2015/02/01
Category: 2015年_花燃ゆ
前回、文が宣言した兄を守るという言葉が実際に今回からどのように動き出すのか気になっていたのですが、今回は目立った動きがないばかりか、逆に寅次郎を野山獄で追いつめていました。野山獄と岩倉獄とではまったく環境が異なり、文字通り牢獄そのものなのが岩倉獄で、この中に入れられた金子重輔はやがて病にかかってしまい、寅次郎を思いながら亡くなってしまいます。
一方で、野山獄はそこまで劣悪な環境ではなく、自由に言動をすることができるという点では恵まれた環境といえるでしょう。さらにそこに捕らわれている人も極悪人というよりは、なにか芯を持った人々という感じ。獄司もあまり厳しいことを言わないのもこういう雰囲気を醸し出しているのでしょう。
NHKのサイトを見ると登場人物のなかで「野山獄」というジャンルが存在していることから、これからどんどん個性的な人物が登場してくるのでしょう。早速今回存在感を出しまくっていたのが富永有隣を演じる本田博太郎さん。人間は生きて、腐って、呪うものだと悟っていて、それを寅次郎に語ります。強烈なデビューとなりました。
表舞台では桂小五郎や西郷吉之助、井伊直弼などが登場し始め、寅次郎に影響を受けながら歴史を動かしていくような流れが形成されています。若干次回以降どのような話の流れになるのか見当がつかないのですが、手探り状態で次回も見てみたいと思います。
◆花燃ゆ紀行◆
山口県萩市
- 岩倉獄跡
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花燃ゆ 価格:1,026円(税込、送料別)
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