水は有限な資源です
先週の週刊ダイヤモンドに恐ろしい記事が書かれています。それは水についてです。
地球上にある水のうち、人間が飲むことのできる水は約2.5%しかありません。さらにそのうち、氷河になってしまっている1.8%を除くと、約0.7%しか飲むことができないのです。
中東では、海水を汲み上げて石油で淡水化しているといいます。そこまでして必要なものなのです。
自分たちは、かなり水に恵まれていると思いがちですが実はそうではないと、記事では警告しています。それは、間接的に輸入しているに過ぎないからです。
利用できる0.7%の水のうち、3分の2以上は農業用水として世界で使用されています。そこで水を大量に消費した食物を日本は輸入しているので、水不足にはならないのです。
例えば、
・牛丼1杯: 1890リットル
・チーズバーガー: 1050リットル
・フライドポテト: 25リットル
という風に、1つ作るのに大量の水を消費します。この原料を作っている国々で農業用水が必要なのです。
2050年くらいまでに世界人口は90億人になると言われていて、そのうち70億人が深刻な水不足になると言われているんです。
水は有限な資源なんです。バイオエタノールを精製するためにトウモロコシや大豆を作るのもいいですが、それによって多くの有限な水を消費することにもなってしまいます。
今こそ、海水の淡水化事業を国レベルで本格的に実施し、世界で広めていくことが大切だと思います。
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