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仕事で使える「共有サイト」

2009年9月 04日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

最近クラウドという考え方が企業や個人の間でも広がってきていて、少し前まで専門用語であったにも関わらず今では一般用語となりつつあります。クラウドとはクラウドコンピューティングともいわれていて、インターネット上にデータやソフトウェアを置き、それを誰でもどこからでも利用することができる仕組みのことをいいます。

例えば、今までワードやエクセルなどのソフトウェアは自分のパソコン上にインストールして利用していましたが、自分のパソコンにそういったソフトウェアが入っていなくてもインターネット上にある必要なソフトウェアを利用して、文書を作るといったこともクラウドによって実現することができます。これによって、ユーザは、データやソフトウェアがどこにあるかということを意識せずに、利用することができるようになるのです。

このように、共有するという考え方がこれからの主流の考え方になりつつある今、様々な「共有することができる」ツールが登場しています。今回は仕事でも使うことができるこういったツールについて見ていきたいと思います。

◆ちょー助(ルミックス・インターナショナル)
日程調整サイト。飲み会や打ち合わせの日程などを決める際に非常に便利です。主催者が日程の候補日をWeb上に記載し、みんながその候補日の予定を○や×で記入していきます。携帯からの利用も可能です。

◆Check*pad(点灯夫)
グループ内での目標や工程管理が可能です。やりたいことや目標などのリストを同僚や友だちと共有し、実現したらチェックをしていきます。携帯からの利用も可能です。

◆Hotdocs(イデアルリンク)
日本最大級の文書投稿サイト。雑誌、学術論文、イラストなど25万件が投稿されています。仕事でプレゼン用資料などを作る際に参考データを探すときなどに利用できます。

◆vizoo(フィルモア・アドバイザリー)
各種の経済データから簡単にグラフを作成・共有することができるサイト。運営会社がシンクタンクなどと連携して集めたデータだけに信頼性は高いものが揃っています。

◆みんなの翻訳(情報通信研究機構、東京大学)
翻訳支援サイト。情報通信研究機構と東京大学が共同で開発したソフト「QRedit」によって読みたい英語サイトや単語を瞬時に翻訳してくれます。

上記に示す共有サイトに対して、やはりセキュリティ的な不安はついて回ります。おそらくデータが漏れる心配は少ないとは思いますが、社内秘の文書やデータを公開するのは控え簡単で汎用的な内容に特化して利用する方が無難といえます。このようなツールはうまく使いこなすことができれば、仕事の効率を向上させるだけでなく質も高めることができるすばらしいものとなります。上手に付き合っていきたいものです。

【参考】日本経済新聞 2009年9月3日

クラウドを実現する技術 クラウドを実現する技術
(2009/08/24)
米持 幸寿

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心に潜む5つの顔

2009年9月 02日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

最近書店で山積みになったビジネス書の題名を見てみると、精神的な強化を訴えるものが多いことがわかります。社会人として多くの困難が増え、精神的な強さを身につけたいと願う人が増加していることや、よりよい人間関係を築くことに不安を覚えている人が多いことによるのかもしれません。そういった書籍で勉強するのもいいですが、自分や周りの人の性格を少しじっくり観察してみることによって自分を省みてはいかがでしょうか。

ここでは、精神療法のひとつである交流分析を使って考えてみたいと思います。交流分析は、人の自我を5つの機能に分けその強弱や組み合わせによって、心の状態が分かると考えていて、誰の心にも5つの機能(5つの顔)が潜んでいるのです。以下にその5つの顔を紹介します。

◆【CP】支配的な親(Critical Parent)
規則や伝統を重んじ、厳しさを持って自分自身や他人に接することができる自分。ときに、権威的、威圧的になりやすく、融通がきかない面も持ち合わせている。いわゆる「昔ながらのおやじ」タイプ。

◆【NP】養育的な親(Nurturing Parent)
思いやりがあって、相手を受け入れ、やさしい言葉をかけることができる自分。ときに、世話を焼きすぎ、親切の押し売りをして、うざったく思われる面もある。いわゆる「ニッポンの母」タイプ。

◆【A】成人(Adult)
状況をよく観察し、論理的、合理的に答えを出すことができる自分。思慮深いが、ときに冷静で打算的すぎて冷たい印象もある。いわゆる「クールな大人」タイプ。

◆【FC】自由な子ども(Free Child)
好奇心が強くて自由な発想を持ち、行動も自由。創造性も豊かで、それを表現できる。ときに、軽率すぎて周りに迷惑をかけ、自分勝手な振る舞いが目立つこともある。いわゆる「やんちゃっ子」タイプ。

◆【AC】順応した子ども(Adapted Child)
控え目で協調的。自分を主張するより、周りに合わせるタイプ。ときに、指示待ちになりやすく、妥協しやすい面もある。また、ストレスの反動から態度ががらりと変わることもある。いわゆる「いい子ちゃん」タイプ。

このように、1人の人の中には5つの機能があり、どれが強く出すぎ、どれが弱すぎるかによって、人間関係への影響が変わってくるといいます。「サザエさん」で考えてみると以下のような役割になると考えられます。

【CP】支配的な親(Critical Parent)……波平
【NP】養育的な親(Nurturing Parent)……フネ
【A】成人(Adult)……波平、フネ
【FC】自由な子ども(Free Child)……サザエ、カツオ
【AC】順応した子ども(Adapted Child)……ワカメ、マスオ、タラオ

こういったキャラクターが様々な人間模様を描き交わることで、自然な感じの温かみや馴染み深さ、共感を生んでいるのです。そういう意味でよくできた設定だと思います。大切なことはこの中でどれが一番いい、悪いということを決めつけるのではなく、自分がまずはどの属性に位置しているのかを把握し、併せて他人の属性を知ることによって自分や相手の考える傾向を客観的に見つめ直し、冷静になるためのツールでしかないのです。

例えば、熱くなりやすい自分がいるのであれば、自由な子どもなどになっていないか、そのときに成人になるようにしなきゃと自分で省みてみるといったように考えてみるのです。身近な人間関係のなかで自分と相手がそれぞれどれに属していて、自分はどうすれば相手にマッチするかを時々考えてみると、人間関係も違った側面で見ることができ、心の中に余裕が生まれることができるのではないでしょうか。

【参考】AllAbout
http://allabout.co.jp/health/stressmanage/closeup/CU20081025A/

こじれる人間関係―ドラマ的交流の分析 こじれる人間関係―ドラマ的交流の分析
(2000/07)
杉田 峰康

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配送におけるスピードという付加価値

2009年8月 20日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

モノを運ぶという作業に求められるのは、安心で確実であること。そして時間通りに相手に届けることが挙げられます。モノが動くことによって経済が動いている社会において、これらの基本サービスはなくてはならないものとなっていますが、人は次第になくてはならないものに対するありがたみは忘れていき、サービスを提供できない場合には不満となって現われるようになります。

時間通りに確実に相手の届けるのは、今のご時世当たり前となっているのです。そこで企業向けの物流や個人向けの配送を生業とする企業は、次の付加価値を提供し続けなくてはならないのです。その付加価値として現在提供されているものは以下のようなものが挙げられます。

・コストを安く抑える
・安心を提供する(相手に確実に届くという安心)
・時間をなるべく早くする(リアルタイムに近づける)

まず一つ目がコストの問題ですが、荷主さんに他の会社の荷物も載せることを同意してもらえれば安くするという施策が行われています。トラックなどは空の状態で走ることほど無駄なことはないので、同じ方向に向かうトラックで空きがあれば同乗させてもらうことによって、運送会社もお客も双方にとってメリットがあります。ちなみに余談ですがタクシーでも同じ方向に行く人を募るサイトも登場していて、できるだけ割り勘で安く目的地に向かうサービスが人気を呼んでいる現状もあります。

次に安心ですが、相手に確実に届けることを確認するためにWebやメールで配送結果を教えてもらうサービスが各社で提供されています。

最後に時間の問題ですが、注文主が自分であった場合にはなるべく早く届けて欲しいと思うでしょう。明日明後日に届くというのではなく、できるだけ早く使いたいと思うニーズに応えたのがクロネコヤマトです。通販の商品をこれまで最短8時間掛かっていたものを最短4時間でお客に届けるサービスを開始しました。予め通販業者から商品を預かっておき倉庫などに保管しておきます。そこから指示が出れば即座に配送を開始するのです。他にもamazonでは、最短で届けるように指定すると、割高になってしまいますが確実に届けられる仕組みになっています。

このように、配送業者もただモノを運ぶだけではなく、新たな付加価値を提供することによって収益の増加を見込んでいるのです。今後は同じ配送システムをもつ企業同士が連携することによって配送コストを削減する方向性も考えられるでしょう。例えば、1日数回の商品補充をするコンビニの配送車に他のモノを便乗するといった事もあるかもしれません。ユーザからみると欲しいものを早く安く届けてもらう、もしくは相手に届けることが一番であり、その観点でさらなる利便性向上が図れるといいと思います。

【参考】日本経済新聞 2009年8月2日

物流・配送のことがわかる本―宅配サービスから物流管理まで物を動かすしくみのすべて 物流・配送のことがわかる本―宅配サービスから物流管理まで物を動かすしくみのすべて
(1992/04)
中田 信哉

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