あしたまにあーな

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上手に伝える方法

2008年12月 26日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

自分は一人では生きていくことができません。仕事だけでなく、普段の生活でも自分の力だけでなく、多くの人を助けそして助けられることによって今の自分があるのです。つまり人は、常に人とのつながりの中で生きていて、相手に何かを伝えることはすごく大切なスキルであることがわかると思います。

ところが、人に自分が思っていることを適切に伝えることは難しいものです。相手に嫌な気持ちをさせずに、いかにお願いをするか、簡単なようでなかなかうまくできなかったりして相手に嫌な思いをさせてしまうこともあります。

例えば、自分が会社の後輩にある仕事をお願いしたいとき、「○○くん、この資料を今日中に作っておいて」ということを言ったとします。後輩は先輩からのお願いであること、自分がうまく断れない性格上、自分が取り急ぎやらなければならない他の資料作成があるにも関わらず受けてしまい、結果として期限までにできずに先輩から怒られるというケースがあります。

このケースに代表されるように、自分と他者との関係は「OK牧場」という言葉で表現することができます。(決して元ボクサーの言葉ではありません)これは、
・自分がOKで他者もOK
 お互いに合意した素晴らしい状態
・自分がOKで他者がNG
 自分が相手に強制的に依頼すること、押しつけた状態
・自分がNGで他者がOK
 自分がうまく断れずに、相手を受けて入れしまった状態
・自分がNGで他者もNG
 お互いにうまくかみ合わない状態
という4パターンに分類することができる心理学用語だそうです。最後のパターンは論外としても、理想は合意が獲れている自分OK、相手もOKの状態です。こうなるためには、自分が相手のことを思いやり、認め、気遣う気持ちが大切です。

先のケースでは、先輩が「自分OK、相手NG」、後輩が「自分NG、相手OK」の状態になってしまっている状態です。これは双方にとって居着かすとレスになって蓄積していくことになります。そこで、先のケースでの理想系を以下に示します。

先輩:「今話せる時間はある?実は急にこの資料を部長に提示しないと行けなくなったんだ。この仕事は元々あなたが得意なものだよね。だからあなたがやるのが一番効率よくできると思うんだ。申し訳ないけど、協力してもらえないかな?」

先輩は、相手のことを気遣い後輩じゃないとできない作業であること、なぜお願いしているのかを明確化し、あくまでお願いベースで聞いています。

それに対して手が一杯である後輩の理想型は以下の通り。
後輩:「申し訳ありません。今緊急で他の資料を今日中に行う必要があるので、この資料まで手が回らない状態です。そこで提案なんですが、他のCさんにこの資料作成をお願いして、自分が最終チェックをするというのはいかがでしょうか。もちろん自分も今の作業が終わり次第、交代します」

後輩は、今は困難でもそれをそのまま伝えるのではなく、代替案を提示して先輩のお願いに誠意を見せようとしています。先輩が困っている状況をうまく他の提案で実現しようとする姿勢によって、先輩からの印象もよく自分の思いをうまく伝えることができるでしょう。

一方的に相手にお願いするのではなく、自分もできる限りの努力をすること、そして協力して成し遂げようとする誠意を見せることによって相手も受け入れやすくなるんですよね。相手が困っている状況を先手を打って助けてあげたりして、見えない借りをお互いが共有していくことで真のチームワーク、円滑な人間関係を築くことができるのではないでしょうか。

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来年こそは!手帳活用術

2008年12月 23日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

この時期、書店や文房具店では実に多くの手帳が並んでいます。手帳をうまく使いこなしていろんなことを整理している人を見るとそれだけで仕事がすごくできる人なんだなと感じます。そんな理想とは裏腹に次第に手帳に書き込むことが面倒くさくなり、年末になってから改めて今年の手帳を見てみると空欄が多かったりして悲しくなってきます。それでもまた来年の手帳を購入してしまったのですが。。。

そんな手帳の選び方、そして使い方についての記事があったので自分も含めて実践できるようにまとめておきたいと思います。

■手帳の選び方
今使っている手帳があれば、その不満を解消してくれる手帳を選びます。自分は他の会社から頂いたものを毎年利用していたのですが、以下の不満により新しく購入したものを使っています。
・予定欄が18時までしかない
 残業をせずに変えるためには非常にいいのですが、残念ながら残業はあるのでそんなときに予定を書き込めずに困っていました。そこで、18時以降も予定が書けるものにしました。

・付箋紙でToDoリストを作れるだけのスペースを
 今年から付箋紙を使ってToDoリストを貼り付けています。そこでそのスペースがあるもの。そして1週間単位でページがあるものを選択しました。その時にスケジュールは縦書きがいいと考えています。それは人間が縦書きと横書きどちらが手の運動をあまりせずに書けるかと考えてみると縦書きの方が楽なのではという考えに基づいています。

このように、どのように使いたいかを思い浮かべながら選ぶといいでしょう。

■手帳の使い方
・自分一人でやることも書き込む
 相手がある案件だけでなく、自分一人でこなす仕事なども書き込めば、時間を見積もる能力が養われ計画を立てやすくなります。突発にやらなければならないことに一日が埋没してしまうのを防ぐ効果もあります。

・記入欄の形や枠組みにとらわれないようにする
 線を追加するなど使いやすいように自分でアレンジするといいでしょう。例えば、以下のようにアレンジするのもいいかもしれません。
  ?月間予定表を2段に区切ってプライベートと仕事を分ける(色で分けてもOK)
  ?アドレス帳など使わない部分を、読書や食事の記録にする
  ?月間と週間のページをそれぞれ仕事用とプライベート用で分ける

・定期的に振り返る
 記録のつけっぱなしでは、手帳の効果は半減してしまいます。計画したことが実行できたか、時間の無駄はなかったかなど1日1回、1週間に1回と定期的に振り返って次に生かします。

巷には多くの手帳活用に関する本が並んでいますが、自分一人一人やり方や手間の感じ方も違います。最終的には自分が一番やりやすい方法を模索していくしかないんだと思います。そういう意味で、自分は手帳をつけても振り返ることをしなかったので、来年はその点に注意して、仕事を効率化させていきたいと思います。

【参考】日経Plus1 12月20日

夢と時間を大切にしたい人の手帳活用法―夢をかなえる時間活用術 夢と時間を大切にしたい人の手帳活用法―夢をかなえる時間活用術
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藤沢 優月

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不況の時にこそ現われるオリエンタルランドの真の強さ

2008年12月 23日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

お正月になると、どこか行楽地でカウントダウンパーティに参加したくなりますよね。新年をみんなで喜びながら祝うことは本当に素敵なことだと思います。その一瞬だけは他人であってもすごく仲良くなれるような気がします。2009年の正月三が日の主な行楽地への人出予想が発表されました。その結果、2位であるお台場でのイベント「HOT☆FANTASY ODAIBA」の18万人を大きく上回る35万人の人出が予想されるトップが東京ディズニーリゾートです。

今年は特に景気後退やリストラなど経済が冷え込んだ年になり、財布の紐は当然厳しくなるにも関わらず、2008年度上半期の2つのテーマパークの合計入園者数は、過去最高の1304万8000人を記録し、経営するオリエンタルランドの今年度の業績予想も上方修正するなど、他にはない強さを見せています。オリエンタルランドのこの強さはどこからきているのでしょうか。サービス提供する立場として学ぶべき点もいろいろあると思います。

東京ディズニーリゾートは日本のレジャー施設では長い間ひとり勝ち状態を保ってきました。浦安という東京から近くてアクセスが便利であるという利点のほか、一歩足を踏み入れると非日常的な空間が客を待ち受けていて、毎年新しいアトラクションやパレードを次々と導入することでファンを飽きさせない工夫が凝らされています。だから何度行ってもまた行きたいと思う気持ちにさせてくれ、リピーターも多くつくんですよね。

しかし、東京ディズニーリゾートがすごいのは、このようなハード面だけではありません。そこで働く従業員(キャスト)の存在がすごく大きいのです。行った人は分かると思いますが、キャストのゲストへの接し方は本当に親切で心がこもっています。さらに夢の続きをアシストしてくれるようなひと言を言ってくれたり、なにげない所にも心温まるサービスが行き届いていて感動を与えてくれるのです。

これは、オリエンタルランドが行っている人材育成に秘密があるといいます。訪れたゲストを接客でも感動させるために、東京ディズニーリゾートではキャストのモチベーションを高めるための数々の工夫をしています。キャストの9割以上がアルバイトだといわれているのですが、職位や権限を経験に応じて与えやりがいを持ってもらうために責任の範囲を広げていると言います。

評価の方法も独特で、一般企業のように上司が部下を評価しそれによって給与が反映されるのではなく、同僚や他のキャストからの評価も重要視され評価は給与には反映されないそうです。お互いが評価し合うことによって、関係がぎくしゃくしがちですがそれをうまく回避しています。このようにキャストは多くの権限をもってやりがいという強さを伸ばしお客様へ感動を提供するプロフェッショナルとしての自覚を養っているのです。

人の心に直接訴えることができるサービスを提供することができたとき、他にはできないような驚くべき強さを持つことができるのです。そうなれば不況や経済状況の影響は最小限に抑えることができることを、ここから学ぶことができます。

【参考】MONEYzine
http://moneyzine.jp/article/detail/117163

海を超える想像力―東京ディズニーリゾート誕生の物語 海を超える想像力―東京ディズニーリゾート誕生の物語
(2003/03)
加賀見 俊夫

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