賛否両論?! ジワジワ来るシリーズ
日頃ユーモアたっぷりで会社内でムードメーカー的な先輩から1冊の本を手渡されました。
その本のタイトルは「ジワジワ来る○○(マルマル)?思わず二度見しちゃう面白画像集」というもので、タイトル通り偶然にできた産物であるおもしろ画像を集め、そこに一言コメントを追加した写真集になります。
画像集に掲載されている画像を大きく分類すると以下に分けることができます。
1. 動物があたかも人間の振る舞いのような表情や仕草を見せる画像
2. 人間が作ったものだが、当初の目的以外の解釈をすることができる画像
3. 日常生活であり得ないシチュエーション
狙っておらず、かつ普通ではあり得ない状況というものに対して、面白さはうまれるので、まさに本1冊すべてがその笑いの壺を押さえた作品になっているといえます。
詳細は、本屋で立ち読みをするか購入して読んでほしいのですが、この本を借りた自分と女性の先輩は電車の中でこれを読み始め、自分は30ページほど、先輩は8ページで笑いをこらえきれず読むのを断念してしまうほどの破壊力を秘めています。笑ってはいけないという状況下に置かれているからこそ、余計ぐっと来たのかもしれません。
そんな面白画像集ですが、Amazonの評価では星が5個中2個半と非常に悪い結果となっています。ここまでおもしろい内容なのにどうして低評価なのだろうかと、レビューを見てみると一様に著作権に関する懸念が書かれていました。どうやらインターネット上に転がっている様々な画像を集めて、それにコメントをして出版している模様です。その状況に、様々な方面から批判が集中していることがわかります。
この問題が明確に違法なのかどうなのかは非常にグレーな部分だと思います。ネット上から作品を集めて一言コメントを書き足して自分の作品として出版する、法律的にはグレーなのですが、一般の人からの心情としてはやはり問題があるように思えてなりません。この画像集のなかに自分の作品が含まれているという人から見れば、非常に複雑な心境でしょう。
内容自体は、非常に面白くユーモアあふれる内容となっているので一見の価値はあると思いますが、それと読者に対するケアは別のもの。難しい問題を内在させていることは確かなようです。
ジワジワ来る○○(マルマル)?思わず二度見しちゃう面白画像集 (2011/07/12) 片岡K |
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