忍び寄る「セルフナーバス症候群」
他人の目が気になって仕方がなくなってしまうことはありませんか?
隣の人が自分の噂をしているんじゃないかと気が気でないことはありませんか?
このように、他人の目が気になり疑心暗鬼になってしまうのが「セルフナーバス症候群」の特徴であり、焦燥感にかられ、怒りっぽい、口数が減り考え込むことが多くなり、ひどくなると寝付けない、朝早く目が覚めてしまうなどの睡眠障害も出てくる恐ろしい症候群だと初台関谷クリニックの関谷透院長はいいます。
人は誰でも他人のことに無関心ではいられないと思います。やはり他人によく思われたいし好かれたいと感じるはずです。しかし、他人の目ばかりが気になって自分のことが手につかなくなったり、身体的に支障を来すようですと、何らかの対策が必要になってきます。
では、どんな人がこの「セルフナーバス症候群」になりやすいかというと、自意識過剰な性格にもかかわらず、かといってあまり自己主張もできずに何かと不満のある30?40代の中間管理職に起こりやすいそうです。入社して大きなミスもなく順調にこなし出世をしてきた人がある壁にぶつかってしまった時に、周囲に不信感を募らせていきます。自分の評価が気になり上司からも部下からも嫌われたくないので自分を押し殺してしまうのです。
そうなると精神的に追い詰められていってしまうので、睡眠改善薬など症状に対する薬が処方されたりすることもありますが、カウンセリングが治療の中心となり、他人の目を必要以上に気にする性格を少しでも変えようと努力する気持ちを本人に持たせることが重要になってきます。
関谷院長によると、他人からどう思われようと『わが道を行く』くらいの気構えを持つことが予防・治療につながるといいます。なかなかわが道を行くことは難しいことではありますが、自分が思っているほど相手はあなたを責めたりはしていません。もしかしたら意識しすぎなのかもしれません。ストレスは多いですが大切なのは、いい意味で忘れてしまうこと。自分がこうしなきゃと反省することができれば、あとは素直に相手に自分の気持ちを伝え、常に相手に誠実であるよう努力することだ思います。
以下に、セルフナーバス症候群かどうかのチェックリストがあります。該当する項目が多い人ほどなりやすいそうなので、チェックしておきましょう。こういった精神的な項目の他にも身体的な異常が見つかったら、専門家に頼ったほうがいいかもしれません。
<セルフナーバス症候群チェックリスト>
・自意識過剰でヒソヒソ声が聞こえると、すぐ自分の噂をしていると思い込んでしまう
・仕事が生きがいで出世したくてしようがない
・趣味がなく友人が少ない
・周囲の評価が気になって自己主張できない
・どんな状況にあっても満足できず不満が多い
・自分に自信が持てない
・同僚より出世が早い
・家庭より仕事が大事だ
・自分は人一倍働いていると思う
【参考】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0903/02/news094.html
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