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音階がなる京急の電車がなくなる?

2011/11/24 Category: ニュース

東京・品川と三浦半島を結ぶ京急電鉄に乗ると、なんだか不思議な感覚になります。日頃乗っていない路線だからというのもあるのですが、それ以上にこの路線を走る電車の中に特有な音を出すものがあるからなのだと思います。

発射時に「ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ」と音階を刻む電車、2100形と新1000形がその正体であり、通称「歌う電車」とも呼ばれています。この音は今まで意図的に出しているものだと思っていたのですが、シーメンス・ジャパン・レールシステムズの庄司不二雄さんによると、音はいずれもモーターを制御するシーメンス社製のインバーター装置から発生するものであり、元々は騒音だったといいます。

うるさい騒音をシーメンス社がソフトのプログラムを変え、モーターに流れる電流の周波数を段階的に引き上げる独自の技術で音階をつけたことによって、ノイズを逆手にとって遊んでしまうというユーモアセンスあふれるエピソードがあったのです。この音は、次第に全国の鉄道ファンの心をとらえ始め、人気も徐々に高まっていったといいます。

しかし、機械もいつかは衰えていくもの。技術革新の波も重なり2008年頃から徐々に新しいモデルに更新されていってしまい、遊び心あふれる歌う電車んも数も少なくなっていきます。現在、2100形と新1000形の歌う電車は残り13編成となり、いずれはなくなっていくことでしょう。

沿線住民や鉄道ファンからは残してほしいという声も徐々に高まりつつありますが、今現存して走っているものがあるので、せめて今のうちに思う存分乗っておきたいものです。かつての湘南電車のように、当たり前だと思っていた電車もなくなったときに、はじめて懐かしさと寂しさはやってきます。それを補うのは、「そこで思いっきり楽しんだ」という素敵な思い出なのですから。

【参考】毎日jp http://mainichi.jp/select/biz/news/20111120mog00m040012000c.html

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