篤姫 第1回 「天命の子」
新しい大河ドラマが始まる前には、いつも前の作品と比較してしまうんですよね。まだまだなれていないので仕方ないのかもしれません。
オープニングの曲はいつも通りNHK交響楽団による演奏でしたが、前回の風林火山と比較すると、随分静かな曲になってますね。なんか盛り上がりに欠けるような気もするのですが、そのうちなれてくるでしょう。
於一が生れてから、成長するまでが今回になりますが、かなり早い展開です。生れたと思ったら、すぐに勉強を初め、さらに薩摩藩の家老・調所広郷のところまでいって直訴するという突飛なことまで行動してしまいます。
女性がここまで行動するというのは、この時代ではあり得ないことだったんでしょうに、於一はその常識を完全に越えた存在だったのかもしれません。
母に言われた言葉はずっと残っていくんでしょう。
「人には上も下もない。人にはそれぞれの役割がある。その役割の中で懸命にそのすべきことを全うすること。」
さらに西?隆盛もちょい役で登場し、主要な役者はある程度出そろったといったところでしょうか。
キャストも、宮崎あおいの無邪気な笑顔を長塚京三や平幹二郎、樋口可南子といった重厚なメンバーが支えていてバランスがとれていると思います。ただ一点気になるのが島津斉彬役の高橋英樹。
高橋英樹といえば、別の時代劇のイメージが強く、さらに後の跡継ぎって、何歳の役をやっているんだろうと気になってしまいます。
まぁ、それも違和感が段々なくなっていくんだと思いますが。