寝過ぎると頭痛が起こる理由
休みの日に不規則な時間に起きたり、寝過ぎてしまったりすると片頭痛がしてその日1日を棒に振ってしまうことがある人も多いのではないでしょうか。痛み止めの薬を飲んで何とかしのぐのですが、寝不足でも一日中眠いことになるので難しい問題です。
頭痛になること自体を防ぐ方法を考えることが根本的な解決なのですが、まずは敵を知ることが大切です。その上で、頭痛になったときの対処方法について考えてみたいと思います。
◆寝すぎで頭痛が起こる理由
医師の山田恵子さんによると、頭が痛いというのは脳の痛みではなく、頭の血管や筋肉が刺激を受けることによる痛みなんだそうです。寝すぎると緊張が緩み、頭の血管が広がることで近くにある感覚神経を刺激してしまい、同時に神経伝達物質などの放出を介して血管の周囲に炎症が広がることによって頭痛が起こる仕組みになっているのです。アルコールには血管を拡張する効果があり、特に赤ワインは血管下記腸作用のあるヒスタミンが多く含まれることから、頭痛になりやすいとされています。
血管が広がること自体素人的にはむしろいいことなのでは、と思うのですが実はそうではなく、普段と異なる状態になっていることから脳内の様々なところに刺激を与えてしまうことになるのです。つまり、痛みを止めるにはこの膨張を元に戻してあげればいいと言うことになります。
◆頭痛を緩和させる効果のあるもの
上記で問題が分かったので、どうすればいいのかというと膨張した頭の血管を収縮させることが重要になります。ここで効果のある飲み物として登場するのがコーヒーや熱いお茶になります。これらの中に含まれるカフェインには血管を収縮させる役割を持っていて拡張して頭痛になっている際には、効果的であるといえます。
せっかくの休みの日に、朝から元気に動くためにも熱いコーヒーと規則正しい睡眠で元気に過ごしたいものですね。
【参考】
・All About http://allabout.co.jp/health/womenshealth/closeup/CU20070524A/
・頭痛大学家政学部 http://homepage2.nifty.com/uoh/gakubu/kaseigakubu.htm
もう悩まない、つらい頭痛―つらい痛み(緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛etc.)の対処法と危険な頭痛の見分け方 (ホーム・メディカ・ブックス) (2003/10) 西村 謙一 |
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