あしたまにあーな

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「半額」と「50%OFF」の効果の差は

2009年8月 19日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

新聞の折り込みチラシを見ていると、いかに安いことを訴求するかについて熾烈な戦いが繰り広げられています。スーパーやデパートでは1円単位で他店よりも安い印象を持ってもらうために様々なキャッチコピーを使っています。そのコピーについて、同じことを言っていても伝わる側である消費者からみると違った印象を持たれてしまうこともあります。例えば、ある折り込みチラシに次の表現があるとき、どれが一番安いイメージをもつでしょうか。

1. 50%OFF
2. 半額
3. 5割引

意味はすべて同じなのですが、多くの人が2番の半額を選択するのではないでしょうか。1番や3番は半分以上の値下げを期待することができるにも関わらず、なぜか半額という言葉は魅力的に感じてしまうのです。それを裏付けているデータが、朝日大学マーケティング研究所調べでもわかります。

折り込みチラシ

また、カラフルなチラシの方がモノクロよりもつい目がいってしまうチラシであるようです。自分はモノクロで大きな文字で本日限りのような文言が並んでいるチラシを見ると何となく目がいってしまうのですが、配列の仕方や文字の大きさ、色の使い方それぞれにおいて、隠されたノウハウが詰まっているのです。

【参考】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0908/19/news083.html

折り込みチラシで見分ける買っていい家わるい家。 折り込みチラシで見分ける買っていい家わるい家。
(2004/04)
堀 清孝

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コンビニの100円おにぎり戦略事情

2009年8月 12日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

最近、ローソンを始めとしてファミリーマート、サークルKサンクス、セブンイレブンなどで次々とおにぎり100円セールを開始しました。うなぎや辛子明太子などいつもなら140円くらいするものも100円になっているので、貧乏性の自分としては自分が一番食べたいものよりも差額ができるだけ大きいものを選択してしまうのが悲しいところなのです。

期間限定ではあるにしても、おにぎりを100円で売ってしまって利益が出るのでしょうか。そこにはコンビニ側の厳しい状況を打開しようとする周到なマーケティング戦略があったのです。さらに売るものがおにぎりでなければならない理由もしっかりとあるのです。そこで、コンビニが100円でおにぎりを売る理由とその裏に隠された思惑について見ていきたいと思います。

◆コンビニか置かれた厳しい状況
2008年、様々な業界が不況の波を受けて軒並み減収になったにも関わらず、コンビニ業界は増収を記録し、売上高7兆8566億円を記録しました。その結果、百貨店業界の7兆3813億円を抜き去ってしまう逆転現象が発生したのです。その逆転劇を演出した大きな要素として挙げられるのがタスポの存在といわれています。タスポによってコンビニでタバコを購入する人が増加し、あわせてコーヒーやおにぎりなどを購入した人が多かったので、全体として売り上げを伸ばすことに成功しました。

ところが、2009年になるとこのタスポ効果も次第に薄れてきて、売り上げも減少していくことになります。このままでは歯止めなく減少していくのが目に見えている状態だったのです。そこで、注目を浴びることになったのがおにぎりでした。

◆おにぎりを安くする理由
では、なぜおにぎりではないといけないのでしょうか。それは、おにぎりの購入の仕方から説明することができます。おにぎりを目玉商品にして、総菜や飲み物など保管商品を一緒に購入する人を狙うロスリーダー価格政策というマーケティング戦略を利用しているのです。スーパーではこの目玉商品に、卵や牛乳といったものを選ぶことが多いのですが、これは単価が低く、不況で財布のヒモが堅くなった消費者の購買意欲をそそる可能性も高い上に、関連する商品が幅広く存在することによって売り上げも期待できると言われています。ちなみに目玉商品だけを目当てに来店する人のことを「チェリーピッカー」といいます。

つまり、コンビニではおにぎりという「それだけ購入するには気がひけて、他にも何か買うかな」という気持ちにさせるツールを使って、全体の売り上げを伸ばしていこうという戦略をとっているのです。

おにぎりの原価は100円もしないでしょう。それ自身でも薄利多売を行うことによって利益を得ることができるのですが、それ以上の効果を得ることができるのです。コンビニ側にとってだけでなく、消費者の観点からもありがたいサービスといえるのではないでしょうか。おにぎり100円のありがたみが薄れてしまっては戦略としてNGなので、期間限定である必要がありますがおにぎり以外の商品についても、スーパーを超える価格設定を期待してもいい時代が来たのかもしれません。

【参考】Business Media誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0908/11/news004.html

なぜ毎日コンビニで買ってしまうのか? (マイコミ新書) なぜ毎日コンビニで買ってしまうのか? (マイコミ新書)
(2008/03/01)
漆原 直行

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評価を上げる雑談力の向上術

2009年8月 08日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

ビジネスの世界に限らず初対面の時に相手と良好な関係を気付く必要がある場面は数多く存在します。初対面の時にはどうしても緊張していしまい、相手を質問攻めにしてしまったり自分の言いたいことだけを一方的に言ってしまい結果として印象を悪くしたことをがある経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

その気まずい雰囲気を和らげてくれるアイテムが「雑談」です。初対面の時だけでなくちょっとした時間の合間や意図的に織り込むことによって印象を良くし、結果として良好な人間関係を築くことができるようになるのです。そこで今回はケース毎に利用することができる雑談術をビジネスの世界を中心に紹介したいと思います。

◆初対面
・初心者は訪問先の様子などの共通の話題(立地や来る途中の発見など)
・天気やニュース等ある程度同じ話題についてこれそうな内容(ただし、気分を害するようなゴシップものは御法度)
・政治ネタやスポーツネタは、個人のひいきがある場合が多いので避けた方がいい

◆立食パーティーなど
・主催者との関係(出会いや一緒に仕事をした内容など)
・交換した名刺を活用して質問するなど相手に話してもらう(名前や仕事内容など)

◆取引先
・前回会ったときのことを思い出し、おみやげ話をもっていく
・ある程度関係ができたら、時折相手の名前を会話に織り込んでみる

◆タブー
・相手の意見を強く批判
・誰かの悪口
・相手の謙遜に便乗してしまう

この他、臼井由妃著「今日からできる上手な話し方」によると、話題が湧き出るキーワードは「きにかけていました」という10文字で表現されるといいます。「季節」「ニュース」「家族」「健康」「天気」「衣装」「街」「趣味」「食べ物」のそれぞれ頭の文字をとっているのですが、初対面の時やフリートークをする時間ができた際に少し気に掛けておくといいかもしれません。

大切なことは、相手が明るい気分でいられること。質問してばかりではなく自分のことも話すようにしてから相手に質問するのがいいでしょう。それによって場が明るくなることが自分という存在を相手に知ってもらうだけでなく、さらに好意を持ってもらうことができる一石二鳥の効果を得ることができるのです。

【参考】
・日経Plus1 2009年8月1日
・PHP BUSINESS THE21 No.297

雑談力―誰とでも無理なく話せる (アスカビジネス) 雑談力―誰とでも無理なく話せる (アスカビジネス)
(2003/11)
東京メンタルヘルスアカデミーフレンドスペース武藤 清栄

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