あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



篤姫 第10回「御台所への決心」

2008年3月 09日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 11 Comments →

全然関係ないのですが、この大河ドラマってすごく人気があるみたいですね。常に視聴率が20%を超えていて、今まで大河ドラマを見ることのなかった女性層を獲得しているそうです。その理由は大河ドラマらしくないこと、宮崎あおいの演技がすごくうまいこともあるんだそうです。

今回は、とうとう斉彬が篤姫に江戸の御台所へ行くようお願いすることになります。始めはそのことに動揺し、鶴丸城を脱走しようと試みたりしますが、斉彬と囲碁を打つうちに斉彬の真の心を感じ、御台所になることを決心します。

篤姫は、この場面からも感じられるように聡明な頭脳を持っていることが分かります。囲碁を打っている間に相手の心の乱れを探り、相手に嘘偽りがないことを悟るなんていうことは普通の人では絶対にできないことですもんね。やはり後に大物になる器を持っていたということでしょうか。

斉彬は篤姫を御台所に据えることで、薩摩藩という外様大名から日本を変えていこうと考えていたのでした。すでに日本がペリー来航という危機に瀕している状況下において、体裁を考えている余裕がない時代だからこその政略だと思います。

全てを受け入れ、自分の意志で江戸に行くことに同意した篤姫は、広川に将軍家に関する書物を全て持ってこいと、またひとつ成長していきます。自分の意志を持って動くと人間は強いですね。これまで母上に会いたいと言っていた19歳の少女が、精神的に大人の女性になっていく姿を今日、また目撃することができました。

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
(2007/12/20)
宮尾 登美子、田渕 久美子 他

商品詳細を見る

篤姫 第9回「篤姫誕生」

2008年3月 02日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 7 Comments →

於一の元に幾島がやってきて、英才教育が始まります。

松坂慶子が驚くくらいはまり役でびっくりします。初めから於一と幾島はうまくいかないんですよね。これまでの菊本のように怒られることが多くても、一緒に笑って、泣いて、悩みもしない、そしてなにより一緒にいる時間が少なすぎる幾島とは、どうしても菊本と比較してしまいうまくいかないですね。

でも、幾島とは先生と割り切ってがんばるしかないことがようやく分かってきたのかもしれません。そんな矢先に斉彬から「篤子」と名付けられ、ここに篤姫が誕生します。

こうなるといままで「於一」に親しみのあった、今和泉家の両親、尚五郎などは、どんどん遠くに行ってしまった様な気分になるでしょうね。

いつの時代も子供が生まれたら、庭に木を植えて一緒に育っていくのを楽しみにするもんなんですね。忠剛が悲しそうに「あの時の於一は自分たちだけのものだ」という言葉に思わずぐっと来てしまいます。

さらに、将来は江戸の将軍を次ぐであろう家祥の御台所になる計画を斉彬は幾島に密かに伝えます。これで、さらに遠い存在になっていくんでしょうね。なんか忠剛たちは、ただただ思い出のなかに生きる「於一」を想い続けるんでしょう。若い尚五郎、大久保、西郷はこの先、違った形で篤姫に関わることになるなんて、今誰も想像することができないでしょう。それを今知って見ることができるのが歴史の面白いところです。

家祥の能なしぶりを堺雅人さんはうまく演じていますね。こういう役ってすごく難しいし、いいイメージになりにくいと思うんですが、うまく「この人はやばいぞ!」というイメージを自分たちに伝えてくれています。

今回篤姫が誕生し、次回は江戸の御台所になることを篤姫が知るという早い展開に移行します。

もう3月ですもんね。そろそろ薩摩を発つ日も早いかもしれません。

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
(2007/12/20)
宮尾 登美子、田渕 久美子 他

商品詳細を見る

篤姫―NHK大河ドラマ歴史ハンドブック (NHKシリーズ)
(2007/12)
不明

商品詳細を見る

篤姫 第8回「お姫様教育」

2008年2月 24日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 11 Comments →

鶴丸城へ上がった於一ですが、大奥のしきたりや上下関係になかなか慣れることができません。

自分は、於一が大奥の上下関係のどこに位置するのか謎だったんですが、やっぱり藩主の娘ということはトップなんですよね。言われてみれば当たり前でした(汗)

でも、相手は既に自分たちのワールドを持っているところへひとりで入っていくのっていつの時代も大変ですよね。例えば、中高一貫教育の学校に高校から転入する場合とか、2年生から大学のサークルに入るとか。

於一もそういう面では、仕方ないのかなと思います。しかも、自分は一番上にいきなり立ってしまったわけですから周りの視線とかも厳しいでしょうね。

それでも、今回3回目となる菊本の「女の道は一本道」発言により息を吹き返し、自分が娘であることを自覚し、老女の広川たちに、なんか文句あるか!くらいの勢いで変わっていきます。この於一は今までの自由な感じのする於一とはまた違った、気持ちを許すことのない厳しい於一になったんだなと感じると共に、もうあの頃の尚五郎や西郷、大久保たちと騒いでいた頃とは違うんだなと感じます。

そして今後の於一の人生を変えるといわれている、幾島が登場します。松坂慶子がいい感じで登場しましたね。しかもバックに雷を鳴らすとはにくい演出をします、NHKさん。

次回からの幾島とのやりとりに注目しましょう。

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
(2007/12/20)
宮尾 登美子、田渕 久美子 他

商品詳細を見る