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花燃ゆ 第17回「松陰、最期の言葉」

2015/04/27 Category: 2015年_花燃ゆ

江戸に送られた寅次郎は、自ら老中を諫めようとしたと自白したことによって、そのまま何も言わなければ刑も軽くて済んだものを、目を付けられることになります。そんな寅次郎にもの申すつもりで江戸に向かった伊之助ですが、実際に寅次郎に会うと「自分らしく生きろ」と最後の励ましを行います。これが決定打になり、寅次郎は評定の場で井伊大老の政治に対して徳がないと糾弾するのですが、実際に井伊大老が直接寅次郎に話をしたのかどうかは謎なところです。

それから間もなく死罪になるのですが、やはり高橋英樹さんほどになると違います。軽い刑が記述されていた部分に紙を貼って死罪と書き直した場面では、なんともやるせない表情をしながら無念とも思える心情を見事に表現しています。きっと寅次郎ももう少し後の時代であったら、英雄になれていたのだろうなと思える一場面でした。

これで、これまでこの物語の屋台骨を支えていた吉田寅次郎が亡くなったことによって、物語全体がどのようになってしまうのか心配です。予告編では次回から龍馬が登場することになるみたいですが、龍馬と言えば直近では福山雅治の熱演があっただけに、上手く記憶の上塗りをしてくれるか不安だったりもします。いずれ慣れてくるとは思いますが、内容も今まで以上に盛り上がることを期待したいとおもいます。

◆花燃ゆ紀行◆
東京都中央区/世田谷区
 - 松陰神社




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