篤姫 第49回「明治前夜の再会」
前回の無血開城によって、とうとう長年暮らした江戸城大奥を去らなければならない日がやってきます。大奥が花で一杯になった様子は、まるでオープニングのCGにそっくりですね。この結末を始めから暗示していたのではないでしょうか。花一杯になった大奥に足を踏み入れた新政府軍はどのような気持ちだったのでしょうか。自分たちがやってきたことが正しいことでがあるとは知っていても、少し後ろめたい気分になったのではないでしょうか。そして、ここに大奥という場所が確かにあったのだということを改めて思い知らされたことと思います。
ずっと大奥にいたそれぞれの人生が、これからどのようになっていくのかは分かりませんが、普通に男性と結婚し子供をもうけ家庭を築くという幸せを感じていって欲しいですね。それは天璋院や滝山、唐橋にも言えることで自分たちの第二の人生はここから始まるのですから、幸せになって欲しいと思います。
さくっと、江戸城から去っていく場面が過ぎていってしまうのですが、天璋院にとってこのドラマ全般にわたる運命の人小松帯刀と再会を果たします。その場で小松帯刀はいまさらながら天璋院に告白を行い、もう戻れない二人であることを改めて感じるのでした。もっとはやくいおうよ、という感じではありますが、そうなったらこのドラマは成立しないですもんね。なかなか難しいです。
次回はお互いにもうないということを知りながらも、「また次回」と別れるのは本当に胸が締め付けられます。お互いのことを大切に思いながらも、仲間として最後までその立場を崩さない二人の姿を心にとどめておこうと思います。
次回はとうとう最終回。穏やかな気持ちを取り戻した天璋院をはじめとする人々、これから苦闘を続けなければならない大久保や西郷たち、進む道はそれぞれ違うけど、どのように進んでいくのかをしっかりと目に焼き付けたいと思います。
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