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算数って本当に大きくなって使わないの?

2008/12/21 Category: 日記

酢酸

理系離れが進んで久しく、算数や理科は大嫌いという人はすごく多いんじゃないでしょうか。自分は理系なのですが、確かに社会人になってから微分や積分、イオンや力学の方程式を使うことはほとんどありません。そのようなものを専門に使うような仕事に就く場合は別ですが多くの場合は、必要はないといえるでしょう。

とある巨大掲示板のなかで、以下のコピペを見つけました。

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いとこの小学生が遊びに来た時、「テストで40℃のお湯と60℃のお湯を同じ量混ぜたら100℃のお湯になるって答えたら×になったんだけど何で?」とか聞いてきやがった。

もうアホかと思って、「それならこの部屋の気温は20℃、廊下の気温は10℃だからドア開けて空気を混ぜたら30℃になるのか?それだと夏並に暑くなるよな?」って言ってやったよ。
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この後に、いとこは「わたしバカだから・・・」と続けたそうです。掲示板の特性上この話が実話なのかどうかはあるにせよ、十分にありえそうな話だと思います。ここに理由をくっつけることは簡単でしょう。ゆとり教育のせいだとか、教師の質の低下とか・・・・
でも、一番大切なのは本人が興味を持って「なんでだろう?」と感じないことなんですよね。特に理科の場合、その疑問がないと内容を暗記してばかりではつまらなくなるばかりです。自分も学生の頃、理系科目を教える立場だったことがありますが、教える側がわかる面白さをいかに伝えるか、そしてそれを受けた生徒達がいかに面白いと感じ自分から疑問を持つか、その二つがうまく絡み合ったときに、理系の面白さ、楽しさが広がるのだと思います。

将来に役に立つか立たないかという議論をしていても仕方ありません。将来のことなど誰もわからないのです。何になるかもわからないし、自分が今後なにに興味を持つことになるかもわかりません。なので、早い段階で特定の教科を切ってしまい、方向を限定してしまうのはあまりにももったいなさ過ぎます。結果的に役に立たなくてもいいのです。社会人になって興味がもてるようになったときに、その「無駄」が礎になるのですから。


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