満員電車では一度降りようね
今年最後の仕事となった今日ですが、思いの外出社する人は多いようでいつも通りの満員電車となりました。その満員電車の中、ある10人くらいのジャージを着た男子高校生が乗り込んできました。彼らは口々に「やべー、死にそう」「つぶされる!」「苦しい!」などと盛り上がっています。なかば満員電車を楽しんでいるかのような雰囲気。
自分は少し離れていたのですが、なんとなく嫌な予感がしていました。そして、その時がやってきます。次の駅に到着しドアが開いたのですが、彼らは出入り口付近で踏ん張って完全にふさぐ形となってしまったのです。多くの人が降りたくても降りられない状態になっているにも関わらず、彼らは単に押されているだけかと勘違いしたのが、必死にこらえています。車内には次第に怒号が飛び交い始めます。「おい!一度降りろよ!」「邪魔だよ!」と相当険悪なムードになりつつも自分も降りたい一人だったのですが、縫うようにして「スミマセン」と突破しようとします。
何とか降りることはできたのですが、彼らはきっと自分たちが何かしたとは思わずに、なにかいちゃもんをつけられたくらいにしか思わないでしょう。思えば、1年ほど前に修学旅行生の一団も同じように乗客から怒鳴られていたのを思い出します。
会社について先輩にその話をすると先輩は「自分も初めて東京に来たときは、なんじゃこの電車は!?と思ったよ。なんでみんなあんなぎゅうぎゅう詰めで電車に乗っているんだと思った」といいます。地方ではあまりぎゅうぎゅう詰めの満員電車に乗ることがないんですよね。自分は毎日乗っていてこれが当たり前だと思っていたのですが、これはある意味異常な状態ということなのかもしれません。
しかし、満員電車には満員電車なりの乗り方というものがあると思います。知らないからどうしてもいいということにはならず、郷に入りては郷に従わないといけないですよね。そこで、満員電車の乗り方について以下にまとめてみたいと思います。
<満員電車の乗り方>
・出入り口付近に乗った場合は、自分が一度降りて出入り口の端に寄って下りる乗客が完全に降りてから再度乗る
・あまり大きな声で話をするのではなく、声のトーンを抑える
・食事はなるべく控える
・なるべくつり革などにつかまる
・誰かにもたれるときにはできる限り足で踏ん張って努力する
・ヘッドフォンの音漏れには注意する
満員電車はとかく乗客の気が立っているものです。ほんの些細なことで嫌な顔をされることもしょっちゅうあります。その中でお互いが気持ちよく電車に乗れるように、小さな配慮をしてあげられるといいですね。
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