迷惑メールが減っている?!
「地元の人妻と××しませんか?」
ちょっと前は、こんなメールが携帯に毎日10通以上は届いたものでした。
夜中にピロリロリ?ンと鳴っては安眠を妨げてくれた迷惑メールなんですが、そういえば最近は見かけなくなったような気がしませんか?
各携帯電話会社も迷惑メール対策には多額の投資をして対応してきました。スパマーは通常、パソコンから大量のメールをばらまくので、携帯各社の防衛策は受け手側の警備を強化するところから始まりました。たとえば、設定したドメイン以外のメール受信を拒否する「ドメイン指定」などは、結構みんなが使っているサービスじゃないでしょうか。
でもこれも万能ではなく、仮にyahoo?やnifty?などで届くメールだけを「受信可」としても、このフィルターは字面しか判別しないため、スパマーにこの文字列を含むアドレスを詐称されるとお手上げなんです。
そこで送信源のスパマーも利用しているインターネットサービスプロバイダ側が対応する必要性が出てきたんです。ただ、ISP各社が自社ネットワーク(サーバ)内での迷惑行為を監視しようにも、スパマーが自前でサーバを構築してすり抜けてしまう、という問題がありましたが、最近ISPは新たなシステムを導入しました。
それが、OP25B(アウトバウンド・ポート25・ブロッキング)」です。
これは利用しているISPの送信サーバを通らない25番ポート利用のメールを全てブロックするという技術です。通信界では、送信メールはネット内の「25番出口」を通過するのが一般的ですが、不正ルートを辿ったメールでも通れる共用玄関だったため、そこに門番を置くことにしたのです
この世界は、サービスの提供側と迷惑メール業者のいたちごっこになっているので、この技術の裏をかいたさらなる上を行く迷惑メールを送る可能性もありますが、今のところメールを送信するという技術そのものにアプローチしたこの技術はかなり有効だと思います。
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コメント by 湖東でIT情報を活用したい! | 2007/06/30 08:39