なぜ産科医は患者を断るのか?
あなたはそのようなことを考えたことがありますか?
昨今、奈良県での事件のように妊婦が病院をたらいまわしにされた挙句、死産になってしまうケースを多くのメディアでは報じています。そんなメディアの中でJ-CASTが視点の変わった興味深い記事を載せているので紹介します。
なぜ、産科医は予約のない飛び込み出産を拒否しているのでしょうか。そのことを報じているメディアは実はほとんどなかったりします。物事の本質にはメスを入れずにうわべだけで報道するのは本当は避けないといけないことだと思います。両面をさらけ出して、どちらの入っていることが正しいのか、何が問題なのかを視聴者にわからせる必要があるのではないでしょうか。
奈良県のとある産科医はこう話します。
「全国的に産科医が不足していて、いま分娩を担当している先生方は、予約のある救急患者を24時間ぶっ通しで診療しているようなもの。そこへ何の情報もない妊婦が運ばれてきたら、もうパニックですよ」
これでは、緊急の患者を受け入れることは厳しいでしょう。
また、とある神奈川県の病院では、以下の状況のようです。
「1?4月に来た飛び込み出産の妊婦8人のうち、出産費用を払ったのはわずか2人しかいなかった。なかには生まれた赤ちゃんをおいていってしまった女性もいたという」
このことを知っても、一方的に産科医のせいにすることで問題が解決するのでしょうか。
いま一度、根本的な問題解決とは何なのか我々も考えないといけないのではないでしょうか。
【参考】J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2007/08/31010860.html
◆関連する記事◆