相手に好印象を与えるお辞儀
年末年始を迎え、挨拶をする機会がいつもよりぐんと増える時期を迎えます。一年の終わりと始まりですから相手にいい印象を与えることができるような感じのいい挨拶やお辞儀をしたいものです。そこで今回はマナーデザイナーの岩下宣子さんのアドバイスをもとにきれいなお辞儀について勉強してみたいと思います。
日本ではお辞儀のことを「三息の礼」ともいうそうで、これは息を吸いながら頭を下げて、下で息を吐いて吸いながら上げることを説いたものだといいます。これにはきちんと理由があって、言葉の終わりからお辞儀に入ると表情や言葉を相手に伝えることができるので、言葉の終わりから頭を下げるといいという理由から来ています。さらに、下では一度静止することを忘れてはいけません。止まらないとだらしない印象を相手に与えてしまうといいます。
もう一つの工夫として、完全に頭を上げきるのではなく、15度程度体が折り曲がった状態で一度静止し相手の様子を見るといいでしょう。ここで、相手よりも早く頭を上げないように調整することによって相手に誠意や丁寧だという印象を与えることができるとアドバイスしています。
このようにほんのわずかな姿勢によって、相手へ自分の印象を大幅によくすることができるのであれば覚えておいて損はないでしょう。こういった好印象の積み重ねによって、いずれ自分に福がやってくるのです。早速参考にしながら挨拶回りをしてみてはいかがでしょうか。
【参考】日経Plus1 2009/12/19
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