一瞬に伝えたいことをのせて
皆さんは、明治安田生命のコマーシャルを見たことがありますか?
数年前にCMの賞を受賞したと記憶していますが、かなりのインパクトのあるCMだったのを覚えています。
内容は、小田和正さんの「言葉にできない」にのせたCM「たったひとつのたからもの」です。ダウン症と宣告され、余命1年と診察された子供の6年間にわたるドキュメントを写真と共に流すだけというシンプルな作りのコマーシャルです。
コマーシャルは15秒という時間の中に以下に伝えたいことを盛り込むのかにかかっています。しかし、自分たち受け手から見ると初めて見るもので多くの情報を提示されても消化不良を起こしてしまいます。
なので、よいCMというのはシンプルさの中に、伝えたいことをのせているものだと思います。そういう意味で始めに紹介した明治安田生命のCMは素晴らしいと思います。
自分が好きで読んでいる作家、喜多嶋隆さんも昔はCFディレクターだったので、作風は短くわかりやすく、それでいてシンプルで人の心にずばっと来るような作品を残しています。登場する人物もそんな人生の生き方、考えをもっているのです。
シンプルにまとめ、一瞬に伝えたいことをのせること
これって、人に何かを伝える場面では共通しているんですよね。
プロフェッショナル 仕事の流儀 一瞬の美にすべてを懸ける 花火師 野村陽一の仕事 (2008/08/22) 茂木健一郎、 |
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