環境省の「黄砂キャラクター」
知り合いがいつにも増して、黄砂の被害を訴えていてあまり実感が沸かなかったのですが、かなり中国から偏西風に乗ってやってきていて、環境省でも黄砂の飛来状況がわかるようなサイトを用意していたんですね。
環境省というと何となく、お堅いイメージがあるんですが、すごくカラフルなんです。サイト自体は各地の黄砂の飛来量がわかりやすく円柱で示されていて、一目でどこに飛来しているか分かるようになっています。
このとっても役立つサイトの中に、なんか気になるキャラクターが・・・
パンダがバイクに乗っている少しシュールなイラスト、その右肩には「黄砂ライダー」の文字が。
ライダーとは、LIDAR: Light Detection And Rangingの略で、目で見ただけでは判らない黄砂と黄砂以外の粒子状物質(例えば、大気汚染物質)を区別し、リアルタイムで観測できる装置のことなんですが、そこに出てくるマスコットの名前はなんと、黄砂ライダー!!
しかも、そのキャラクターはバイクに乗ったパンダ!!
おぃおぃ、パンダって明らかにどこかの国を意識してませんか?
このキャラクターの由来について、環境省の人は、
「2月26日にこのページをリニューアルしたのですが、ライダー装置による黄砂観測情報は一般の方には少し難しいといったご意見が多く、愛称を付けようというアイディアは計画段階からありました。『かすみちゃん』といった案も出されていたのですが、しっくりくるものがなく、悩みながら『黄砂ライダー』という言葉を繰り返し唱えておりました。ある日、言葉の響きからバイクに乗ったライダー姿のパンダが、パンダ好きの担当の頭に偶然浮かび、これをそのままページのキャラクターにしようと思い付いたのが発端です」
「バイクに乗せて絵になって、キャラクターとして可愛い動物としてたまたま思い付いたものです。特段の意味はありません」
なるほど。確かにかすみちゃんではあまりピンと来ませんね。担当者が自由に決められるなんて素敵な省庁ですね。このパンダに目がないのが怖いですが、ライダーだけにバイク乗りとはなかなかユーモアセンスがあってステキだと思います。
ついでに黄砂ライダーと工藤静香を組み合わせてイベントでもやったら、いい宣伝効果になるんじゃないでしょうか。
【参考】Exciteニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091204857355.html
黄砂に吹かれて (1989/09/06) 工藤静香 |
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