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今アイアンシェフが語ること

2009/11/10 Category: 日記

美食アカデミーの主宰である鹿賀丈史が「アレ・キュイジーヌ!」と声たかだかに開始を宣言してからその日の食材を使って最高の料理をその場で作るという人気番組「料理の鉄人」が放送されていたのは、もう10年以上まえの1993年のことでした。ずいぶん前のことなのですが、未だにそのときに登場した鉄人と呼ばれる最強のシェフ3人は多くの人の脳裏に鮮明に焼き付いていることと思います。

その鉄人シェフとは、和の道場六三郎、中華の陳建一、フレンチの坂井宏行です。道場は和の鉄人3人のなかの初代、坂井はフレンチの鉄人2人のなかの2代目ですが、ともに大きな存在感がありました。彼らのおかげで料理というものが型にはまるのではなく、素材そのものの美味しさを様々な形で表現することによって美味しい料理を作ることができるということを教わりました。時をこえ彼らの多くの弟子によってその思いは全国に広がっているといいます。

そんな道場、陳、坂井を立て続けにテレビなどのメディアで見る機会がありました。道場は、その弟子が営むお店が話題に上っていて、いかに道場からたくさんのものを教わったかを饒舌に話していました。陳は、今も全国の料理学校を回っているといいます。自分が四川料理の神様と言われた父である陳建民から、レシピといったものよりも、音や味、見た目といった感じるすべてのモノを通してその味を教わった経緯をもとに、料理はレシピよりもまずは感じ、お客様に喜んで貰うことが一番大切だと生徒に熱く語りかけていました。坂井は2009年厚生労働省が発表した「現代の名工」150人のなかのひとりとして選ばれました。懐石料理のような少しずつたくさんの料理を食べるフランス料理を日本に根付かせた功労者で、今では約150人のスタッフを育成しながら第一線で頑張っています。教育のモットーは技術をほめちぎることにあると話しています。さらに人生が楽しくなければおいしい料理は作れないとして、仕事以外の趣味も大切にするようにと教えてくれています。

このように、鉄人たちは後継者をうまく育てながら、今も大きな影響力を持ち続けています。彼らの心を受け継いだ料理人たちは、各地に自分なりの色を付け加えてよりお客様が楽しむことができるような料理を作り続けてくれる事と思います。そういう意味で、10年以上も前の番組である料理の鉄人という番組の功績はすごく大きいと感じます。

【参考】
・MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091109/trd0911092252000-n1.htm

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