花燃ゆ 第13回「コレラと爆弾」
これまで幕末を舞台にした大河ドラマをいくつか見てきましたが、今回新たな発見がありました。それはアメリカ船から持ち込まれたというコレラ菌が日本に猛威をふるっていたという事実。その悲惨さをきくという少女によって伝える演出はうまいなと感じました。
こういう出来事があると、そんな病原菌をもたらす異国に対して激しい嫌悪感と恐怖感を感じるのは仕方の無い面もあると思います。尊王攘夷運動の盛り上がる要素としてコレラのことを把握していなかった自分としては、国民感情として異国を打ち払えという気持ちに新しい考え方を持つことができた内容となりました。
徐々に反体制派の一躍をになうようになって行く松下村塾の面々ですが、なかでも久坂玄瑞の藩命に違反して京へ向かう行動と、爆弾騒ぎ、そして寅次郎の何かを決したような表情から、きっと遅からず潰されてしまうことになるのだろうという感じさせます。
その中でも心に響いたのが寅次郎の言葉「戦いとはいくさだけではない。屈しない心を持つことなのだ。」これは響きました。屈しない心というものは、ただ単に誰かに言われたりしてやるだけでなく、自分で何かを成し遂げようと自ら行動することなのだと理解しました。そう考えると現代にも吉田松陰の言葉は意味を持ってくるのではないでしょうか。
さて次回からとうとう安政の大獄が始まります。あまりにも有名な歴史なのでどうなってしまうのかは分かりますが、それに至るまでの道筋や人々の思いを見てみたいと思います。
◆花燃ゆ紀行◆
福井県小浜市
- 梅田雲浜先生誕生地碑
京都府京都市
- 梅田雲浜邸址
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