、全く効果は現れません。

そこでこの市役所の方は考えました。トイレの入口に「水を流さない場合は、この中に10円入れて下さい」と書いた小さな貯金箱を置いたことによって、効果がみるみるでて、掃除が楽になるほど汚れが改善したというのです。

たった10円であり、街外れの市営トイレということもあり支払わない人もいるでしょうが、金額の問題ではなくこのトイレが有料であるという心理的な効果がでたものと見られます。

また、これに限らずトイレの張り紙で注意口調なものはほとんど効果がないといえます。それは、それを見た人の心に響かず逆に反発を招いてしまうことにあります。「○○するな」「○○しろ」といっても素直になれないのはやむを得ないでしょう。そんな口調ではなく、「いつも綺麗に利用していただきありがとうございます」というように、感謝口調にすることによって人は自然と注意するようになるのです。

市役所の職員の例や感謝口調に共通することは、決して押しつけることはしないということ。相手に対してこちらの都合を一方的に話すのではなく、相手の判断や気持ちにゆだねることが大切です。そんな心のゆとりを双方に持つことによって、気持ちの良いコミュニケーションが行なわれ、その効果は確実に高まるのです。

【参考】はてなブックマークニュース
http://b.hatena.ne.jp/articles/201010/1806

  

  

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