あしたまにあーな

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篤姫 第4回「名君怒る」

2008年1月 27日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 9 Comments →

斉彬が薩摩藩藩主となって、お国入りしても一向に動きがないことに対して、だんだん藩士たちの不満が高まっていきます。

これ以上は暴動になるんじゃないというところを救ったのが於一でした。

お国入りを祝うために分家が城に上がってお祝いを述べるという催しで、於一は島津斉彬に、斉彬のために戦った藩士をなぜ許さないのかと問い詰め、そういった人を許すことを約束させます。

於一は斉彬に、争いは争いを生むだけ、今は心を一つにして薩摩をまとめるべきだと諭され、さらにそれでも自分のいうことが信じられないのであれば薩摩から去れと伝えます。

斉彬ってすごいですね。ここまで言って、確実に実行する藩主とくれば、確実にカリスマ性を帯びますね。高橋英樹というキャストもここまで来ると適役な様な気がしてきました。このタイミングでの斉彬が何歳の役なのか、少し気になるところではありますが(汗)

大久保や西郷も於一のことを心から感謝し、尊敬する存在になっていく一面をかいま見ることができます。この後、この人達と於一の関係がどのようになっていくのかがすごく楽しみです。

なかなか、於一の身辺は変わっていきませんが、斉彬との関係は確実に深まっていっていて、「もう一度会ってみたい」と言わせるところまで来ました。そろそろ、今泉家から独立して大海原へと旅立つ準備段階に来たようです。

せめて、それまでは家族で月見酒で、今という時を楽しんでほしいですね。

篤姫 第3回「薩摩分裂」

2008年1月 20日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 12 Comments →

いつの時代も跡継ぎ問題というのは起きるもので、島津家も例外ではありませんでした。

島津斉興の跡継ぎとして、その息子である忠教を推していたのに対して、島津斉彬を推す人たちとの間でお由羅騒動が起きます。その名前の由来であるお由羅の画策はほとんど出てきませんでしたね。

島津斉興を演じる長門裕之を見ると、どうも悪役に見えてしまいます。今まで悪役というイメージがすごく強いので、実際の島津斉興はそんなに悪い人でなかったとしても、そう見えてしまいます。

島津斉興が大久保正助を謹慎にしたことによって、於一と大久保、西郷を結びつけてしまうことになります。原田泰造も大久保をうまく演じていますね。2枚目だけあって絵になっています。

於一は、その大久保の親であるフクから多くのことを学びます。
それは女の誇りとは何なのか。

心優しいというだけで、無邪気な振る舞いって、本当はある人には残酷になってしまうことがあります。フクは一家を支えている強い女性であり、そんな人を傷つけたというのは自分の奢りでしかない。

そういって於一を諭すお幸はかっこいいです。樋口可南子さすがですね。お幸は「誇りとは、その人の生き方を支えているもの」と説明し、於一に女のしての誇りを自覚させます。この於一が今後大きな存在になっていくのは、実はこの母親の影響がかなり大きいんだと改めて実感します。

薩摩武士が、於一を中心に次第にまとまっていく姿を、静かながらも確実に伝えてくれるそんな回でした。

次回から、いよいよ於一が島津斉彬に見初められ、大きな人生の転換期を迎えていくことになりそうです。

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篤姫 第2回「桜島の誓い」

2008年1月 13日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 10 Comments →

調所広郷という男の一生が今日、閉じることになります。

藩の財政を立て直し、500万両にも及んだ借金をほぼ完済したの手腕よりも民衆の貧困を招いてしまったことのほうが重く見られ、さらに密貿易や偽金など様々な黒いことを一切合切手がけていたことによってその責任を問われます。

今の時代にも通じる者がありますが、借金返済と住民の生活レベルを維持するというある意味相反することを同時に実行することの難しさを、調所の生き方から学ぶことができます。

そんな調所に一目置かれていた於一は、肝付尚五郎とともに調所の家で様々な話を聞くことができ、自分も政治の世界に関心を持っていくことになるのですが、於一としては女扱いせず、一人の相手として話をしてくれる調所のことが好きだったんですね。

このまま、調所が自害せずに生きていたら、そしてもっともっと於一に色々なことを教えていたら、於一の人生はまた変わったものになったのかもしれません。

調所を演じていた平幹二朗さんは、なんとなく悪者を演じるのがうまい人だという印象しかなかったのですが、人間味溢れる素晴らしい演技を見せてくれました。このまま終わっていくのがなんだか寂しい気がします。

今日は大久保利通が出てきましたね。前回の西?隆盛と共に後にBIGになる人の若かりし頃を見るとなんだか嬉しくなってきます。

肝付尚五郎も、まだまだ於一の後をくっついていくだけですが、この後どのように変わっていくのかが楽しみです。

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