多くの人が望むかばんの軽量化
毎日会社に行く際に持ち歩いている鞄ですが、ふととある上司が手ぶらで通勤していることに気がつきます。かれは、何も持たずに颯爽と「おつかれ」といって会社を去っていくのですが、その後ろ姿が何ともかっこいいのです。つまり手ぶらイコールかっこいいデキルビジネスマンということなのでしょうか。
KDDIによる、20代から40代の男性会社員400人を対象にした「かばんの中身に関する調査」によると、通勤時の鞄が重いと感じる人は約6割いて、かばんを軽くしたいという人は9割にも及ぶといいます。しかし実際に通勤時に手ぶらを実践できている人は、たったの8%。そこまで通勤時になにかを運搬する必要があるのか、真剣に考えてみるきっかけとなるでしょう。
調査では、さらに年収が高い人ほどかばんが重いとなっていますが、これはパソコンなどのデジタルデバイス、そして自分のスキルを磨くためのビジネス書といったものが、全体を押し上げていると思われます。しかし、その逆は必ずしも成り立たず、かばんが重いから年収が高くなるというものではないことは確かです。
少しでもかばんを軽くするために、まずは何が入っているかもう一度見てみます。かばんの中の重いものとして、以下が挙げられています。
1位 財布・定期(24.7%)
2位 仕事でつかう書類(23.4%)
3位 携帯(18.1%)
4位 手帳(14.6%)
自分の場合、財布、定期等の他、本、お薬入れ(通勤途中にお腹が痛くなったときに便利)、名刺、新聞といったものが入っています。一つ一つをみるとあまり重く感じないのですが、これらがまとまったときにものすごい重量感をもたらしてくれます。団結するともしかしたら強いのかもしれません。
これらを携帯やスマートフォンで代用しようとすればできないことはないのですが、それにも限界があるでしょう。本などは図書館で借りたものであれば、物理的に持ち歩くしかありませんし、新聞も一覧性の観点から紙の方がまだ軍配が上がるでしょう。
そこでデジタル化できないものを持ち歩く際に、ポイントとなるのが定期的な見直しです。1週間や1ヶ月単位でかばんのなかを一度全部取り出してみて整理し、この期間中に1度でも利用したのか、ないと本当に不便なのかを見直します。「使うかもしれない」ものをいつまでも入れていてはかばんの中はふくれあがるばかりです。不要なものは思い切って取り出してみましょう。それで不便なことがあれば、また復活させればいいのです。このとき、肝心のかばん本体が一番重いという結論だけにはならないようにかばんにも気を使いましょう。
そうして、かばんを少しでも軽くして、身軽な通勤を実現したいものです。
【参考】japan.internet.com http://japan.internet.com/wmnews/20120110/2.html
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