評価を上げる雑談力の向上術
ビジネスの世界に限らず初対面の時に相手と良好な関係を気付く必要がある場面は数多く存在します。初対面の時にはどうしても緊張していしまい、相手を質問攻めにしてしまったり自分の言いたいことだけを一方的に言ってしまい結果として印象を悪くしたことをがある経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
その気まずい雰囲気を和らげてくれるアイテムが「雑談」です。初対面の時だけでなくちょっとした時間の合間や意図的に織り込むことによって印象を良くし、結果として良好な人間関係を築くことができるようになるのです。そこで今回はケース毎に利用することができる雑談術をビジネスの世界を中心に紹介したいと思います。
◆初対面
・初心者は訪問先の様子などの共通の話題(立地や来る途中の発見など)
・天気やニュース等ある程度同じ話題についてこれそうな内容(ただし、気分を害するようなゴシップものは御法度)
・政治ネタやスポーツネタは、個人のひいきがある場合が多いので避けた方がいい
◆立食パーティーなど
・主催者との関係(出会いや一緒に仕事をした内容など)
・交換した名刺を活用して質問するなど相手に話してもらう(名前や仕事内容など)
◆取引先
・前回会ったときのことを思い出し、おみやげ話をもっていく
・ある程度関係ができたら、時折相手の名前を会話に織り込んでみる
◆タブー
・相手の意見を強く批判
・誰かの悪口
・相手の謙遜に便乗してしまう
この他、臼井由妃著「今日からできる上手な話し方」によると、話題が湧き出るキーワードは「きにかけていました」という10文字で表現されるといいます。「季節」「ニュース」「家族」「健康」「天気」「衣装」「街」「趣味」「食べ物」のそれぞれ頭の文字をとっているのですが、初対面の時やフリートークをする時間ができた際に少し気に掛けておくといいかもしれません。
大切なことは、相手が明るい気分でいられること。質問してばかりではなく自分のことも話すようにしてから相手に質問するのがいいでしょう。それによって場が明るくなることが自分という存在を相手に知ってもらうだけでなく、さらに好意を持ってもらうことができる一石二鳥の効果を得ることができるのです。
【参考】
・日経Plus1 2009年8月1日
・PHP BUSINESS THE21 No.297
雑談力―誰とでも無理なく話せる (アスカビジネス) (2003/11) 東京メンタルヘルスアカデミーフレンドスペース武藤 清栄 |
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