あしたまにあーな

あなたの階（きざはし）は？

2009/06/17 Category: 日記

先日、日本経済新聞のコラムで竹中平蔵さんが語っていました。

ご存知のとおり竹中さんは慶應義塾大学総合政策学部の教授として活躍していたところ、小泉元総理に「一緒に戦場に行ってほしい」と誘われて経済担当の大臣として辣腕を振るいました。

はじめこの誘いに対して非常に悩んだそうなのですが、最後に脳裏に浮かんだのは大好きな谷村新司の「階」という曲の歌詞だったと語っています。以下にその一部を引用します。

♪??????????

時が来れば野を駈けても
行かなけりゃ行かなけりゃ
悔やむ気がする

あなたにはあなたには
夢を信じていてほしい
僕は今橋になる
夢を渡らせる為の橋になる

??????????♪

人生は一度きり。こんなチャンスが一度きりしかなく、時が今来たのだと感じたそうです。その後の活躍はいうまでもないのですが、自分はこの曲の偉大さを改めて感じます。

自分は谷村新司の曲をあまり多く知らず、まるっきりの素人なのですがこの曲だけは本当に大好きで、よく口ずさみます。曲調も決して明るいものではないのですが演歌でもなくフォークでもない独特の雰囲気を醸し出しているのです。

この階という曲には自分は大きくふたつのメッセージがあると考えています。一つは、竹中平蔵さんが言っているように、「人生は一度しかないのだから、ここだと言うときにはチャレンジしよう」ということ。そしてもう一つは「チャレンジしようとする人をしっかりと支えてあげなさい」という訓示です。

誰でも夢に向かって頑張って欲しい。自分が夢を目指すとき、必ずそれを支えてくれる誰かがいる。だから相手にも同じようにしてあげないさいよ。

このように理解しています。そういう意味で竹中さんは自分がチャレンジすると共に小泉さんをしっかりと支え、文字通り「階」となったのではないでしょうか。もし周りで何かに向かって頑張っている人がいるのであれば、そっと支えてあげてみてはいかがでしょうか。