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投資信託のウソって?

2007/10/07 Category: ビジネス

今、投資信託の残高が急増しています。マネー雑誌を読んでみると色々なところに今が買いだという投資信託の一覧が載っているなど、まさに大ブームといえるでしょう。

そんななか、ゲンダイネットでは警告を発しています。
どんな商品も、必ずリスクはあるもの。それを自戒を込めて引用してみたいと思います。

●分散投資なので安全性が高い
投信は株式、債券、不動産など投資対象を分けて運用するので、たしかに株式のように倒産してすべて紙切れということは少ない。しかし、リスクは結構大きいのだ。

外国株式や為替商品などを組み込んだ投信なら、為替変動の波をもろにかぶるし、ヘッジファンドの動きひとつで大きな損失が出ることもある。

●プロが運用するのだから有利
ファンドマネジャーといっても、多くは雇われサラリーマンだ。情報収集はネット、企業取材はアンケートやリポート、銘柄選択も証券会社に言われるままという“にわかプロ”がゴロゴロ。職人芸のような本物のプロもいるが、顧客は自分の投信がどんなファンドマネジャーに運用されているのかわからない。プロだから有利ということはない。

●いま人気の商品です
さすがに「必ず値上がりします」とは言えなくなったが、「いま人気でみんな買ってる」と言われれば、じゃあいい商品なんだなと思ってしまう。錯覚を狙った違法スレスレの営業トークで、実際は金融会社にとって手数料収入が大きい商品でしかない。

●分配型なので年金生活に余裕ができます
毎月とか半年ごとに決まった額の配当金が入る分配型投信は、何だか年金が増えるようで大人気だが、決してお得な投信ではない。

「分配型はそれだけの運用益が出てなくても決まった額を払うわけで、こんなことが可能なのは元本を食って配当されているから。毎月分配金をもらって喜んでいたら、償還時に元本を大きく割り込んでいたということも起こります。また、分配金には税金もかかります。トータルで見れば、分配を受けずに運用益を積み上げていくのが一番有利です」(ファイナンシャルプランナー)

●セット販売の高金利
投信と外貨預金、定期預金などをセットにし、預金の高金利を売り物にする販売キャンペーンが盛んだ。しかし、年利5%の特別金利といっても、実際は3カ月定期で、以降は通常金利。仮に50万円を1年預けても手取り利息は6000円弱。セットで投信を100万円買うと、投信の手数料で赤字になってしまう。

●基準価格が安いのでいまがチャンス
「みな同じ水準まで値上がりするなら、基準価格が低いほうがキャピタルゲイン(値上がり益)は大きくなります。でも、それほど上がらないどころか、値下がりして損することもある。2つの会社の株価を比べて、『こっちの株のほうが安いから有利』というぐらいナンセンスです」(荻原博子氏)

この中で自分が激しく同意できるのが、分配型のパターン。確かに、毎月決まった金額が配当として振り込まれるので、すごくお得になったような気分だ。この手の商品も数多く出回っている。

人間の心理学的にも、今確実にもらえるものというのは魅力的に感じるらしいが、それがもともとも目的なのであれば、別な手段を講じるべきだと思う。

複利で運用する方が、資産形成には確実に有利なことは自明だ。

プロに任せているだけでなく、自分自身の金融知識を高める必要がある。

【出展】ゲンダイネット
http://news.livedoor.com/article/detail/3335464/




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